活動データ
タイム
18:52
距離
20.7km
のぼり
2694m
くだり
2693m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る北アルプスの展望台「唐沢岳」に行ってきました。(もちろん餓鬼岳も) 7月にテントを購入したのに、なかなかテント泊の機会がなくて1か月以上が経過してしまいました。そんな折、ラッキーにも有給休暇取得のチャンス到来!行くしかない!ということでテンパクデビュー戦決定! 今回の山行の条件は、 ①やっぱ北アルプスでしょ ②大展望は外せない ③日帰り可能なコースをあえて1泊で ④なるべく静かな山行が楽しめる場所 ⑤まだ行ったことのない山 ⑥駐車場問題が発生しない ということで、餓鬼岳&唐沢岳に決定!他にあったかな? 計画は、白沢登山口を金曜の朝出発し、昼前後に餓鬼岳小屋に到着。気力、体力、天候の状況によってその日のうちに唐沢岳を踏むか、翌日にするかを判断し、土曜に下山するものです。以下が結果となります。 【1日目】 自宅を3時過ぎに出発し、5時半過ぎに登山口到着。一台分のスペースにねじ込みました。最初は沢沿いを歩きますが、かなりヤバい感じのハシゴ等があり、アスレチックムードが高まります。 2時間ほど歩くと早くも「最終水場」です。沢水ですが十分に飲めます。餓鬼岳小屋の水は、高級ミネラルウォーターか、雨水を塩素で消毒した原始的ウォーターなので、必要ならばここで汲んでいった方がいいと思います。私はザックが重くなるのを避けたために、結局小屋でコーラ2本、アクエリアス2本の合計2,000円も浪費することとなってしまいました。 最終水場の後は、しばらく急登が続き、一旦大凪山付近で平らになりますが、再び百曲りで最後の急登が待ち受けています。白沢登山口からのルートは、ほとんど展望はなく、朽ちた木製のハシゴなどにビビりながらの山行となりますので、それなりの覚悟で臨んでください。 計画では、5時間ほどで小屋に着く予定でしたが、慣れないテント泊装備に足取りが重く、猛暑により汗ダラダラで体力が消耗し、6時間もかかってしまいました。 餓鬼岳に着いた時は、雲が多くて展望もイマイチだったので、無理して唐沢岳には行かず、2日目に行くことにしました。昼にはテントを張ってしまったので、餓鬼岳山頂で日向ぼっこをしながら雲が取れるのを待ったり、テント場近くの展望地で酒を飲んだりしてまったり過ごしました。午後7時前には就寝です。 【餓鬼岳小屋】 今回小屋には泊まっていませんが、小屋番の方はいいカンジの人でした。室内もきれいでした。トイレは昭和初期スタイルのボットン便所ですが、私の基準でキレイだと感じました。 テン場は小屋から燕岳方向に1分ほど下ったところにあります。料金は700円。4~5張くらいが限界の印象です。今回は私一人で貸し切りでした(ラッキー)。そして、テン場からさらに15秒ほど燕岳方向に行くと、開けた展望地がありますので、景色を堪能するにはいい場所です。 【2日目】 いつも睡眠時間が5~6時間の私。午後7時に寝たので深夜0時にはスッキリお目覚め。とはいってもそれでは早すぎるので、午前3時まで寝て、午前4時半前に唐沢岳に向けてスタート!日出前ですが、北アルプスの稜線がクッキリでテンションが上がります。 餓鬼岳に4時半に到着。夜が明けはじめ、山々がだんだんと鮮明に映し出されます。サクッと唐沢岳にピストンする予定でしたが、刻々と変わる美しい景色に立ち止まってばかり。餓鬼岳と餓鬼のコブの中間にある展望地で日出を迎え、唐沢岳に向かいます。 唐沢岳まではかなりのアップダウンがあるので、「ちょっと見に行ってくる」程度の軽い気持ちで行くと痛い目に遭いますのでご注意を。また、かなりのザレやガレもあったり、踏み跡が狭くて左右から木々が迫っているところも多いので、難儀すること必至です。でも、唐沢岳山頂からの展望は、その苦労を忘れさせてくれるほどの絶品です。まさに北アルプスの大展望台です。行きも帰りも誰にも会わなかったけど、あんな素晴らしい展望を私が独り占めしてよかったのか疑問になるほどの素晴らし展望でした。 ......ということで、一泊したおかげで、初日には見られなかった大展望を2日目に見ることができたし、初日は初日で雄大な景色を見ながら旨い酒を飲めたし、テンパクデビュー戦は見事勝利でした。でも、下山は膝が痛くなってしまい、辛かったです。まだまだ精進が必要ですね。
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