へなちょこの挑戦(๑و•̀Δ•́)و 赤石岳、聖岳

昨年。塩見岳の登頂した時から密かに思い続けていた野望。南アルプス南部の山域へ、、、今年の目標としていました。 しかし、南アルプス南部、、、登山口までのアクセスが悪い、アプローチも長い。一筋縄ではいかなそうです。 地図を広げ、1か月前より悩みます。 ・・・どう攻略しようҨ(´-ω-｀) 悩みに悩んた結果が今回のコースです。 さてさて、どんな山旅だったのでしょうか、、、 【1日目 椹島～赤石小屋】 へなちょこ未知の世界。3泊4日の山旅のスタートです。深夜、前泊した静岡市内を出発。約2時間かけてシャトルバスが出発する臨時駐車場に到着です。 ちなみに、、、椹島までのシャトルバスは、山小屋利用者の為のバス。どこかで特殊東海フォレストが運営する山小屋に宿泊することがバスに乗車する条件となります。 バスで悪路を進むこと1時間。椹島に到着です。ここから赤石小屋目指しスタート！！ 気合いを入れたがしかし、、、3泊4日のテン泊装備。やはり重いです。 ・・・へなちょこは最後まで歩ききることができるのだろうか、、、ｼﾝﾊﾟｨ(ŏ﹏ŏ;; )💦💦 スタートから不安いっぱいです。 ヨロヨロしながら、ゆっくりゆっくり亀さん🐢いや、、、カタツムリ🐌ペースで進みます。 アルプスと言えども、スタートの標高は低く蒸し暑さが襲います。しかも、気合いが入らない1日目。スタートの時間も遅く、暑さが体力を奪っていきます。 ・・・あっ、暑い☀( *¯ㅿ¯*)暑っ💦 滝汗ダラダラ。ペースも一向にあがりません。 健脚ハイカー達には、どんどん追い越されていきます。何でみんな早く歩けるんだろう、、、 へなちょこハイカー、必死でした。 1日目は樹林帯も黙々と歩きます。景色は全くありません。前半はお花の姿も無く、孤独な戦いが続きます。 しかし、ここは南アルプス。緑が美しく、苔むした景色もあります。展望のいい山歩きが好みの方には、苦痛の山歩きかもしれませんが、緑の深い山道を好む私にとっては、天国のような山歩きです。ただ、荷物が重くなければ、、、 登りは急登ではなく、基本ダラダラ登っていきます。ただ、後半に｢歩荷返し｣なるポイントがあり、その区間がやや急登です。 ちょうど、歩荷返しを登りきったところで、何やらゴロゴロと雷の音、、、 ・・・ｬﾊﾞｲｮ━━<(llﾟ◇ﾟll)>━━ｯｯ!!!!! 雨の降る前兆です。小屋まではあと少し💦💦この日一番の早足で進みます。 ・・・小屋はどこだ、、、(＞□＜)💦 焦る気持ち。しかし、雨は降ってきます。ポツポツではなく、ザーッといきなり、雨具を着ます。 ・・・( ´△｀)ｱｧ- 1日目からずぶ濡れだ。 なんて思いながら歩いていると、意外とすぐに小屋が見えました。 1日目のゴール、赤石小屋です。 テン場は雨でぐしょぐしょ。初日からテントをドロドロにしたくなかった事と、帰りもバスに乗る為には、１泊小屋に泊まらなければいけません。1日目は小屋泊です。 小屋もそれ程混んでおらず、ぐっすり眠れました。 【2日目 赤石小屋→赤石岳→百間洞山の家】 2日目はいよいよ赤石岳登頂です。 赤石岳方面から来たハイカーの話しによると、赤石岳の登りに入る手前。沢沿いのトラバース路が滑りやすく危険⚠との事でした。沢沿いのトラバース、、、へなちょこにはいい思い出はありません。 ・・・大丈夫だろうか、、、私(-ω-；)💦💦 心配たくさんです。しかし、進むしかなく夜明けと共に小屋を出発しました。 途中ポイントの富士見平までは、樹林帯歩き。富士見平から先は森林限界を越え視界がパーっと開けます。すると目の前には堂々赤石岳。 ・・・あそこまで登るのかฅ(º ﾛ º ฅ) まだまだ距離はあります。気合いを入れて出発です。 富士見平から先が例のトラバースです。 木道が滑るとの事でしたが、、、意外と大丈夫でした。おそらく登りだったからかもしれませんが、、、下りで通ると確かに、滑りそうな木の橋が傾いたりもしていて、怖いかもしれません。 