活動データ
タイム
28:03
距離
12.4km
のぼり
1563m
くだり
1573m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るいよいよ日本最高峰へ。 富士山の最高峰である剣ヶ峰の標高は3,776mです。 この標高になると空気が薄くなり、富士登山最大の難関である高山病に注意しなければいけません。 また夏でも山頂付近の気温は低く、体調を崩しやすくなります。 今回は日本で一番標高の高い山、富士山に登ります。 私たちは今まで2,500m付近で、空気の薄さを感じていました。 富士山はその標高をはるかに超える山ですので、やはり高山病が一番心配です。 もし高山病になってしまったら、無理せず下山しようと話し合いチャレンジすることにしました。 富士山の開山期間は短いです。 山小屋も8月末で閉まる所もあります。 そんな世界遺産の山、日本一標高の高い山、日本百名山の山に、たくさんの登山者が山頂を目指して登ります。 となると、やはり混雑してしまい、自分たちのペースで登れないことが心配でした。 ところが今回、山頂まで少し遠回りですが比較的空いてるというルートを知り、富士山に登る決意をしました。 今回登るルートは静岡県側の富士宮口がスタートです。 シーズン中はマイカー規制になっていますので、麓の水ヶ塚公園でシャトルバスに乗り換えます。 バスに乗って30分ほどで富士宮口五合目に到着しますので、高度順応のためにしばらく休憩します。 いよいよ登山開始です。 スタートは富士宮ルートで登っていきますが、六合目より御殿場ルートに移動するため、トラバースしていきます。 このルートは現在の天皇陛下(今上天皇)が皇太子殿下の時に、富士登山で使われた道ということで「プリンスルート」と名付けられています。 富士宮ルート六合目から、御殿場ルート六合目までトラバースするため、高度順応するには良いルートだと思います。 しかし横移動のために、遠回りになるので日帰りは健脚でないと厳しいかもしれません。 私たちは御殿場ルート七合四勺にある「わらじ館」で宿泊することにしました。 わらじ館は小さな山小屋ですが、皆さんとても親切でした。 私たちが小屋に到着した時、頭痛がしていたので体内の酸素濃度を測って登山者のケアに心がけてくださりました。 また就寝スペースも比較的ゆったりしており、男女の寝る場所にも気遣われていました。 とても心温まる山小屋だと思います。 次の朝、いよいよ山頂に向けてアタックです。 しかし昨日からの強風が続いています。 一応、予報は晴れ。登山指数はオールA。 注意して山頂を目指すことにしました。 富士山の気候は目まぐるしく変わります。 快晴の中、登れることは難しいと思っていました。 やはり途中で雲に覆われることになります。 このことで一番辛かったのが、山頂が見えなくなったことです。 どこまで登ればいいのか分からなくて、延々と山を登っている感覚になりました。 強風と薄い空気のため、かなり体力を奪われました。 先の見えない登りに、撤退の気持ちも芽生えました。 ですが「もうちょっと頑張ろう」と言いながら登りました。 この気持ちは山頂に着いた時に、頑張ってよかったと思える糧になります。 ようやく到着した浅間大社奥宮。 富士山の神様にお参りです。 最高点である剣ヶ峰は強風のため諦めました。 今まで眺めていた富士山の頂上にいるという実感。 登れて本当に良かったと思います。 今回の富士登山は強風でしたが、恵まれた登山になったと思います。 一生忘れられない思い出になると思います。
動画
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