幕山(常軌を逸した暑さでトンズラ)

2019.08.03(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 18
休憩時間
12
距離
14.1 km
のぼり / くだり
789 / 789 m
52
13
1 19
50
1 32

活動詳細

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この暑さの中、うっかり幕山に行ってきました。とにもかくにも「暑い」の一言でした。道は基本的に超ガッツリ整備されているので問題はないと思いますが、南郷山に向かう際の林道との合流あたりと、南郷山頂あたりのヤブというか草むらはほんのちょっぴり注意が必要かもしれません。今回はほんとうの意味でエスケープルートを使ったような気がします。 久しぶりに週末に時間が取れたので、ウキウキと始発電車で湯河原に侵入します。天気が良さそうなので十国峠から富士山をみようかな、と思い適当に出発しましたが熱海まで行くべきやった... そう、とんでもなく暑いのです。ご丁寧に風もなし、文字通りの風速0Km/h。出発して1分でさっそく即死5秒前まで追い詰められております。 まずは駅から登山口まで歩きますが、これまたとんでもねぇ。上記に加え日陰もなし。ゲンナリワッショイと歩いていくのですが、ふと... 「ん?そういえば... なんで俺はこんな日にGWの鈴鹿と全く同じ格好で歩いてるんだ?」と、非常にもっともな疑問が湧いてきます。そう、最近ちょっと忙しくて山に行けていなかったので、今が夏であることをすっかり忘れておったのです。そうなのです、私は少々アレな人物なのです。 「...これは... 致命的なミスざます...」町中なので必殺技の「人前に出られない格好で涼む」も発動不可... 「まあええやろ、心頭滅却したところで暑いもんは暑いし、たっぷりと暑さを楽しんで歩けばよし」と賢さ抜群で進み、いよいよ登山口に到着です。ベンチで休みますが、汗がすごい。すでに下山してサウナに入っているような佇まいとなっております。ただひたすらにすべてが暑い。靴が暑い靴下が暑いタイツが暑いズボンが暑い下着が暑い服が暑いタオルが暑いザックが暑い帽子が暑い。登山口でここまで消耗しているのはおそらく初めてでしょう。 近くに小川が流れているのでそこでたっぷりと休憩し、「よし、もう帰ろう」と固く決意しヨロヨロと登山道を進みます。ちょっぴりふしぎ。幕山までの道は歩きやすく傾斜もおっさんフレンドリーなものとなっておりますが、やはりとんでもなく暑い。ということで座って休んでいるとすご勢いで蚊が集まってきます。私をドリンクバーと勘違いしちょる模様。 「おっと、そこまでだ、これ以上お前らの好きにはさせん」なんと、しっかりと虫除けを用意していたのです。そう、実は私は準備万端な人物なのです。服は間違えましたが。さっそく顔やら手やらに塗りまくり完全防御体制に入ります。これであの蚊たちも... 「ん?なにそれ?」そう、丸無視。まったくもって無視。何一つ変わらん。流石にバッグの奥底に転がっていた何年前のものかもわからん虫よけでは駄目やったか... 座っているとだめなようなので先に進むことにしますが、どんどん暑さが増してきよる。風も相変わらずゼロでとんでもねぇ、とにかくとんでもねぇ。超ウルトラスーパーヒーコラワッショイ言いながら一歩一歩すすみ、ついに幕山に到着です。 ...ん?こんなもんか? 私のイメージでは気持ちの良い広い山頂があり、そこでウキウキと休憩する自分を想像していましたが、単なる雑草まみれの空き地みたいな感じになっております。あたり一面雑草で草いきれがすごい。「ここにおったらマズイザマス」眺望を楽しむ暇もなくさっさと先に進みます。 そのまま進むと大石ヶ平への分岐に出てきます。予定ではそちらに進み、そのまま城山を超え十国峠を進むことになっています。が... 流石に今日は無理やった... マジ無理。ちょっぴり無念ですが、そのまま南郷山を超えてトンズラすることに決定しました。 で、少し歩くと自鑑水というのがあります。「なんやこの水たまりは?」と極僅かに思ってしまいましたが、なんとあのスーパーレジェント源頼朝がこの池に映った自分の顔を見て自害を思いとどまったほどの水たまりらしいです。まさに日本の歴史を支えた水たまりと言えるでしょう。 そのまま先に進むと林道に合流しますが、ここはしっかりとピンクテープを追いかけていくのがええでしょう。適当に進むと私のように「ぐるっと回って自鑑水に戻る」ルートに入り込んでしまうかもしれません。まあ、「見るからに山頂」がありますので、そちらに向かって進めばOK。そのまま進むと、えらいヤブというか、草むらに入り込みます。道もよく見えないです。ヒーコラワッショイと草をかき分けながら進むと突如南郷山頂に到着です。 よし、少々早いがここでいつものブルジョワラン... いや、無理。超無理。こんなところでムシャムシャやらかしとる場合ではない。幕山の山頂に輪をかけて雑草モジャモジャで暑すぎる上に辺り一面虫の楽園。仕方がないのでそのままトンズラを続けます。で、これがまたアレなわけですよ、もう草ボーボー。足元が全く見えん状態なのでカーブに差しかかったらちょぴり危険。まあ、感覚でなんとなく道はわかるので、その感覚に従って進んでいたらいつの間にかゴルフ場近辺に出てきます。 で、そのゴルフ場の側を通るわけですが、道とその脇に結構ゴルフボールが転がっています。「ん?ということはここにボールが飛んでくるってことか?」と一瞬思いましたが、流石にそれはないやろ、と安心して進んでいると「ガサガサッ」と音がし、前の方にボールが飛んできておる。まあ、はるか頭上を通って向こうの方に飛んでいきましたが、やはり怖い。幕山近辺で見かけたイノシシの次に怖い。 まあ、そんなこんなで進み、無事に集落近辺までやってきました。「うひょひょひょ、ここでサンダルを投入。毎回この瞬間がたまらんのよ...ん?あれ?なんで右足しかないの?なんで袋の中にスポンジ(四個入)が入っているの?」どうやら最重要アイテムの一つであるサンダルを忘れた模様。そうなのです、私は少々アレな人物なのです。スポンジを足に縛って歩こうかとも思いましたが、TPOを大事にする丹沢の英国紳士たるこのワタクシのプライドがそれを許さず、結局ムレムレな靴を履き足を引きずるように駅に向かい、ションボリ風味でトンズラしたのであった。

