「死」を感じた 鳳凰三山(韮沢to韮沢)

2019.09.01(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間
休憩時間
44
距離
44.9 km
のぼり / くだり
4022 / 4029 m

活動詳細

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【想定ルート】 韮崎駅-青木鉱泉-鳳凰三山-苺平-千頭星山-甘利山-韮崎駅 【クラシックルート登山道】 前回、青木鉱泉までのクラシックルート林道は確認したので、ショートカットコースの登山道を確認したい。 行ってみたものの荒れてるのは想定していたが、リボンもなく迷子になり、道なき斜面を登ることに… 軽目の遭難です。 ショートカットのはずが、 前回より遅い。 正規ルートが分からないため、 下からトレースが難しいので、 上からトレースして確認が必要だな。 また、蛭の巣に迷い込んでしまい、 デコピンで各個撃破し、 ロードに出たところで再度確認。 靴の中にも入られてた。 幸い吸われずに済んで良かった〜 ※新しく林道を作る工事で、 川沿いのクラシックルート林道入口の一部が埋め尽くされていた(写真参照) 水消費:1L 【青木鉱泉から稜線】 青木鉱泉のお兄さんと談笑。 今年は雨が多く、 久しぶりの晴天だそうだ。 今年3回鳳凰三山行ったが、 全部晴れている。 晴れ男? 水消費:1L 【縦走】 甘利山抜けがどんなもんか分からんし迷子で時間稼げなかったから、今回も地蔵岳はパス。 雲多めだが、ときおり晴れる。 風が強く、走ってるときに、 空中で風吹くと身体がスライドするくらいの風に煽られる。 登山者は一組しかいなかった。 青木鉱泉でも、人少なめ。 南御室小屋でベンチでビール飲んでる二人組の男性と談笑。 時間の使い方が贅沢だ! オレもビール飲みたい。 水消費:500mL 【千頭星山までマジで危ない】 苺平からハイマツ帯を下る。 そして順方向の根っこで滑りまくる。危ないし、急斜面で細い。 大崩壊地が更に危ない。 崩壊沿いに下りてくが、 道が崩壊してなくなってる…怖っ。 写真撮ってる場合じゃないな… 道が崩壊してるが、エスケープルートなんてない。 急斜面を、ウロウロしながら、リボンを探す。 かき分けて道に復帰を繰り返す。 「こんなんなら夜叉神峠のほうがマシ」 と後悔。 大ナジカ峠で一休み。 ここでHAGLOFSのレインジャケットが無いことに気が付く… 戻る気力なく取りには行けない… 【死】 つづく千頭星山の登りがエグ過ぎる直登。 ルートも曖昧で不安で仕方ない。 そして、最後山頂に向うルートで恐れてたミスをしてしまう。 崩落してるところを挟んで、正規ルートの反対の尾根を登ってしまっていた。 戻るに戻れないところまで登ってしまっており、 下るのも危険。 上で合流してるところまで垂直に見える岩場をよじ登る。 なるべく登りやすそうな所を選んで登っていた時、掴んだ岩(上半身位の岩)がボロっと落ちた。 正面直撃じゃなくてよかった… 空中に張り出した丸太をよじ登った時は生きた心地しなかった… これ落ちたら、さようならだよな… 何度も確かめてからよじ登った。 今まで山であった危険のなかで、 群を抜いて、「死」に直結する場面が多数あるルートでした。 アルプス舐めててました。 ごめんなさい。 【甘利山までのトレイル】 千頭星山山頂を越えるとトレイルがちゃんと整備され、景色ものどかで高原にでも来たかのようだ。 甘利山周辺は観光地並に整備されてるレベル。 さっきまでの過酷さとのギャップが凄すぎて、逆に腹立たしく感じる。 水消費:1L 【韮崎駅へ】 トレイルが終わりグーグルマップで確認。 韮崎駅までの距離7km。 駐車場に人がいたので、ヒッチハイクでもしようかとも考えてたが(乗せてくれるかは別として)、走ることにした。 千頭星山までで2時間もかかったため、 時間的に温泉は厳しく結局川風呂。 内臓もヤラれており、下山後 普段より少ない定食の量も完食できなかった。 【反省】 未踏のルートに潜む危険にどんかんだった。 反省しかない。 特に破線ルートについて 破線=危険⚠あり という認識に改めます。 ルートを知らないことも危険度を更に高める。 地図の等高線だけじゃ危険度を計れないと痛感。 生きた情報収集必須。 生きて帰れて本当に良かった! yamapに何度も助けられた! ありがとうございました。 【感想】 反省を除いた上で述べます。 山の季節は片足秋に突っ込んだようで、 たいへん涼しく水消費はかなり少なくなった。 晴天の鳳凰三山は素晴らしく何度行っても飽きない。 今年はあと何回日帰りで行けるだろうか。

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