活動データ
タイム
41:54
距離
52.6km
のぼり
4616m
くだり
4871m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る北アルプスを縦走。 実は昨年、このコースに近いルートを歩く!、、、、、筈だったが、、、、、 低気圧の影響でやむなく太郎平小屋にて敢え無く下山となった。 今年はリベンジ!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ 折立〜雲の平〜水晶岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜双六岳〜笠ヶ岳〜笠新道登山口 このルートを5日間で歩く。 *1日目 まずまずのお天気の中スタート! 樹林帯を抜けると有峰湖、そして富山湾が見え写真を撮りながら歩く。 太郎平小屋に到着時には曇り空になってきたが、昨年の土砂降りの雨模様を思い出すと贅沢を言っていられない。 そのまま薬師沢小屋へと向かう。 太郎平小屋からの降りの光景は静かな空間が広がり、薄っすらと色づき始めた樹木に秋の気配を感じた。 沢を幾つか渡りトリカブトの群生を楽しんでいたが、少しではあるが降り始めた雨に昨年の雨の為に下山した記憶が蘇る。 幸い雨は一時的なものであった。 薬師沢小屋に到着する。 流石に薬師沢小屋まで来る方々は登山客では無く登山者ばかりで、小屋の中でもスマートに動く。其々が色々な経験を重ねながらマナーを身に付けたのだろう! 夕食の時間では其々のルートを楽しみながら話し、そして聞く。 薬師沢小屋での穏やかな時間が過ぎ、1日目終了! *2日目 薬師沢小屋名物?の吊り橋からスタート! ハシゴ有り・つるつるの岩場有り・急登の連続 出だしから苦行である。 木道末端から視界が開けて、真っ青な空が広がってきた。 アラスカ庭園、奥日本庭園、そして祖母岳山頂であるアルプス庭園と進む。 広がる青空と薬師岳や黒部五郎岳、本日の最終目的地である水晶岳が雄大な姿を見せてくれた。 スイス庭園からは高天原周辺を見下ろせ、いつかは行きたい!と思えてならない景色が広がっている。温泉に入ってのんびりと出来る山行も悪くないもの。 今回の山行のメインであった雲の平は最高の瞬間を何度も心に刻ませてくれて、歩ききった。 きっと去年、涙を堪えながら下山せざるを得ない状況だったのをお天気の神様が見ていて、気の毒だと思い快晴の中を歩かせてくれたのだろう!(注*勝手な想像である) 一年待って本当に良かった! 祖父岳を越え水晶小屋へ ザックを小屋にデポして水晶岳へ向かう。 岩場やハシゴもあるが気を抜かず山頂へ! 今日歩いてきた雲の平が一望できる位置に立っている。 百名山の山頂で憧れていた雲の平を臨むことが出来る。 なんて最高の瞬間だろうか! *3日目 今回の山行中で日の出を見ることが出来たのが、この日のみだった。 槍ヶ岳や遠くには富士山までくっきりと見え、空と山々が紅く染まった時を楽しんだ。 ワリモ岳、鷲羽岳を歩き三俣山荘で水を頂く。 三俣蓮華岳では三県の境を確認したかったが、残念ながら見つからず。 双六岳へ向かいながら、どんどん槍ヶ岳へと近づくと実感をする。穂高連峰も綺麗な佇まいを見せてくれ自然の創作能力の高さに驚きを感じて魅入ってしまった。 双六岳〜双六小屋へと向かう降りは思いの外、脚にダメージを与えてくれた。 あと2日、頑張って!と脚に言い聞かせて歩く。 双六小屋に到着してザックをデポしてから樅沢岳へと向かう。 槍ヶ岳へと1番近い位置に行ったのだが、槍ヶ岳の天辺が雲に隠れてしまった。 これだけ快晴続きで来たのだから多少は仕方がない。 それにしても! 双六小屋の外で頂いた「生ビール」の美味しかったこと! 頑張って歩いたご褒美に大満足! ……しかし……… 台風が近づいてきていた。 夜、カタカタと風が強くなって雨が降り始めた。 *4日目 目がさめると、やはり雨の音が聞こえる。 台風の影響で降っているらしい。 今まで雨らしい雨も降らず、しかも快晴の中で歩き続けた2日目と3日目を贅沢な時間と思えば諦めも付く。 小雨の中をスタートするが、暫くすると雨は止んでいた。 ごく偶に薄日が差してきたりしたが、眺望を臨む事は出来なかった。 その代わりと言っては何だが、ライチョウの親子に出会うことが出来た。 必死にお母さんライチョウに追いつこうとする赤ちゃんライチョウの可愛いこと💕 山を歩いていると何処にご褒美が転がっているか分からないものだ。 秩父平の雄大な光景はお気に入りのひとつになる位に非日常的なものであった。 きっとお花の季節には美しく咲き乱れているのではないのだろうか。 同じルートでも季節を少し替えると違う光景が目に入ってくるとは、山とは正に生き物だ。 笠ヶ岳迄の長い稜線を眺望を楽しみながら歩く事も今回の山行で夢に描いていたが、残念ながら此方は次回に持ち越し! 笠ヶ岳山荘でザックをデポして笠ヶ岳の山頂へ向かう。 山行中、曇り空続きだったが山頂へ向かう時には日差しが射してきた。 山頂にも日差しが射していたが此処でも眺望は臨むことが出来なかった。 そして下山後には恒例のビール! 日差しの中で笠ヶ岳を眺めながらご褒美ビールを飲んで、山行最後の夜を迎えた。 *5日目 ヘッドライトを点灯させ笠ヶ岳山荘を出発! 朝ごはんの代わりに夜の内にお弁当にして頂いた。 出来れば笠新道に入る前に日の出を見たいと思っていたが、曇り空の為に真っ白な朝を迎える事となった。 杓子平へと向かう降りでは若干、眺望が開けてきて槍ヶ岳が薄っすら見え楽しませてくれる。 小槍まで見え鷲羽岳や三俣蓮華岳から見えた槍ヶ岳とは違った角度から見ることが出来た。 その後の笠新道登山口迄の降りは、正に苦行其の物だった。 5日間の疲労・ザックの重量等がのしかかってくる。 口数が少なくなり、いや!全くの無言。 そんな時間に耐えながら下山。 何とか笠新道登山口迄降り切り、新穂高ロープウェイ迄の道をのんびりと歩く。 やっと5日振りにお風呂に入れる〜〜〜! ……日帰り入浴施設はお休みであった(´༎ຶོρ༎ຶོ`) *まとめ* 何とも哀しい結末ではあるが、 哀しさ以上に素晴らしい景色と青空の中を歩く事が出来た今回の山行こそがこの先、思い出として残っていくのだろう!
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