活動データ
タイム
04:25
距離
7.0km
のぼり
682m
くだり
681m
活動詳細
すべて見る登山も120回に近づいてきたというのに、よーく考えてみると福井県の山は初めてだということに気づきました(^_^;) ☆☆☆祝!初福井ぃー!☆☆☆ 八ヶ峰は若丹国境尾根にある…すなわち現在も福井県と京都府の県境に位置する山です。ただYAMAPでは北陸のカテゴリーに入ってますし、今回は福井の山ってことにしておきましょー!(^^) それにしてもこれだけ山に登って今更初福井とは…(^_^;) 調べてみると登山で行った都道府県は、近畿二府四県(大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県、兵庫県)、岐阜県、三重県、岡山県、鳥取県、徳島県、愛媛県、大分県、そして福井県…よくもまあこんなに狭い範囲で、たくさん登ったなあ、と我ながら感心。 八ヶ峰は丹波高地に位置し、若丹国境尾根の一部にあたります。丹波、丹後、山城、近江、若狭、越前、加賀、能登の八ヶ国が望めるというのがその名の由来らしい。 きっと素晴らしい展望に違いない! 福井県大飯郡おおい町と京都府南丹市に所在し…ん?んん??南丹市??? 南丹市といえば、私の好きな山の一つである北摂山系最高峰の深山に登った時、登り口は南丹市だったよーな…大阪寄りの市だと思ってたんですが、福井県と接してるの!? 自分の住んでいる都道府県の地理はおおよそ把握していても、意外と隣県の地理はわからないもの。というわけで南丹市を地図で調べてみると…わお!大きい!京都府の南西から北東にかけて、京都府の横幅一杯一杯、端から端まで南丹市じゃん!南丹市だけで接している他府県が、大阪府、兵庫県、福井県、滋賀県と4つも!?これだけでも南丹市の広さがわかっていただけると思います。 さてさて八ヶ峰ですが登山道は豊富です。主だったところは京都府側の美山町知見から、福井県側の名田庄堂本から、同じく名田庄染ヶ谷から、県境の五波峠からの4つになります。 せっかく北陸カテゴリーなんですから福井県側から登りましょう!染ヶ谷の八ヶ峰家族旅行村から山頂を目指すことにします。このルートは美山からのルートと並んで、八ヶ峰のメインルートともいえる人気のコースですね(^^) 駐車場は家族旅行村の手前、全天候型のグランドのところに駐車場の指示標示がありますので、標示に従って右折します。コンクリと砂利のガッタガタの道を本少し上ると、左手に登山者用駐車場があります。駐車場といっても4〜5台が精一杯?道向かいは止めていいのかわからないですが、2〜3台は止められそうです。 5:50着。余裕の一番乗りー!*\(^o^)/* 準備をしていると雨が…一時的に結構降ったんですが、青空もそこかしこに見えているし、準備をしているうちに止むでしょう。 6:20出発です(^-^)/雨も上がりました! まずは車で上がってきたコンクリの林道を、そのまま九十九折に上がって行きます。雲が少しずつ晴れて、青空が広がってきました(^^) 10分ほど上ると左に登山道の標示があるので、そこから山に入ります。気持ちのよい杉林の中をのんびりと登っていく。 太陽が昇ってくると、さすがに暑くなってきました。汗が噴き出す。おや?また無風!?伊吹山や蒜山の悪夢が蘇るなー。。。 少し傾斜がきつくなってくると、ほどなく林道に突き当たります。山に入ってからおよそ15分ほど。 林道をほんの少しだけ左に進んだ右手に登山道の取り付きがあります。そこから再入山。 ここからは尾根道をひたすら上っていきます。本当に曲がることなく、ずーっと先まで真っ直ぐに坂道が続いている。 日記には何度となく書いてますが、こういうベタベタに整地された中斜面がとてつもなく苦手なんです(>_<)理由はわかりませんが、進まないし、上らないし、重いし、しんどいし、、、とにかく苦手なんですよねー。。。 でも尾根に出たらかなり勢いのある風が、南東斜面の下から吹き上がってくる!その風が本当に気持ちいいんです!(^^) 涼しくて、ドライで、混じりっけのない澄んだ風…吹き上がってくる方向に正対して、全身で風を浴びる。思いっきり深呼吸! この風が断続的に吹くんですね。ザァーっと10秒くらい吹き抜けて、しばらく止む。するとまた斜面の下からザワザワと木々を揺らしながら風が近づいてきて、ザァーっと吹き抜ける。その繰り返し。 ところが地形の関係でしょうか?風の通り道があるみたいなんですね。風が来たぁ!と思ったら手前でぐぅーっと曲がって前方を吹き抜けたり、徐々に逸れて行って後ろを吹き抜けたり… 以前から山歩きの際、風の音を聞くのは一つの楽しみでした。遠くの木々がサワサワと揺れる。立ち止まって耳をすます。風が近づいてきた!穏やかな優しい風やな。ゆっくり近づいてきた。もうすぐそこ!来た、来た、来たぁ!サァーーー…気持ちいいー!…みたいな感じで楽しむんです。 ところがこの尾根に吹き上げる風は曲がったり、逸れたり、なかなか手強いんですよ。