天国と地獄 中央Alps縦走

2019.08.11(日) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
53
休憩時間
0
距離
904 m
のぼり / くだり
228 / 11 m
DAY 2
合計時間
10 時間 43
休憩時間
2 時間 23
距離
8.3 km
のぼり / くだり
665 / 1029 m
4
1
52
1 26
24
1 34
1 39
13

活動詳細

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夏休み期間に入ると、登山者は人気の北アルプスや八ヶ岳連峰に多く集まってくる。 不便な北アルプスの裏銀座方面には、あまり人はいないだろうと思い、新穂高からのルートに変更する。 すると、やはり希望する駐車場がない状態で、裏銀座方面の縦走を断念。 急遽、元々計画案にあった中央アルプス縦走~空木岳に変更した。 早速、木曽駒ヶ岳の麓の駒ヶ根の駐車場を確保し、バスにてロープウェイへ。 この時期の駒ヶ岳は、人気があり、ロープウェイは、2時間待ちの状態。 それでも、何とかロープウェイに乗り、千畳敷へ。 それから、縦走用のザックを担ぎ、乗越浄土の山荘へ。 次の日に、朝から宝剣岳~島田娘~檜尾岳~熊沢岳~東川岳~木曽殿山荘の予定で、縦走を開始。 朝早くからの宝剣岳の縦走は、何度か経験があっても、岩場、鎖場の連続なので、緊張感をもっての登山となる。 宝剣岳から見る景色は、壮大な景色だ。 これからの中央アルプスの縦走路だけではなく、南アルプスや御嶽山等々、夏景色にも関わらず、綺麗に見える。 天国にいるのか? と思わせるくらい綺麗だ。 それから、宝剣岳より、極楽平経由で、島田娘に到着。 これから先の縦走路がよく見える。 ここまでは、楽しく天国を味わう感覚の縦走路であった。 だが、ここからが、縦走の本番。 だんだんと、日が照り、暑くなる。 アップダウンが激しくなるだけではなく、浮石も多く、集中力を持続しながらの登山となる。 やっとの事で、檜尾岳に到着すると、男性2人の登山者が、縦走を諦めて、檜尾岳直下の避難小屋経由で下山するとの事。 それだけ、酷暑の中で体力と集中力を継続させるのは、無理と判断したのだろう。 賢明な判断だと思った。 それから、次の熊沢岳に向かう。 更に、アップダウンも激しく、岩場や鎖場も出てくる。 何とか、景色を見ながら我慢強く歩き熊沢岳に到着。 すると、今度は、女性2人のグループが、ここで断念し、檜尾岳迄戻るという。 女性の1人が、かなり疲れているらしい。 聞くと、檜尾岳直下の避難小屋迄戻る体力はあるらしい。 賢明な判断だと思うが、いずれにせよ、東川岳に向かうも、檜尾岳に向かうも大変だ。 それだけ、この縦走路は、体力、知識、技術、行程等々、全てを考えながらの縦走路である事が分かる。 引き続き縦走を開始し、やっとの思いで、東川岳山頂に到着。 目の前に、少しガスがかかった空木岳の山容が見える。 明日登り返す、登山道が見える。 それよりも、日差しの強い炎天下の中での地獄の縦走がやっとの思いで終わる。 山荘迄の最後の下りは、白い岩や砂礫と、ハイマツの緑のコントラストが美しい空木岳を見ながらのご褒美登山であった。

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