日本百名山33座目 ヒガジョーとクマ 常念岳-2019-09-01

第1章 ヒガジョー（日帰り常念岳）に至る経緯。 最初はテンツ（テント）を担ぐ予定であった。候補は常念岳、北岳、薬師岳で、北岳は、間ノ岳まで行くとややキツイけど、まあゆるりと山に浸る、いい感じの山行であると思われた。 しかし、予報では、秋雨前線と上空が風速20メートルと強く、テンツがぶっ飛ばされる懸念が生じ、最後まで悩み抜いたが、前日の夜にヒガジョーを決定した。 ところが、日帰り用のザックを忘れてしまい、アタックザックでの行動となってしまったことが(>_<)であった。（肩にグイグイ） 第2章 クマ🐻との遭遇。 日曜日にもかかわらず、独り占めの山頂から、わずか50メートルほど下ったところであろうか、、なんか黒い塊があるなと思ったら、クマであった。登山道上。距離5メートル。あまりの近さに写真を撮る余裕もなく、とにかく巻いて、音もなく匂いもさせず、忍者のごとくガレ場の石の上を、猛スピードで抜き足差し足（秘技）をするより他はなかった。 上がってくる他の登山者にも注意を促し、小屋に情報を伝えに行った。 そしたらだ、、、 「なに、びっくりさせないでよ、いるよここは、クマの生息域なんだから。クマをびっくりさせなきゃいいんですよ。そしたら何もしないから。」 まるで迷惑な奴に諭すようにそう言ったわけだ。小屋のオヤジが。 あー、そんなもんって思いつつ、なんか違うと感じたが、皆んなはどうかな。 クマの目撃情報があったら、ちゃんと話し聞いて、小屋の人や上がってくる人に注意喚起して、貼り紙するなり、晩飯の時に報告するなり、「刺激しないようにしたら大丈夫ですよ」とか言ってやった方がいいんじゃないのか。皆んなクマに慣れてて、びっくりさせなきゃ大丈夫って知ってるのだろうか。 実際、かなり俺は焦ったし、下手したら声出したり、アクションする人だっていると思うんだよね。小屋のところになんか書いてあれば、それなりに心構えができたと思うが、、 それを営業妨害みたいに言われたら頭にくるんだよな。まあ、いいけどね。 しかし、北アのメインルートの森林限界にもクマが出ることがよくわかった。