せっかくの気持ちのいい風を浴びれないなんて悔しいので、先回りして待ち伏せしてやろーかと思い立ちました(^^) 斜面下の木々がザワザワと揺れ出したら、立ち止まって集中して耳をすます。近づいて来るにしたがって、おー!上かぁー!尾根道を走って登って、ここか!?立ち止まって、、、ザァーー、、、気持ちいいー!(^。^) 時には、おや?、、、後ろー!?なんてことも(^_^;)せっかく登った坂道をダァーっと駆け下りて風を待ち伏せ。ザァーー、、、気持ちいいー!(^。^) ね、バカでしょ?(^^;; そんなこんなで尾根を上り詰めると、稜線沿いの登山道に突き当たります。五波峠から上ってくる登山道です。この道を山頂方面、右に進んでいきます。 少し上ったら、穏やかな下り。フラットな道を進んだら、山頂に向けて最後のひと登り! 出発してからおよそ1時間40分。8時に無事八ヶ峰山頂に到着です*\(^o^)/* 山頂は松に囲まれた小広場で、特に東側の展望が素晴らしい!丹波高地や野坂山地の山々が雄大な姿を見せてくれます。少し南の方は朽木山地や比良の山々でしょうか?北側に目を転じると…海です!海が見えます!日本海、若狭湾ですね。海岸線の出入りや、海に浮かぶ小島も見えますね(^^) この夏は天気がよくても、湿気が高く空気中の水分のせいで景色が霞むことが多かった。久しぶりに澄んだ空気で、遠くまで抜けるような素晴らしい展望に出会うことができました( ´ ▽ ` )ノ そして山頂の風がまた清々しくて気持ちいい!今日は風に救われた一日ですね☆ まだ8時ですしあまりお腹も空いてないので、ゆっくり景色を堪能したら下山することにします。下山中、お腹が空いたら、どこか適当な場所で食事することにしましょう。 少し距離も歩きたかったので、下りは後半林道を使って下ってみようと思います。 まずは堂本方面に向かって下りるルートをとります。 難しい急斜面などは全くありませんが、足元がよく滑るので注意です。それと倒木や折れ枝が多くて、少々歩きづらい場面もあります。 山頂から40分ほど下ったところに疎林の広場がありました。案内板を見ると、森林レクリエーションゾーンこもれび広場というらしいです。美しい森の中、清々しい風とまさに木漏れ日に包まれながら、今日はここで昼食にします。昼食といってもまだ9時ですが…(^_^;) 美しい森でゆっくり食事。聞こえるのは風の音と蝉の声。人の気配は全くありません。 そういえば山頂で男女一組と会っただけで、上り下りとも道中では誰にも会いませんでした。こんなにいい山なのに人気ないのかな?…ちょっと時間が早かったからかもしれないですね。 昼食後は広々としたよく整備された道をゆっくりと下ります。およそ10分ほどで林道に突き当たります。林道を家族旅行村方面、右へ。 ここからは林道歩き。林道はつまらないかと思いきや、登山道では会えなかった花に出会ったり、思いもかけず滝があったりで、なかなか楽しかったです(^^) 林道を35分ほど下ったら、朝林道を渡った登山道との合流地点に出ます。ここからはほんの少しですが登山道を歩きましょう!…といっても5分でまた林道。ここからはコンクリ道です。10分ほど下ったら無事下山です*\(^o^)/* お疲れ様でしたー!…と思ったら、駐車場にあったのは私の車1台だけ。えー!?こんなに天気のいい日曜日の、こんなに素晴らしい山に誰も来ないのー!?京都府側の美山から入る人の方が多いのかな… 初めての福井の山、八ヶ峰は美しい森、澄んだ空気、清々しい風、雄大な展望に囲まれた素敵な山でした。歩行距離的にも、累積標高的にも、少し物足りないような印象はありますが、のんびりゆっくり山を楽しみたい方にはピッタリの山かもしれません。 遠いからと敬遠せずに、これからはどんどん福井の山にも登っていきたいと思います(^-^)/ 今日の下山即温泉は、登山口から車で1時間強、南丹市日吉町のスプリングスひよしにお邪魔しました。キャンプ場なんかもある複合施設です。 露天のうたた寝湯が気持ちよすぎて、ガチで普通に寝てしまった…(^_^;) そして地元ラーメンは亀岡市のたかばしラーメン。 京都ラーメンの老舗、第一旭の味を受け継ぐたかばしラーメンのスープは豚骨清湯に醤油。 このスープが私にとっては少し塩辛かった(>_<)まろやかでコクがあって深い味わいの醤油スープが好きなんですよ。キレの醤油はちょっと苦手です。 新福菜館のスープは好みだったけど、麺が好みじゃなかったんですよ!ラーメンって難しいですね。 ということで私の京都ラーメン最高峰は、木屋町の大豊ラーメンなのです(^^)これはホント好き! さあ、これからが登山には最高の季節です! 連休には残り一つの忘れ物、未だ未踏の大普賢岳に行こうかと思ってます。秋が深まったら砥峰高原にも行ってみたい!涼しくなったら荒島岳はどーかな?なんて。 まだまだ登りたい山は無限にあります。みなさん、今年の登山適期もたくさん楽しみましょう!☆
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