驚きの連続だった御嶽山と二の池ヒュッテ。

【台風】 当初、小屋泊は15、16で考えていましたが、 台風の影響で悪天確実と読み、13、14にスライド変更。 それが功を奏するというかなんというか、 いろいろラッキーでした。 【小林千穂さん】 二の池ヒュッテにて受付をしているときに、 今日は千穂さんのトークがあるのでぜひ…と仰るスタッフさん。 自分はまったく知らなかったので『え？』という感じ。 昼食後、散策から帰ってくると小屋でくつろいでるし…。笑。 夜は御嶽のあれこれなど千穂さんが想う御嶽山と 近況《訪れた夏山など》を語ってくれました。 9月にはテレビ放映もあるので番組要チェックですぞ。 【剣ヶ峰】 初めて登らせていただきました。噴火前の剣ヶ峰は知りません。 登ってさらに心が締め付けられる思いでしたね。 当時のまま残る小屋や灯篭や石碑。異質な岩など。 ここで…という思いが、勝手に自分で空気感を変えたのか… しかも、同部屋の方が噴火時山頂にいたという、 貴重な体験者のリアルな話を聞けて益々噴火の恐ろしさを感じました。 噴火…というより自然災害そのものが、 やはり脅威であることを再認識した次第です。 そして自分の命を守るのは自分であること。 感覚で危機を感じとり、即行動し対応することが大事だと、 話を聞いて痛烈に思いましたね。 ちょっとした行動の差が命運を分けることを 目の当たりにされた彼の言葉には、とても重みがありました。 もらった命。語ることが自身の使命。 とも仰っていました。 【豪雨】 剣ヶ峰から二の池ヒュッテへ。 担々麺とビールをいただき、まったりしていても時間が余るので、 散策ついでに摩利支天まで行くことに。 小屋から出るとガスがさらに濃くなっていることと厚い雲も出始めていました。 摩利支天乗っ越しまで行くとさらにガスは濃くなり、いやな雲と風が…。 そこから行きかけた時に、小さく雷らしき音が耳に。 あかん、戻ろ。 足早で下り、賽の河原では小走りで小屋を目指す。 到着した5分後には豪雨。助かった。 これもまた危機回避のひとつか…。^^;