とはいえ苦手な沢沿いなので、慎重に歩きます。 この辺りから花々の数も増え、お花畑に！！ のんびりできる山旅ではありませんが、少しお花活動も行います。 沢沿いを抜けると、本格的急登に入ります。 赤石岳へのアタック開始です。 ・・・よし(๑•̀ㅂ•́)و✧頑張るぞ！！ ここでエネルギーチャージをして、急登に挑みます。しかし、すぐにヤラれます。 歩いても、歩いても山頂は近づきません。 へこたれそうになりますが、ゆっくり、ゆっくり。休みながら急登をやっつけます。 へなちょこが必死に頑張っているのに、無情にもガスってきます。 ・・・まだ午前中なのに(;´༎ຶٹ༎ຶ`)ﾉ 赤石岳はガスに包まれます。テンションを落とし歩きます。そして遂に、、、 赤石岳の山頂に立ちました！！ ・・・やった～ヾ(๑ᐢꇴᐢ๑)ﾉﾜｧｰｨ✲ 景色は残念でしたが、ここまで来れた喜びが大きかったです。 山頂から１分で、赤石岳避難小屋があります。 そうそう、へなちょこはここでＴシャツが欲しかったんです。ここでゲットしたＴシャツは3日目に着用しています。 とても楽しそうな山小屋で、管理人さんもとてもいい方でした。 今回は通過点でしかありませんが、次回来る時はここの山小屋を利用したいです(๑•̀ㅂ•́)و✧ さて、赤石岳を過ぎれば後は百間洞まで下るのみです。悲しいことに、また森林限界の下まで標高を下げます。という事は、、、 翌日の聖岳もキツい登りが待っているのです。 その恐怖を感じつつ、百間洞を目指します。 下りも楽なように感じますが、意外と脚に負担がかかります。意外とキツい、、、 プラス人がいない。 ・・・アルプスなのに人少ない(>︿<。)ﾉ お天気もまずまずの8月なのに、前後見渡しても人の姿は見えません。たまにスライドする方数人。静かな山歩きです。 必死に歩くことしばらく、百間洞山の家が見えてきました。 2日目のゴール地点です。 お天気もまずまずだったので、テント⛺️を張ることにしました。しかし、ここのテン場の注意点は小屋から遠いこと。歩いて片道5分ほどあります。上の方だともっとか、、、沢沿いの静かな場所ですが、夜間トイレに行く時は不便かもしれません。 ここで久しぶりのテント泊。 マイハウスを建てて、中でウトウトしていると、、、ゴロゴロゴロ⚡️ ・・・えっ(´･ω･`;) 雷？？ と思った瞬間、ポツポツザーッです。 テントの中から出ることもできず、じっと雨が上がるのを待ちます。 幸いにも雨はすぐに上がりました。 雨上がりは青空も広がっており、気持ち良く過ごしました。 ちなみに、百間洞の夕食はトンカツらしいです。 食べたかった～( ¯﹃ ¯๑)ﾉ 【3日目 百間洞→兎岳→聖岳→聖平】 この3日目の行程が一番キツい！！と言われています。ただ標高を上げるだけではなく、激しいアップダウンが待ち受けています。 まず、兎岳の突破。 ｢ウサギなんて可愛い名前しているのに、全然可愛い山じゃないのよε٩(๑> ₃ <)۶з｣ なんていう愚痴も聞こえます。 聖岳の登りもなかなかのようです。 ・・・へなちょこ大丈夫だろうか:(´◦ω◦｀): 3日目も心配は尽きません。2日間の疲労もあります。コースタイムより大幅に遅れる事を想定し、夜明け前から出発しました。 聖岳へは、中盛丸山、子兎岳、兎岳のピークを越え、ラスボスの聖岳に辿り着きます。 それぞれの、敵を倒していく感じ、、、 まずは中盛丸山。 これは、意外とあっさりクリアできます。 中盛丸山に登ると、南アルプス～富士山、中央アルプスなど名峰がズラリ！！ 感動の景色です。 中盛丸山を下ります次の敵。 子兎岳。 これも少し手強いですが、なんとか💦💦 その後の親玉！！兎岳が手強い。中ボスです。 ・・・なんなの～۹(◦`H´◦)۶ﾌﾟﾝｽｶ！ 辛すぎて怒りもでてきます。 登っても登っても先が見えない、、、 中ボスはなかなか手強いです。 中ボス兎にボロボロにされながらも、何とか制覇。 