欧州山歩き(40)ドロミテ縦走125km Alta Via (AV)1: 5日目

2019.09.05(木) 日帰り

活動データ

タイム

10:21

距離

19.9km

のぼり

1387m

くだり

2004m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 21
休憩時間
48
距離
19.9 km
のぼり / くだり
1387 / 2004 m
10 22

活動詳細

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Refuge Averau からRefuge Città di Fiume 山岳ホテルとは言ったもので、朝食にもカリッカリのプチクロワッサンだけでなく、キュウリやトマトの生野菜が登場した。山小屋での生野菜は貴重だ。 昨夜ダウンしていた韓国人の顔色は良くなり、食欲を回復している。Passo Giau まで降りるというので、地図を示しながらビアフェラータを通過しないトレイル452を通るように伝えると、アリガト、と日本語で返ってきた。 小屋を出ると小雨。しばらく我慢して進むが冷えてきたので、トレイル439沿いにすぐ現れるRefuge Scoiattoliの軒下で雨衣を装着。比較的新しい山小屋だ。温度計を見ると8度。小屋に入ることにし、カプチーノとティラミスをいただいた。美味。 米国中西部にありそうな赤茶色の特徴的な山Cinque Torri(2361m)が時折雲から顔を出すのを眺めながら、トレイル437の森の中を進む。泥道が滑りやすい。Ponte de Ru Curto(1699m)で自動車道を渡ると、Lago Federa(2046m)まで水捌けのいい白い粘土質のトレイル。Lagoに到着する頃には身体が冷え切っていたので、山小屋で受け取ったランチパックは手をつけず、Refuge Palmieriでとろとろのチーズがかかったポレンタとソーセージ、ホットアップルジュースをいただく。今まで食べたポレンタの中で最高の味。身体が温まり、ほっとしていると、奥のテーブルにいたご家族に、途中から一緒でしたね、いいペースですね、と声をかけられる。足が痛くてアリのようにしか歩けないと伝えると、登りも下りも同じペースで歩くことが大切ですよ、頑張って、と励まされる。 ご家族にお礼を伝え、Forcella Ambrizzola(2277m)まで1時間。さっきより速く歩けているが、峠の分岐にあるはずの今夜の宿の名前がない。分岐には地名よりも小屋の名前が記されていることが多いのに。強い雨に広げた地図が心細く折れ曲がる。破片になってしまう前にカバンにしまい、峠を超えたら下山だったかな、とおぼろげの記憶を辿って右折。20分ほど進んで分岐で地図を見ると、峠を左折すべきだったことに気づく。冷たい雨の中、重たい足を引きずり登り返す。峠からトレイル436を緩やかに登る。軌道修正した道が正しいか、確認するための次の道標が待ち遠しい。1時間ほど歩いてジープ道に出たところで、今夜の山小屋の道標を確認し、ホッとする。あと1時間は歩くことを覚悟してランチパックに含まれていた板チョコにかぶりつく。 緩やかなアップダウンを繰り返し、簡素な山小屋Refuge Città di Fiumeに到着したのは18:40。チェックインは18時までなので、恥ずかしながら最後の客だ。19時からの夕飯メニューに関する質問に答え、急いでホットシャワーを浴びる。どんなに冷えても温かいシャワーに入れるのは幸せだ。 Refuge Città di Fiume http://www.rifugiocittadifiume.it/ ドライヤーあり 持参ドライヤー作動 ドライルームあり(自然乾燥のため乾燥せず) (地図はイタリアを選択できないので便宜上の選択です。)

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