高取山(奈良県)その2/2-2019-07-31

2019.08.04(日) 日帰り

活動詳細

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高取山の下山途中、太陽の時刻は入日の頃だったが、折角だから少し山を登り戻して、五百羅漢石にも寄る事にした。 すると、思った通りにこの辺りからの夕景は美しく、一期一会の今日の落日を写真撮影できた。 刻一刻と変わる夕日は慌ただしく過ぎたが、手を止めるしかない。蚊に少しは刺されながらも写真の手ぶれをとめるのに苦労する。 羅漢さんや落日のシヨ―には上ってきた甲斐があった。 このあと、お里・沢一の浪曲で知られる、壺阪寺を右に見て、通る。残念ながらもう閉門を過ぎた時間であり、お参りも御朱印ともにダメだった。 おもえば昔、未だ若さ溢れる二十歳代の、ここが奈良らしい古寺の趣深くあった頃に、すこし寺に通った事があった。壺心会に入り般若心経の意味や仏教教義を、確か当時の常磐照厳管主?から一週間ほど講演を受けた事がある。お陰で般若心経で謂う、「無や色」について自分なりに分った気がしたものだった。 水も買えて、歩き続けるとようやく起点の壺阪山駅に帰り着いた。 もうどっぷりと日の落ちた頃だった。 少し遅れて着いた電車に乗り、 あとは帰路の途中で、夕食とビールを堪能して家に戻った。 帰宅後日記を書く。 こうしていると、十代の昔にラジオでよく聴いた、お里沢市の浪曲、「壺阪霊験記」を聞きたくなった。これは作者不詳で明治時代作の浄瑠璃らしい。 何十年ぶりかの浪花節をきいてみた。脳内になんとも言えない懐かしさが溢れた。舞台の山地を歩いて景色を知ればまた、いい気分で聴けるのである。歩いた情景を思い、昔を偲んで浪花節を楽しめた。話の筋もいい内容である。 沢市を55石で植村家が召抱えたそうだから、勧善懲悪のハッピーエンドストーリーだ。 高取藩いい領主だったんだね。 今回この様に昔を呼び起こす山行きとなった。

高取山 五百羅漢への上り道
五百羅漢への上り道
高取山 日暮れ影の延びる頃から山に入る。日暮れの山入り、羅漢石へ向う。
日暮れ影の延びる頃から山に入る。日暮れの山入り、羅漢石へ向う。
高取山 西空は澄んで空気は綺麗だ
西空は澄んで空気は綺麗だ
高取山 山に入る
山に入る
高取山 五百羅漢に到着
五百羅漢に到着
高取山 1人も同じ人はいない、羅漢さん。
1人も同じ人はいない、羅漢さん。
高取山 笑いあり
笑いあり
高取山 怒りあり
怒りあり
高取山 祈り有り
祈り有り
高取山 拗ねあり
拗ねあり
高取山 一つの岩に羅漢さんの様々なお姿がある。
一つの岩に羅漢さんの様々なお姿がある。
高取山 展望台から全体像がみられる。
展望台から全体像がみられる。
高取山 五百羅漢を後にします。
五百羅漢を後にします。
高取山 これからは、落日です。
蚊に刺されながら燃え尽きる夕日の美しさに見とれました。
これからは、落日です。 蚊に刺されながら燃え尽きる夕日の美しさに見とれました。
高取山 日は落ちた。まだ残照が明るく雲に映えます。雲が有ってからこそ美しさが見える。輪郭線が明るく光ります。
日は落ちた。まだ残照が明るく雲に映えます。雲が有ってからこそ美しさが見える。輪郭線が明るく光ります。
高取山 参道に佇んだ石仏
参道に佇んだ石仏
高取山 ナツズイセンも夕景に染まっている。
ナツズイセンも夕景に染まっている。
高取山 ヨウシュヤマゴボウの軸が綺麗な赤紫色
ヨウシュヤマゴボウの軸が綺麗な赤紫色
高取山 ナツズイセンとヨウシュヤマゴボウ
ナツズイセンとヨウシュヤマゴボウ
高取山 タケニグサ
淡い色合いが夕景に合った。
イボトリに効果がある毒草だが。
タケニグサ 淡い色合いが夕景に合った。 イボトリに効果がある毒草だが。
高取山 壺阪寺の八角堂
背景は葛城山の夕映え。
11面千手観世音菩薩
眼の病に御利益ある
壺阪寺の八角堂 背景は葛城山の夕映え。 11面千手観世音菩薩 眼の病に御利益ある
高取山 遠くに二上山が見える
前にはよく似た山形がある。
遠くに二上山が見える 前にはよく似た山形がある。
高取山 大和三山
畝傍山が大和盆地の夕景に黒く浮かんでいる
大和三山 畝傍山が大和盆地の夕景に黒く浮かんでいる
高取山 壺阪寺が見えて来た。
お里沢市の壺阪霊験記で舞台となった観音様の居すお寺。
壺阪寺が見えて来た。 お里沢市の壺阪霊験記で舞台となった観音様の居すお寺。
高取山 昭和44頃つぼさか壺心会
に入って仏教の教義など講義に参加したことを思い出す。
会員45号
昭和44頃つぼさか壺心会 に入って仏教の教義など講義に参加したことを思い出す。 会員45号
高取山 久しぶりに見る、壺阪寺に石仏増えましたね。
久しぶりに見る、壺阪寺に石仏増えましたね。
高取山 如来坐像さん
観音立像以来多く建立されているのに驚く。印度から運んだ石材。
如来坐像さん 観音立像以来多く建立されているのに驚く。印度から運んだ石材。
高取山 今日は久し振りの壺阪寺だったので、御朱印帳も用意して来たのだが、お寺に時間的に間に合わず入山出来なかった。残念。
今日は久し振りの壺阪寺だったので、御朱印帳も用意して来たのだが、お寺に時間的に間に合わず入山出来なかった。残念。
高取山 壺心会会員証
昭和45年頃のもの、今は活動はない。
壺心会会員証 昭和45年頃のもの、今は活動はない。
高取山 クサギ
葉が臭いからという名付。
夕方に目立つ花でした。
クサギ 葉が臭いからという名付。 夕方に目立つ花でした。
高取山 暗くなつてきたので車道を、そして保有する水も無くなったので自動販売機を求めてあるく。
暗くなつてきたので車道を、そして保有する水も無くなったので自動販売機を求めてあるく。
高取山 帰りどこも店仕舞最中
最後の客として滑り込みは大佛ラーメン。
帰りどこも店仕舞最中 最後の客として滑り込みは大佛ラーメン。

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