ありがとう富士山

目覚めは午前３時。それでも９時間は寝てる。立ち上がれないほどに狭いスペースで、ザックの中身を整理して、２度目のご来光の準備を進める。 今朝は八合目からの眺めを楽しむ。目の前には、雲海ではなく、周囲の山々が雲の切れ間から顔を出してた。その上から出ました、綺麗な日の出。今夏は天候が悪く、あまりいいご来光が見れなかったんだとか。２日続けて、素晴らしいご来光が見れるなんて、ラッキーだ。 そして、いよいよ下山。澄んだ青空の下、初日に見られなかった周りの景色を見渡せる。「こんなすごい所にいたのか」と、つくづく思う。ズルズルと滑りながら下山道を進むと、一気に暑さが増して、Tシャツ１枚に。行程にはほぼなかった緑の木陰もうれしかった。 ２時間ちょっとで下山。スバルライン５合目にいくつかある土産屋に立ち寄ったりして、出発までの時間をつぶした。 目標だった富士山。雨の中での長時間の登行、酸素の薄さ、高山病対策、雲海からのご来光、狭い山小屋。思っていた以上にキツかったけど、多くの経験を積むことができた。ありがとう、富士山。 ただ、目標を達成し、燃え尽き症候群となっている相方が心配。「山は引退」とか言ってる。