真夏の体力測定💪　常念岳日帰り、一ノ沢ルートで

◆活動内容 　北アルプス登山の登竜門、登りやすさと好展望を兼ね備えた百名山、常念岳に一ノ沢登山口からの日帰り往復で行ってきました。 ◆活動動機 　梅雨明け前後して、中ア、南ア、八ヶ岳と歩いてきたので、なら次は北アだ❗ってことで、以前から登りたかった常念岳に白羽の矢。当初は常念小屋テント泊を計画していたが、しばらく仕事の連休が取れないため、どうせなら今後の北ア縦走等に挑戦するためのペース配分の目安にと、日帰りプラン、一ノ沢登山口からの往復をすることとした。 ◆活動メモ ⚪駐車場～一ノ沢登山口～最終水場 ・朝4時半頃、登山者用駐車場到着。第一駐車場は9割方の埋まり。前泊や昨日以前の駐車が多い感じ。200m下方の第二駐車場はまだ余裕がある。 ・駐車場から登山口まで20分ほどの舗装林道歩き。 ・一ノ沢登山口にトイレ、沢水の水場あり。 ・しばらくは遊歩道的な、沢沿いの緩やかな登りが続き、沢と道を合わせるようになると王滝ベンチ。いい休憩ポイント☕　この先から本格的に登り。 ・一旦沢を離れ、横に沢と常念岳を見ながら登り、再び沢を合わせると笠原沢。丸木橋を何個か渡ると急登区間の胸付八丁。木の階段多め。 ・谷の斜面に切られた道を急登する。途中きれいなお花畑🌺 ・一ノ沢を渡渉し、河原を離れるとすぐ最終水場。水場といっても、斜面にトイを差しただけの簡易的なもの。でもホントに最後。 ＊ここで事件 　最終水場に差し掛かる少し前、誰かの叫び声のようなものを聞いた気がした。周囲に特に異常はなかったので、そのまま登り進めると、水場の少し先でザイルをつけた男性と、もう一人のソロの方が何やら斜面の下を見ている。曰く下山中、男性の連れの方が滑落したらしく😨、救助に向かうところだった。下に移動し、藪の隙間から伺うと、木の枝と枝の間に女性が絡まって止まっていた。そこでザイルの男性が女性を掴み、自分が足場を確保して下から女性を支え、ソロの方が斜面の脇から引き上げる形で女性を救出。幸い、女性は無傷。下手にどこかを捻ったりせず、そのまま転げ落ちたことと、ダケカンバの枝が保護ネットのように受け止めたこと、日当たりが良い方向の斜面だったため、岩がむき出しでなく植生や柔らかい土がありクッションになったことが幸運だった（反対斜面だったら、沢にまっしぐら😵）　簡単なボディチェックをして問題なさそうなので、先を急ぐこととした。　下山時、このお二人に追い付いたが、痛み等訴えることなくゆっくりと歩かれていた。 ⚪最終水場～常念岳 ・水場を過ぎると最後の急登区間。残り800m/500m/300m地点にベンチ。常念乗越に出ると一気に視界が開ける。 ・穂高連峰、槍ヶ岳、それらに連なる稜線の圧倒的展望😂 ・それと同時に目の前にそびえる圧倒的積み石の山😓 ・ガレた岩場をジグザグに登る。とにかく登る。手を使うほどではないが延々登る。これがキツかった😰 ・やがて三股からの道を合わせるとゴールは近い。 ・山頂は、麓から見るその山様に比べてそれほど広くない。平らなところがほぼ無い。が、展望は圧巻の一言😆 ⚪下り ・山頂から常念乗越への下りは浮き石多め。登りより慎重に。 ・途中、東側からガスが上がってきて、松本、安曇野方面はほとんど見えなくなった。残念。 ・常念小屋のテント場、思ったより広くない😓が、眺めはいいね👍　 ・頂上で一緒になった、神戸から来られたと言うソロの男性と会話しながら下山。通常一人だと無心で黙々と下るが、楽しく下りられた😊 ・最後のオチ。登山口から車を停めた駐車場に向かう途中、まさかのスルー😨　40分ほど無駄歩きをする事に...。 ◆総括 　基本、一泊を想定してた常念岳だが、割と余裕を持って日帰りできるとわかった。ただ、常念乗越まではサクサク来れたが、その先の岩場に思ったより体力を奪われた😰　とはいえ、一ノ沢沿いの道は涼しいし、眺望も悪くないしと、何度も歩いてみたいと思える、とても良い登山道だった😊　次は三股から歩いてみよう。 ◆タイムデータ（休憩除く実測/標準CT　比率） 一ノ沢登山口 ～王滝ベンチ　47/75 0.63 ～胸付八丁　77/120　0.64 ～最終水場　13/30　0.43 ～常念乗越　28/50　0.56 常念岳　52/70　0.74 ～常念乗越　26/50　0.52 ～最終水場　23/40　0.58 ～胸付八丁　8/20　0.40 ～王滝ベンチ　45/80　0.56 一ノ沢登山口　34/50　0.68 合計　5:53/9:45　0.60 （出発時ザック重量13.5kg）