活動データ
タイム
06:35
距離
13.1km
のぼり
903m
くだり
1128m
活動詳細
すべて見る前日の雨は上がり期待の持てる歩き出し。法華院温泉を起点に時計回りで中岳、久住山をピークハントするルート。九州でおススメの山を聞くと皆が名前を挙げる九重。まずは鉾立峠から白口岳に向かう。 鉾立峠に着いた頃は遠く東の方向に青空がちらりと見えたが、これから向かう白口岳山頂は霧に包まれている。これからガスの中に突っ込むのか…と不安が頭をもたげる。嫌な予感は的中し、途中から雨。なんだよ九重、せっかく遠くから来たのに!2日続きの雨に心底がっかり。 白口岳の鉾立峠からのルートは九重屈指の急登らしく(後日調べ)、花の季節を終えたミヤマキリシマらしき中木の枝をかき分けながら狭い登山道を這うように登る。火山灰質の急斜面が雨で緩んで滑り、左半身が泥だらけになった。くそー、何やってんだ自分!このルートは人が歩いた痕跡も少なく全くおススメできない。ようやく山頂到達。振り返ればこの日一番キツイ標高差300mの急登であった。 眺望もなくただ白いだけの山頂景色を早々に後にし、次鋒、九州本土最高地点の中岳に向かう。もはや雨は全く止む気配なし。上等だよ、このまま降り続けてもらおうか。 中岳到着。晴れていたらさぞ美しい景色なのだろうが真っ白で何も見えない。帰ってからネットで画像検索して補完するからもういいわ。はいはい次行ってみよう。 お次は百名山でもある久住山。こちらも真っ白け。雨だけじゃなく風も結構吹いてきた。もう、ただ登ってるだけになってきたなぁ。久しぶりの雨中歩行訓練。白口岳でレインウエアが泥に塗れたけど、もうすっかり洗い流されてる(笑)。中岳と久住山、この2座は多少の雨なら登る覚悟で来ていたので、とりあえず目的は達成できた。 ここまで誰一人とも会っていない。百名山で人に会わなかったのって初めてだと思う。雨風がそれなりにハードコンディションなので、こけて身動きできなくなったらマジでやばいなと考えながら何とかここまで来た。あとは法華院温泉まで下るだけ。 そして、法華院に着いて一息入れる頃に雨は上がった。・・・これだよ。上がるのが遅いんだっつーの。雨上がりの坊ガツルに寄りながら歩く。いつか晴れた日にテントで来られるようにと念じながら、登山口まで下った。
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