活動データ
タイム
07:33
距離
5.3km
のぼり
1406m
くだり
93m
活動詳細
すべて見る2019年7月30日(火)~7月31日(水) 地蔵岳のオベリスクを知ったのは、確か2011年実相寺の山高神代桜を見に行った際、駐車場案内係の方に「あれが甲斐駒ヶ岳、隣が鳳凰三山。」と教えてもらったころ。 まだ山登りはしていなかったが、爛漫の桜の背後にそびえる雪を頂いた山々は神々しく見えた。 中央高速を走っていても見ることができるオベリスクはそう遠い所ではないだろうと思っていたが、山に登るようになり興味を持って調べ始めると、そこは私にはそう簡単にたどり着ける場所ではない、という結論に至った。 登山口までのルート、登山口から地蔵岳へのルート、できれば地蔵岳を含めた鳳凰三山を縦走した場合のルートなど。。。距離、標高差があるだけでなく、ちょっと複雑そうで。。。まぁそれは考えないようにして置こう、という候補になっていた。 けれど近年もう少しよく調べてみれば、青木鉱泉もしくは御座石鉱泉の登山口まで車で入ることができれば、山上には薬師岳小屋、鳳凰小屋と二つの山小屋があるので何とかなりそうだ。 最初は青木鉱泉、御座石鉱泉に車で入ってゆくことが難しそうだったので、バスを使って広河原や夜叉神からのルートを考えたが、バスの時間、駐車場の確保など考えるととても実現できそうな気がしなかった。 が、韮崎側の登山口ならそこへ直接車で行けば良いのでシンプルだ。 しかも色々調べてみると各鉱泉への林道は考えていたほど悪路ではなさそう。。。 ネットで調べた結果、御座石鉱泉から鳳凰小屋に至り一泊、もしくは当日中に地蔵岳へ登り一泊。 翌日鳳凰三山を縦走の後ピストンで御座石鉱泉に戻る、というルートに決めた。 まず御座石鉱泉登山口への林道も3ルートほどあったのだが、一番シンプルに小武川沿いを上がるルートを選択。 宿泊の際鳳凰小屋のオーナー細田さんに伺ってもこのルートで正解だったようだ。 悪路と言われていたが、ほとんどが舗装道路。 路面に落石があったり、たまに大きな起伏や穴があったりもしたが、注意して低速で行けば問題なかった。 私の車のナビは迷わず案内してくれたし、途中要所要所に案内板もある。 登山口の駐車場に到着できれば、あとは自分が歩けるかどうか、だけだ。 登山ルートは鳳凰小屋のHPで初心者にもお勧めとされていた「燕頭山(つばくろあたまやま)コース」にした。 6時には出発できたので、予定通り歩けて午後1時ごろ鳳凰小屋に到着できれば、その日のうちに地蔵岳に登りたい。。。結局鳳凰小屋に到着で気力・体力ゼロになり地蔵岳は翌日に持ち越し。 ちなみに下山も同ルートをピストン。 小屋に少しでも荷物を預けて三山縦走できる、初めての山なので同じ道が良いだろう、ドンドコ沢コースでも小屋に荷物を置いておけるが、沢を下るのは大変そう、などの理由から。 また、ドンドコ沢を下ると青木鉱泉から御座石鉱泉まで小一時間歩くか、バスを利用する必要がある。 ドンドコ沢には風光明媚な滝がいくつかあるようだが、今回はとにかくシンプルに。 以上のような計画で、とりあえず二日目には鳳凰三山を縦走し、御座石鉱泉の自分の車まで無事に戻ることができた。 同じコースだというのに、帰りは「こんなに長かった? 迷った?」と思うほどで、YAMAPでルートを確認できたことはとても心強かった。 楽しみにしていた景色、植物、鳳凰小屋での宿泊、どれも予想以上に素晴らしく、大満足で充実な山行となったが、距離や標高差を見ると「これだけ!?」と驚愕するほど、自分にとっては辛く長いルートに感じた。 もっとも、たった 5.3kmで 1,400m近くを登るという経験は初めてだったのだから、そういう事なのだろう。 下りてきたときにはもうこりごりと思ったのだが、ホウオウシャジンが咲いたら、紅葉になったら、また行きたくなってしまいそう。。。 鳳凰小屋については、この平日宿泊でもにぎわっていたが一人ひとつの布団がいただけた。 夕食はカレー。 お代わり自由。 二食付きの場合、早朝出発の人にはお弁当を用意してくれる。 基本チェックインの際に申し込むが、この日は夕食時にも「変える人は今からでも間に合います。」というアナウンスあり。 水場の水は常時流れている。 HPにお湯はもらえないと書いてあったのでバーナーを持参した。 トイレは外のバイオトイレ。 小屋のスタッフの方たちはみなハキハキして親切で感じが良かった。 更衣室はないが、着替えをしたいというと小屋とは別棟の一室を貸してくれて、翌朝もそこで着替えOKと言ってくれた。
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