活動データ
タイム
13:47
距離
25.7km
のぼり
2421m
くだり
2420m
活動詳細
すべて見る(今週は出張で更新が遅くなりました) 日曜は桐生にいる弟を訪問する予定が入り、前日は台風が来る前で天気も良さそうなので、近くでハイキングを画策。初夏の頃狙っていた足尾の銀山平から庚申山、鋸岳を経て百名山の皇海山に至るクラシックルートに行ってみることに。このルートは江戸時代、皇海山へ庚申山、鋸岳を経て至る三山駆けという信仰登山ルートであったことと、帰りの六林班峠経由の下山ルートも含めると百名山の深Q氏が辿ったルートでもあります。 銀山平ー庚申山荘 銀山平の国民宿舎かじか荘から朝の4時過ぎにスタート。林道歩きで1時間、一の鳥居から登山道に入ったあたりで夜明けという計算。でも沢沿いに登っていくので薄暗かったです。いくつかの奇岩もあるようでしたが明瞭には分からない所も。まあ帰りに見ればいいとその時は思ったのですが、いつものようにそんな余裕は帰りには無くw 2時間くらいで庚申山荘到着です。庚申山荘前のベンチで一休みです。 庚申山荘ー鋸岳 ちょっとした鎖場、梯子がある急登を経た後になだらかな尾根を登ると庚申山に到着です。ここから鋸岳までの鋸尾根は、鋸十一峰と呼ばれるピークが連続する。(庚申山、御岳山、駒掛山、浮雲山、地蔵岳、薬師岳、白山、蔵王岳、熊野岳、剣ノ山、鋸山)白山くらいまでは樹林帯と笹藪のアップダウンを進み、蔵王岳あたりが鎖、梯子が出てきて一気に険しくなる。天気が良い時はいいが、ガスったりするとルートを外す恐れがあると感じた。その時は変な崖の上とかに出てしまいそう。。。今日は逆に皇海山、日光白根山、男体山などの眺望を楽しめましたが、鋸岳あたりでは強い日差しで暑かったです。ここまでトレランの方1名に抜かれたのみでした。 鋸岳ー皇海山ー鋸岳 一旦不動のコルまで下りますが、下り始めが急でロープを頼りに下ります。不動のコルまで行くと皇海橋からのルートと重なりますので急に登山客が増えます。皇海山まで登り返し、途中足場が悪く急なところもあり、樹林帯なので修行ですw奉納された鉄塔が見えるとすぐに山頂になりますが、狭く、眺望もなく、噂通りとても地味です。それでも百名山、それなりに達成感があります。一休みしてからまた鋸岳に戻ります。暑かったです。 鋸岳ー六林班峠ー庚申山荘 鋸岳から六林班峠、そして庚申山荘へは強烈な藪漕ぎがあるということで有名です。百聞は一見に如かずということで体験してみましたが、想像以上でした。特に女山の手前は背より藪が高く、足元には倒木、段差が沢山で確認しながら進まないと危ないです。一回派手にコケてしまい、その拍子に足がつってもがいてばかりで立てなくなり、ヌタ場での猪のような状態になってしまいましたw六林班峠まで行くとそれ程笹も高くないですが、所々、茂っているとことがあり、スピードが出せません。六林班峠からはずーっとトラバース路で枯れ沢を合わせて10以上の徒渉をしたと思います。トラバースの谷側は基本的に崖で、高巻くところは高度感があるので、気が抜けません。それほど高くないですがやはり笹の中を徐々にトラバースで高度を落としていく感じです。あまりにも長くて誰にも会わず、笹の中から妖精が現れる様な錯覚を覚えました。自然林の笹の中から、杉の植林になり、いよいよ山荘は近いと感じました。山荘に到着して最後の一休みです。 庚申山荘ー銀山平 朝薄暗い時に登ってきた径を下って行きます。途中奇岩や沢沿いの落ち着いた径を気持ちよく下りて行き一の鳥居に到着。ここから砂利道の林道を進み、銀山平に到着、本日の山行は完了。銀山平の国民宿舎かじか荘でお湯を頂こうとしたら、この日は6時までとのことで、間に合いませんでした。泣。 何はともあれお疲れ様でした!とりあえず、このルートですと皇海山まではもういいかな。鋸岳までは結構楽しめますので、庚申山荘に泊まって、中倉山の孤高のブナを絡めてのんびりとかもいいかもしれません。またツツジの季節は袈裟丸山なども機会があれば行ってみたいと思いました。
動画
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