兎岳からの景色も素晴らしかったのですが、タカネビランジに出会えたのも感動ポイント✨ 感動もつかの間、、、聖岳に向けて一気に下ります。まだまだ下る💦💦ここまで下る。せっかく稼いだ標高は何だか無かったことになりそうな位下ります。 そして、聖兎のコル。 ・・・:;(∩´﹏`∩);:ﾋｪｰ💦💦これ登るの？？ 立ちはだかるように、今回のラスボス聖岳！！ 道のりはまだまだ長いのです。 今までの敵でかなりヨレヨレ、ボロボロにされています。そして最後に最強の敵！！聖岳です。 この山旅一番の頑張りポイント。 ・・・待ってろ～(๑و•̀Δ•́)و聖岳！！ ありったけの力を振り絞り、ラスボス聖岳に挑みます。 聖岳は今までのピークとは比べ物にならない程、キツかったです。 健脚ハイカーにはどんどん追い越されていきます。テン泊装備のザックの重さが、全身にのしかかります。普段の日帰り装備ならなんの問題もない段差も、重たいザックを担いでいると乗り越えるのもやっとです。 ・・・聖岳はまだか～(； σ .̫ σ)💦 考えることはそれだけ。ただ唯一の見方は、素晴らし過ぎる景色でした。 今までの中で一番いい天気だった1日。山々の絶景と時折吹く心地よい風に味方してもらい、必死に食らいつきました。 そして遂に、、、 聖岳登頂です･:*+.\(( °ω° ))/.:+ 山頂からは前日に登った赤石岳が堂々とした姿を見せていました。 山頂では、某有名ハイカーが撮影中。 へなちょこはお邪魔にならぬよう、苦労して登った山頂からの景色を堪能しました。 後は聖平にら向けてひたすら下ります。 疲れきった身体、、、意外と時間がかかってしまいました。 しかも最終日は山小屋のごはんが食べたい！！と企んでいたので、時間も気になります。 ・・・受付、何時までだっけ～ｼﾝﾊﾟｨ(ŏ﹏ŏ;; ) 変な不安かかえ、急ぎたいけど急げず歩きます。 そして、、、聖平に到着。 ここはまるで楽園のような景色でした。 お天気も良かったのでテント⛺️にします。 聖平では、へなちょこを追い越していった健脚ハイカー達がくつろいでいました。 今回の山旅1日目からほぼ一緒に行動してきたお姉さんや、南アルプスを１週間以上かけ縦走しているお兄さん。みんな見知らぬ者同士ですが、途中途中で会話をしながら歩いてきた為、親しみが湧いてきます。 しばしまったり( ღ´⌣`)ﾎｯ=3 山小屋の美味しいごはんも食べて大満足！！ 翌日は遂に最終日です。 【４日目 聖平→聖沢登山口】 後は下山です。 ・・・楽勝でしょ<(･ω･｡)>ｴﾍﾝ なんて思ってましたが全くです、、、 意外と辛い下山。最終日の疲れはピークで足元はフラフラです。 しかも地図上で｢歩きますやすいトラバース｣ 全く歩きやすくありません。 沢沿いで不安定な足場、、、へなちょこ苦手な登山道です。 出会小屋跡手前は、昨年の台風の影響で大幅に迂回します。この迂回路が最悪。登山口手前で疲れきった身体に、いきなりの急登。そして、足場が崩れやすい激下り、、、 ・・・なんなのよ～ﾝﾓｫｰ!! o(*≧д≦)o)) 最後は文句しか出ません。 やっと登山口が見えてきました。後は、1時間かけて林道歩き、、、と思ってましたが、救世主が現れます！！ たまたまのラッキーで、林道歩きをすっ飛ばしあっという間に椹島まで戻ってきました。 長い長い山旅がやっと終わりました。 へなちょこ史上初の3泊4日の山旅。しかもテント泊。無謀に思えた挑戦でしたが、何とかやり遂げることができました。 ただへなちょこ一人の力で制覇したとは思ってません。長い道中、気遣ってくださった沢山の登山者の方々。宿泊場所、食事を提供してくださった山小屋の方々。沢山の支えがあって歩ききれたと思います。 山での出会いは一時だけ、、、でも、共に苦労を共有できた仲間達に出会えたのは、大切な思い出となりました。 へなちょこ、更なるレベルアップ目指し頑張ります。来年の目標は、、、 (ΦωΦ)ﾌﾌﾌ…秘密です。 とりあえず次はへなちょこ登山部、飯豊山よ～～( •̀ •́ゞ)ﾋﾞｼｯ!!