活動データ
タイム
13:03
距離
20.1km
のぼり
1974m
くだり
608m
活動詳細
すべて見る登山を始めてまだそれほどスキルのないまま雨の槍ヶ岳を目指したのが4年前。 ろくに予習もせず、新穂高温泉口のスタートからの雨。沢は増水して渡るのも怖いくらい。 なんとか槍平小屋までたどり着いたが、体温もさがり、ヘタレな私はリタイアを懇願して(キレたとも言う)他のメンバーと一緒に下山。苦い思い出でしかない。わずかに撮った数枚の写真を見返すこともほとんどなかった。 あれから4年。 少しは体力と経験を積むことができただろうか。 今回は上高地からテント泊で殺生ヒュッテを目指すという長い行程。 登山を始めてから、上高地はずっと憧れていた場所。ようやく来ることができてテンションも上がる。 ビジターセンター〜明神〜徳沢〜横尾までのフラットな道のりは、上がったテンションのせいか、よくわからないアドレナリンのせいか、あっという間にたどり着いた気がした。澄んだ川も森の緑も何もかもが美しい。 横尾から槍沢小屋に向かう道のりは少しずつ高度が上がり始める。 それでもまだまだ元気。槍沢小屋で腹ごしらえ。日も高くなり暑い。 ここからが本番。暑さと続く登り道で少しずつバテてくる。 今回は仲間4人で来たが、テント場の確保も不安だったので、テント場の確保は健脚の二人に任せて、私はもう一人の乙女男子(笑)とバテないペースでゆっくり登ることにした。 急登こそないが、地味に日向をずっと登る。小さな目標を立てて、それに向かって足を前に出す。 こまめに休憩をとるが、暑さと疲れで食べ物は喉を通らない。こんなとき、持ってきていた塩キュウリが美味しい。 高度が上がる頃、少しずつ雲が出てきた。 そろそろやりの穂先が見えるかなぁと思いながら、足をすすめる。 最後の水場で水を飲むも、「坊主岩小屋」で水分補給すればいいや〜と安易に考えていたら大間違い!坊主岩小屋なんて小屋はない(笑)石室でした…。 ちょうどその辺りで、ガスに覆われたやりの穂先が姿を見せる。 そのふもとにあるのが今日の幕営地、殺生ヒュッテである。見えているのになかなか近づかない。ここからの最後の登り、キツかったなぁ。 到着すると、先発隊がすでにテントを張っていてくれた。疲れすぎていて、ログを終了するのをしばらく忘れていた… 実際に到着したのは15時半くらい。 約10時間かかってしまった。完全にコースタイムオーバーだ。 疲労困憊に加えて、穂先はガスっているので、アタックは翌朝にするとこにした。 せっかく仲間が揃って来れたんだし、ご飯食べて、晩酌…なんて思ったのに、疲れすぎていて座っていられない。再び夜に星空を見る約束をして早々に解散。シュラフに潜り込む。 夜中0時過ぎ。夕方に広がっていた雲はすっかり晴れて、満天の星空!!!目が慣れてくると空一面ビッシリの星!天の川も見える。 こんなことなら無理してでも一眼と三脚を持ってくるんだった…と思ったけど、今回の行程ではその負荷はやはりしんどい。 やりの穂先アタックは、早朝4時出発で向かうので、もう少し寝る。朝方は少し寒かったがよく寝た。 …2日目に続く…
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