活動データ
タイム
25:13
距離
42.0km
のぼり
3295m
くだり
3290m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る7月後半に行った山のレポです。 今年最初で最後のアルプスは、薬師岳と黒部五郎岳に登ってきました。 最近息子の塾などの予定や雨などであまり山に行けず、山行自体1か月以上ぶりでした。 1日目は折立から登って薬師峠キャンプ場に泊まり、そこを起点に2日目は黒部五郎岳へ縦走、3日目に薬師岳に登って下山するのが今回のプランです。黒部五郎岳は去年双六方面から登って雨に降られた山、薬師岳は初めて上る山でした。 今回の山行の拠点とする薬師岳キャンプ場は水量豊富な水場があるため、携行する水がいつもより少なくて済み、その分荷物の軽量化ができました(秀とろザック20㎏弱、家族の分の食糧込み、水汲み用にはダイソーの3.9Lウォーターバック×2を持参)。 1日目 ルート:折立~薬師峠キャンプ場 YAMAP標準CT:4:40 活動時間:05:01:00 移動距離:7.7km 高低差:998m 折立の駐車場には10時ごろ到着。 ほぼ満車でしたが、運よく1台空いていました。 ちょうど下山してきた人がいたのだと思います。 折立からP1869のベンチまでは、土がむき出しになった滑りやすい 樹林帯の中を汗を滴らせながら登っていきます。 ベンチから太郎平までは開けた高山らしい道のため、気持ちは大分楽になります。今回は道すがらずっとニッコウキスゲが花盛りで目を楽しませてくれました。 薬師峠キャンプ場は太郎平小屋の経営。 我々が行ったときは、売店に「薬師峠キャンプ場は現地受付」 という看板が出ていましたが、時間帯などによって受付が太郎平小屋になっていることもあるそうなので確認が必要です。 太郎平小屋から20分ほど歩くと薬師峠キャンプ場。テントサイトは傾いたところが多く、平らな場所はそう多くありません。我々の場合は、幸いあまり混んでいなかったため、なんとか平らな場所を見つけて確保することができました(水場・トイレからは遠かったですが←と言っても徒歩2,3分)。 ここの水場は水量が豊富で、何をするにしても返り飛沫を浴びることになります。 今回気になったのは、水場で歯磨き粉をつけて歯を磨いている人が幾人もいたこと。普通の歯磨き粉は化学物質だらけで分解されにくく山の自然にに負荷をかけるので、是非やめて欲しいと思います(飲み込むならいいですが)。それを知らずに悪気なく自然破壊している人もいるかもしれないので、少しでも多くの人に知ってもらうべく、ここに書かせていただきました。 2日目 ルート:薬師峠キャンプ場~黒部五郎岳~薬師峠キャンプ場 YAMAP標準CT:10:00 活動時間: 11:12:00 移動距離:20km 高低差:546m 「秀とろ、大変!もう4時過ぎてる!」というとろつまの声で朝を迎えました。 2時に起きるはずだったのに…。 どうやら前夜目覚ましをつけずに落ちてしまったようです。 今日はCT10時間と行程が長いのでこれは由々しき事態です。 急いで準備…と思いつつも何だかんだで出発は予定の2時間遅れの5時15分。しかも、外はガスワンダー。 この日は天気がいい予定だったのに…。 途中太郎平小屋によって天気を確認をするとやはりいまいちの予報。 「今年も晴れた黒部五郎が拝めないのか」 と、どんよりしながらも一縷の望みにかけてガスの中出発します。 晴れてたらさぞ素晴らしい景色だろうと想像しつつ、 それでもチングルマ、ハクサンイチゲなどの花々や澄んだ水を称える池塘に癒されながら、北ノ俣岳を越え、赤木岳を巻き気味に越え、黒部五郎岳の取り付きあたりにたどり着いたとき、なんと今日初めての青空が現れ始めました。 「これは2年前の聖岳を思い出すねー。」 