活動データ
タイム
18:33
距離
29.1km
のぼり
3095m
くだり
3083m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る動画→https://youtu.be/HQPSeY04Wqk 前のレポで剱で燃え尽きたと呟きました。 嘘だぴょーん!! これからもバリバリお山に行くから覚悟しとけよ〜!!! さて、今回は、みんな大好き、ど派手でキラキラな山が並び立つ、一度は行きたい夢のパラダイス南ア南部です。人気の山域だけあって、どこに登るにも登山口から山頂が遠い。いつものグズペチャ嬢と、「塩見ピストンはテン場の位置がイマイチ〜」「光岳でテカっとく?」「赤石山脈の赤石岳?知らないので却下」などと、紆余曲折あったあと、行程がどう見てもキツいが、雲海上のビッグ富士の絶景を見るため、易老渡ってとこから、テン泊で聖岳に行くことにしました。いつものように飴と鞭作戦である。 駐車場から登山口まで、3時間弱、崩壊だらけ、マムシやヒルの出没する林道を歩くウキウキコース。尾根の取り付き直前の川の橋は流されていることが多く、その場合は膝まで川に浸かるか、人力ゴンドラで渡らねばなりません。まるでプールのある遊園地🎡です。極めつけは尾根の取り付きから、山ガールが好きそうな、標高差1400㍍、一切眺望の無い延々樹林帯のチャッピー直登。 黙々と高度を上げていましたが、苔平付近で完全にバテて失速。相方は早々にわたくしを置いてけぼりにし、さっさと先に。先に行っていいと言ってはおいたが、少しは待ってくれるかと思いましたが、世の中そう甘くはありません。こうして考えると、わたくしの人生も失速してるよなあ…なんて、いろんな苦い思い出が走馬灯のように駆け抜けます。 薊畑(あざみばた)という分岐まで上り詰めて、漸く視界が開け、光岳や上河内岳を臨むことができます。目標とする聖もチラリズム。しかし、時既にお昼過ぎで雲が多め。この日の聖はホントにチラリズムで終わってしまいました。 聖平小屋に200㍍ほど下る道は中途半端なお花畑ですが、それでもここまでの道に比べたら楽園。さらに聖平小屋の前の平らな木道なんて高速道路かと思いました。料金所ねーなーなんつったりして(一人で) 聖平小屋はヤマップ友の某山ガールも4泊しちゃうほどお勧めする居心地の良い小屋。ウエルカムフルーツポンチが有名です。こんな山深いところなのに、ビールもおつまみもスマホの充電もできるのです!…と思ったら充電器のコードを忘れました…💀というわけでヤマップの正式な記録は一日目のみ、2日目の記録はグズペチャモさんからの貰い物です… ここまでテントを担いでくる人も少ないからか、今日のテン場は広々。水場は南アルプスの天然水だし、トイレは水洗、とにかく南ア南部に似つかわしくなくキレイでした。 フルーツポンチで乾杯のあとは、もちろんビールで乾杯。暗くなる前に夕飯を食って早々にグースカピーと睡眠に付きます。なんせ2時間くらいしか寝ていません。明日はブラックスタートだから、ヘッドランプをスタンバイ…あら…無い…んな、アホな〜…その後、家に帰っても見つからず、どこかで落とした可能性大で、某ヤマッパーさんと同様、お財布を追い込むことに成功です💀 翌朝は2時起床。ブラックスタートでピークハントを目指します。スマホの充電も切れ、ヘッデンも失ったが、運よく剱から導入していたソーラーランタンを片手にブラック撤収し、ブラックスタートに成功です。4時前に出発し、薊畑分岐までザックを担ぎ上げ、そこにザックはデポって、アタックザックで頂上を目指します。 わたくし、自称アタックザックのまっちゃん、昨日の失速が嘘のようにグイグイ登っていきます。ちょうどモルゲンな頃にはガスってしまいましたが、ピークに近づくに連れ、雲が抜けていきました。偽ピークの小聖の頃はガスガスでしたが、聖を目指すうちに青空に!太陽はもうかなり登ってしまいましたが、多分快晴だったのは朝のうちだけでしょう。抜けた雲は雲海となって、遠ざかっていきました。 頂上からは赤石岳はもちろん、雲海の上に富士山、遠くは御嶽山、乗鞍、穂高、槍まで見通せました。 去年行った間ノ岳からの雲海も素晴らしかったけど、聖からの雲海上の富士山はもっと迫力ありです。朝は逆光になってしまいますが、それがまた良いんです。 頂上にもっといたかったし、奥聖までも行きたかったけど・・・・帰りも長いので早々に下山です。自称下りのまっちゃんの本領発揮し、これまたグイグイものすごいスピードで降りていきます。デブは重力に逆らうのは苦手ですが、重力に従うと手が付けられませんよ。 小聖で暑くなってきたので、ソフトシェルを脱いでアタックザックのコードに挟んで…爽快に降りていたら・・・途中でコードに挟んだソフトシェルを落としたことに気が付きました💀数少ないわたくしの高価なアイテムの一つです。急いで降りてきた道を登返します…シェルを脱いだ小聖近くまで戻ったところ、誰かが木に結んでおいてくれました…一張羅を無くさなくてよかったです😭でも余計な体力を使いマゾハイカーの本領発揮です。 分岐に戻って、デポしたザックを背負い直し、約3時間の下りを2時間ちょいで降りました。太ももは死にましたが。 登りは、仮橋が流されて人力ゴンドラで渡った西沢渡の渡渉ですが、降りてくるとパトロールの方がちょうど橋をかけている所に遭遇して、その橋を渡って帰ることができました。手動ゴンドラは地味に腕力を使い疲れるので、助かりました。林道の崩壊を直してほしいですが・・・放ったらかしのように見える南ア南部もたくさんの人に守られて、我々も楽しく登山ができるのです。感謝ですね。 この標高差をテン泊装備で行くのは疲れるし、テントはすぐ寝てすぐ撤収だったし、テン場の眺望が特別いいわけではないし、小屋は混んでなさそうだったし…テン泊にした意味があったのかは甚だ疑問ですが、この装備でもここまで行けるんだっていう、自分の中の基準というか、モノサシにはなったかなーとは思いました。でも、体力無いんで、キツい行程をテン泊装備で行くのはもうそろそろ辞めようかな… 【アクセス】 中央道松川ICから、芝沢ゲートへ。 【山ごはん】 1日目昼、パン 1日目夜、アルファ米、豚の角煮、ポテサラ、ビール 2日目朝、パン 【温泉】 かぐらの湯(風呂の日サービス価格510円)
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