竜頭山-じぃじの眠る遠州北へ-2019-08-12

じぃじの初盆以来、久し振りの遠州北地方。 妻と二人山行。 南アルプス深南部は竜頭山へ。 妻は子供のころから優しいじぃじが大好きで、私も数回しか会ってないですが優しい印象の方でした。 登山に興味が沸かなかったら、今年もお墓参りに行けなかっただろうなぁ。 当初は常光寺山を登る予定でしたが、山住の登山口で蜂の群が私達のレンタカーに襲いかかってきたため、竜頭山に変更。 2時間ほどスタートが遅れてしまいました。 登山口から先の見えない上りが延々続きます。 体がきつくなる寸前の勾配が1時間以上続き、地味に心を折りに来る。 道自体は小仏城山（弁天橋～千木良～山頂）と同じ、木の根と腐葉土で構成されているので歩きやすいです。 しかし、後半から動物の糞やら、たかってくる蝿に胸騒ぎを覚えます。 登り終ると今度は沢沿いを登ります。 「熊に十分注意してください」との看板。 鬱蒼と茂る木々。 本当に熊が出そうで怖かった。 あの大岳山(https://yamap.com/activities/4141925")の海沢に似た恐怖でした。 すれ違う人もほとんどいなくて、合計5人位。 この時期は暑いので南アルプスの主脈に行っちゃうのでしょうか。 なんとか恐怖に打ち克って山頂に到着！ 絶景！！ しかし、何十羽と蝿にたかられている状態ではとても昼食の気分ではなく、少し休憩して下山しました。 蝿ですが、動物の糞の臭いがしなく場所まで下りるとほぼいなくなり、 標高300mちょいのところで完全にいなくなりました。 車の中まで連れて行ったらどうしようかと心配していたので、ほっと一安心です。 延々続く上り坂、蝿、熊・・・ 佐久間・水窪の竜は精神的な攻撃で人の心を折ってきます。 技術的には入門者でも問題ありませんが、精神的なタフさが要求される山でした。