幕山・南郷山 朝っぱらから湯河原駅にやってまいりました。この時点で暑さがヤバい感じですが、気が付かなかったことにして出発します。
朝っぱらから湯河原駅にやってまいりました。この時点で暑さがヤバい感じですが、気が付かなかったことにして出発します。
幕山・南郷山 途中にある美術館です。この建物の前は数回通りましたが、一回もここには入ったことがないのです。
途中にある美術館です。この建物の前は数回通りましたが、一回もここには入ったことがないのです。
幕山・南郷山 途中に門番のかたがいらっしゃっいました「すみません、通ってもよいですか?」「ムシャムシャ」「ええですかね?」「ムシャムシャ」

通っても良さそうなのでコソコソと進むと「シギャー」と叱られた模様。ペコペコ謝って先に進みます。
途中に門番のかたがいらっしゃっいました「すみません、通ってもよいですか?」「ムシャムシャ」「ええですかね?」「ムシャムシャ」 通っても良さそうなのでコソコソと進むと「シギャー」と叱られた模様。ペコペコ謝って先に進みます。
幕山・南郷山 そんなこんなで登山口近辺の幕山公園管理棟?らしき箇所に到着。この時点で満身創痍となっております。
そんなこんなで登山口近辺の幕山公園管理棟?らしき箇所に到着。この時点で満身創痍となっております。
幕山・南郷山 近くに川があったので汗が引くのを待ちます。...が、蚊が凄い。
近くに川があったので汗が引くのを待ちます。...が、蚊が凄い。
幕山・南郷山 しばらく休んでいましたが、まったくもって状況が変わらんので、もうええやろ、と出発です。
しばらく休んでいましたが、まったくもって状況が変わらんので、もうええやろ、と出発です。
幕山・南郷山 最初の梅林ですでにヤバい。ものすごい速さでヒーコラワッショイが発動します。
最初の梅林ですでにヤバい。ものすごい速さでヒーコラワッショイが発動します。
幕山・南郷山 梅林としては最高地点なようですが、もちろん山としては下のほうなのです。
梅林としては最高地点なようですが、もちろん山としては下のほうなのです。
幕山・南郷山 この辺りから道自体は歩きやすさが増してきます。
この辺りから道自体は歩きやすさが増してきます。
幕山・南郷山 が、たったこれだけの日向がキツイ。樹林帯の真っ只中で風もゼロミリメートルなためヤバさマックス。
が、たったこれだけの日向がキツイ。樹林帯の真っ只中で風もゼロミリメートルなためヤバさマックス。
幕山・南郷山 途中に休憩所がありました。梅の時期なんかはここから気持ちの良い景色が見られるのかな?
途中に休憩所がありました。梅の時期なんかはここから気持ちの良い景色が見られるのかな?
幕山・南郷山 途中に石が転がっていました。あの震災で落石したものである模様。手を合わせ先に進みます。
途中に石が転がっていました。あの震災で落石したものである模様。手を合わせ先に進みます。
幕山・南郷山 しばらくジグザクと坂を登ると分岐に出てきます。左が幕山で右が山頂かぁ... どっちに行けばええやろか?
しばらくジグザクと坂を登ると分岐に出てきます。左が幕山で右が山頂かぁ... どっちに行けばええやろか?
幕山・南郷山 どちらでも良かった模様。元気に山頂に到着です。が、太陽やら草いきれやらで熱々蒸々なためさっさと先に進みます。
どちらでも良かった模様。元気に山頂に到着です。が、太陽やら草いきれやらで熱々蒸々なためさっさと先に進みます。
幕山・南郷山 その先もアレですな。とにかく暑い。以前は梅の時期に来ましたが、まったく印象が違う。
その先もアレですな。とにかく暑い。以前は梅の時期に来ましたが、まったく印象が違う。
幕山・南郷山 元々はここを左に向かいそのまま城山を超えて本来の目的地である十国峠に向かいたかったのですが、流石に本日のコンディションでは無理ザマスと判断。右からエスケープします。
元々はここを左に向かいそのまま城山を超えて本来の目的地である十国峠に向かいたかったのですが、流石に本日のコンディションでは無理ザマスと判断。右からエスケープします。
