三回忌

2016年、元旦に中岳に登って今年は絶対頑張る！飛躍の年にする！って決めた。 それから東京に移って早くももう８月。 東京は時間の流れがとても早い 人も情報量もなにもかもが溢れていて、それに必死にしがみつき追いかけるだけで精一杯の半年が過ぎた。 パパの命日にはまたくじゅうに登っていい報告ができればと思っていたのに、現実は厳しかった。 登りはじめから体調がよくない。 生あくびの連続。足があがらない。 体力不足なのだろうと思いつつも登り続けるも、去年とほぼ同じ時間にスタートしたのにとても日の出には間に合わない。 今回の全てを段取りしてくれた「おとーさん」が「無理しなくていいんよ」と言いながら登ってくれた。 後で思い返せば山頂で日の出を見たとしてもパパになんて報告したらいいかわからない、気持ちは真っ暗のままだったから精神的にも体力面にも響いたのかもしれない。 今、パパに胸を張れることがなにもないから… 結局山頂まで登れずに引き返した。 おとーさんが「パパも、もういいよ、ありがとうって言ってるよ」と言ってくれたけど 自分のふがいなさに前を向けなかった 登山日記ではないけれど、自分にとって登山とは自分を見つめ直す大事な行事 三回忌だからこそ、踏ん張りたい気持ちと、申し訳ない気持ちとたくさんまざった登山になったことは間違いない。 またやりなおそう。 空港に迎えにきてくれて、パパのお墓掃除、お参りまでもすべて一緒にしてくれたおとーさんに感謝。 また甘えさせてもらって、もう１回チャレンジしようと思う。 次の日には熱が38度超えていた。 体調管理がまったくできていないことをパパに厳しく教えられたのかもしれない