活動データ
タイム
08:06
距離
10.9km
のぼり
1572m
くだり
600m
活動詳細
すべて見る3日目。4時過ぎ起床、ヒュッテ前のテーブルで朝食を。奥黒部の名水でつくるチキンラーメン😋 水もたっぷり汲んで、朝5時にスタート。昨日読売新道の途中からご一緒したお兄さんたちが見送ってくださいました。餞別にとゼリーやフリーズドライの味噌汁、塩タブレットなど沢山頂きました。ありがとうございます😭 テン場を抜けて右手の森に入り、梯子を下りて沢にかかる橋を渡ります。しばし平坦な砂地の一本道でしたが、ダム湖の末端にかかると高巻き祭りの開始。梯子の登り下りの連続! 私の持っている「山と高原地図」2015年版だと、平の渡し場までのCTは2時間なのですが、最新の地図だと3時間だそうです。1時間も増えてるっていうのはびっくりですが、それもうなづけるほどの梯子、桟橋、梯子…。 登山道整備は大変だろうと思います。整備をしてくださる方へ、改めて感謝。 平の渡場の手前で、初めて登山者とすれ違いました。今朝、五色のテン場から下ってきたそう。平の小屋側からの始発の船に乗車したのは、おひとりさまだけだったそうです。読売新道お気を付けて。 針ノ木谷方面へ歩みを進めます。すぐに避難小屋。こちらはあずまやといった風情。蚊がうようよいたので足早に通り過ぎます。水平歩道に似た雰囲気の絶壁から、森に入り、平坦な砂地を経て、沢にどんどん近づいていきます。誰にも会わなくて不安になってきたころ、船窪のテン場からおりてきた人とすれ違い、ほっとしました。この先10箇所ほど沢を渡らなければならず、濡れるの不可避とのこと。 橋を渡り、針ノ木古道へ。ペンキ、赤テープで登山道はとても明瞭です。以前は荒廃していて破線ルートだったそう。いまはきちんと整備していただいているおかげで歩けています。感謝。 さっそく沢に出ました。ロープが張ってある。これに沿って渡ると普通にめっちゃ濡れる。はて…🤔なんとか飛んで渡れるところを探してギリギリクリア。 盆過ぎまで水量が多く、沢歩きに近い、っていうのは本当ですね。飛び石で渡るのが困難な箇所が多く、難儀しました。濡れないよう抵抗してみたものの、コケのヌメリの前には無力。ムリヤリ飛んで渡ろうとしたら、着地点でずるりと滑ってしまい、結局、両足どぼん。膝もすりむく。😭 ここらへんから、針ノ木岳から下ってきた方ともすれ違うようになりましたが、沢靴を履いてる方も多かったです。私が苦労して渡ったところをいとも簡単にぽんぽんと歩いていかれるので、忍者みたい!!と目を奪われておりました。 のちほど船窪の小屋番さんにきいたところ、ここでは無駄な抵抗はやめ、浅瀬を選んでジャブジャブ歩くのが正解だそうです。(小屋番さんはトレランシューズで歩かれるそう。) あと、ストックは絶対あったほうがいいなと思いました。(持ってきてなかった😇) ザラ峠越えをした佐々成政はこんなところを真冬に通ったの?どんなエキスパート集団や。そんなことを思いながら船窪谷の分岐に到着。10時半ちょい前ですが、ここから先はしばらく水場がないので、お昼休憩とします。沢水を汲んで湯を沸かし、カレーヌードルをいただきます。蝶々が膝の上にとまってくれました。さっきの擦り傷にも癒し🦋 11時過ぎに出発。船窪乗越へと登り返します。ヒヤヒヤ渡渉祭りからの解放感で、ひたすら登りなのに、まったく苦じゃなかったです。 登山道はすごく綺麗に整備されていました。そよ風も吹いて気持ちよく、脇にはシャクナゲの木がたくさん。花の時期はさぞかし素晴らしい事でしょう。 小一時間で船窪乗越。烏帽子のほうから来られたトレイルランナーさんとお話。稜線は暑く、水を飲み干してしまったので船窪の水場に補給にいくがもうバテバテ!とおっしゃっていたけど、あっという間に抜かされ姿が見えなくなりました。さすが。 船窪〜不動の崩壊した斜面が見えてきました。ガスで遠くは見えないけれど、ぞくぞくする眺めです。 船窪のテン場に到着。小屋は少し離れてるので、もうひとふんばり。テン場から少し登り、トラバースしていくと、ガスの中に青い屋根とタルチョが見えてきました。13:20、船窪小屋に到着。鐘の音と、あたたかいお茶で出迎えてくださいました。サンダルまで持ってきてくださって、至れり尽くせり😭ありがとうございます。 濡れた靴を乾かしつつ、外のテーブルでビールを。到着された方にはお出迎えの鐘、小屋前で休憩して出発される方には、いってらっしゃいの鐘🔔ほっとします。あいにくガスで景色は何も見えないけど、とても居心地がよい場所。小屋前にはかわいらしいコマクサも。 5年前に一度泊まって以来、ずっと再訪したかった船窪小屋。現在はお父さんお母さんは引退され、常連さんだった方が小屋番を引き継がれています。手の込んだ美味しいごはん。あたたかな雰囲気。「お茶会」も健在。この日の宿泊客は11人かな。スタッフさんあわせても15人ほどで、こぢんまりとしたお茶会はなごやかに、ゆったりと語り合うことができ、貴重なお話もたくさん伺いました。また何度でも訪れたい小屋です。
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