幕山・南郷山 たばこ云々より、もうこの暑さで自然発火するんじゃねぇのか、という状況。
たばこ云々より、もうこの暑さで自然発火するんじゃねぇのか、という状況。
幕山・南郷山 「じかんすい」って読むのかな?水があれば少しは涼しいかな?
「じかんすい」って読むのかな?水があれば少しは涼しいかな?
幕山・南郷山 この辺りからこんな感じの笹の道がチラホラ出てきます。カサカサと顔やら手やらにあたってアレですな。
この辺りからこんな感じの笹の道がチラホラ出てきます。カサカサと顔やら手やらにあたってアレですな。
幕山・南郷山 気がつけば自鑑水に到着。なんかカッコ内にデンジャラスな別名が記載されております。源頼朝に関連する、由緒ある水たまりな模様。
気がつけば自鑑水に到着。なんかカッコ内にデンジャラスな別名が記載されております。源頼朝に関連する、由緒ある水たまりな模様。
幕山・南郷山 その後林道に合流しますが、こんな感じでピンクテープが貼ってあるので、忘れずに追いかけると吉。
その後林道に合流しますが、こんな感じでピンクテープが貼ってあるので、忘れずに追いかけると吉。
幕山・南郷山 林道から離れて少し坂を登ると道が見えないほどの草むらに突入します。草と蜘蛛の巣をかき分け、ようやく南郷山山頂に到着です。ここでブルジョワランチを堪能しようかともおもっていましたが、こりゃあ無理じゃろ、と判断。このままトンズラを続けます。
林道から離れて少し坂を登ると道が見えないほどの草むらに突入します。草と蜘蛛の巣をかき分け、ようやく南郷山山頂に到着です。ここでブルジョワランチを堪能しようかともおもっていましたが、こりゃあ無理じゃろ、と判断。このままトンズラを続けます。
幕山・南郷山 またもやヤブをかき分け進み、いくらか見晴らしの良い場所にでてきました。うーん、なぜか白っぽいな。
またもやヤブをかき分け進み、いくらか見晴らしの良い場所にでてきました。うーん、なぜか白っぽいな。
幕山・南郷山 ん?ペンギンか?と思いましたが、よく見たらフクロウっぽい感じでした。まあ、どちらにせよ鳥を泣かすのはイカンですな。
ん?ペンギンか?と思いましたが、よく見たらフクロウっぽい感じでした。まあ、どちらにせよ鳥を泣かすのはイカンですな。
幕山・南郷山 その後もとんでもない暑さの中をのこのこワッショイと進み、
その後もとんでもない暑さの中をのこのこワッショイと進み、
幕山・南郷山 舗装道路まで出てきました。ユリらしき花も祝福に駆けつけれくれています。
舗装道路まで出てきました。ユリらしき花も祝福に駆けつけれくれています。
幕山・南郷山 途中からまたもや土の道に復帰します。
途中からまたもや土の道に復帰します。
幕山・南郷山 しばらく歩くとゴルフ場の脇にでてきます。フェンスとかネットとかがないので少々怖い。
しばらく歩くとゴルフ場の脇にでてきます。フェンスとかネットとかがないので少々怖い。
幕山・南郷山 その辺りから道自体はかなり歩きやすくなります。イノシシは罠にかかっておらん模様。
その辺りから道自体はかなり歩きやすくなります。イノシシは罠にかかっておらん模様。
幕山・南郷山 この辺りはフェンスがあるので安心してズンドコワッショイ歩けます。
この辺りはフェンスがあるので安心してズンドコワッショイ歩けます。
幕山・南郷山 そのままとんでもなく暑い道を通り、再び湯河原駅にやってまいりました。温泉とか行こうかな、とも思いましたが、人が多かったので邪魔になったらアレやな、ということでさっさと電車に乗ってトンズラしました。
そのままとんでもなく暑い道を通り、再び湯河原駅にやってまいりました。温泉とか行こうかな、とも思いましたが、人が多かったので邪魔になったらアレやな、ということでさっさと電車に乗ってトンズラしました。

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