みんな一気にテンションが上がり、ぐんぐん高度を上げます。 肩に到達すると、まだ青空は健在。カールも見えます。 去年は山頂直前のこの肩で雨が降り出したので、 この機会を逃すまいと一気に山頂まで登ります。 そして、黒部五郎岳リベンジ成功! 遠くの景色はガスに包まれていて見えず100点満点とはいきませんでしたが、カールが見えて青空が見えて、たまに黒部五郎小屋が見えて…。 これだけ拝めればもう合格点です。 復路ではまた天気が崩れてカッパが手放せなくなったので、我々が山頂にいた時間帯に晴れたのはとても運がよかったのではないかと思います。 秀とろ家は過去の北アルプス山行において、19日中14日間雨に降られています。そんな我が家にも、天気の女神が微笑んでくれた貴重な機会でした。 出発の遅れが響き、薬師峠キャンプ場に戻ったのは16:30. これで休養時間を考えると明日のご来光登山は厳しくなりました。 因みに薬師峠(太郎平小屋)から黒部五郎をピストンする場合、 往復20km(CT10:00)にわたって山小屋が一切ありません。 十分な水と食料を持ち、万全の体調で行くことをお勧めします。 過去にCT10:00以上を歩いたことがない場合はやめた方が無難だと思います。 3日目 ルート:薬師峠キャンプ場~薬師岳~薬師峠キャンプ場~折立 YAMAP標準CT:7:25 活動時間: 09:06:00 移動距離:14.2km 高低差:1,578m 2時過ぎに起床し、3時過ぎにテン場を出発。日の出に間に合うのは厳しいですが、少しでもいい時間に山頂につけるよう頑張って登ります。 薬師平までは沢沿いや涸れ沢沿いの岩のごつごつしたルートで、ナイトハイクにはしんどかったです。 薬師平から先は比較的歩きやすい道でした。 日の出の時刻は、薬師岳山荘を過ぎて薬師岳への斜面を登っている途中に迎えました。残念ながら斜面の陰になってご来光は拝めませんでしたが、今までに見たことのないような空の色を見ることができました。 そして山頂は快晴。 天気のいい早朝に高山の頂に立つ…去年一昨年と天気に恵まれないことが多かっただけに喜びはひとしおでした。 しばらく山頂の絶景を楽しんだ後、薬師峠キャンプ場に戻ってテントを撤収し折立へ下山。P1869から先の土がむき出しの道は、下りにくくて辟易しました。 折立には昼過ぎにつき、皆さんのレポでよく見るサンダーバードで軽食を買い、まちなか温泉ゆくりえで汗を流し、廻る富山湾すし玉で地魚の寿司を堪能して帰りました。 今年は中3の息子の夏期講習が忙しかったのと、 流石に受験生を山に連れまわしすぎるのはと私が遠慮したのとで、 いつものようながっつり縦走ができませんでした。 (と、いいつつお盆は帰省を兼ねた東北遠征ですが。) 来年、高校生になった息子は果たして家族とがっつり縦走をする時間がとれるのか…。我が家のがっつり家族登山もそろそろ終盤に差し掛かってきたのかと少し寂しさを覚える今日この頃です。 【とろつま口コミ】 ●薬師峠キャンプ場 1人1000円/我が家計:4人×2泊=8000円 水場の水勢が良過ぎるので、服や靴をぬらさないように注意。 ホースは1本だけだが、強い水勢のおかげで 歯磨きラッシュの時間帯も、ほとんど待ちが起きない。 トイレはペダル式の水洗。が、水場と違って踏んでも踏んでも水が出ず 脇に置かれた水桶から、すくって流す必要があった。 テント場は傾斜がある場所が多いけど、鹿島槍の冷池山荘テント場に比べたら天国。 私達は幸運にも、とても寝心地の良いフラットな場所に設営できた。 受付はキャンプ場の仮設小屋にて。(※夏季のみ。通常は太郎小屋(徒歩20分)) こちらでビールも買えます。 ●まちなか天然温泉 ゆくりえ 大人(中学生以上)800円/子供(3歳~小学生)400円 我が家計:800×3+400=2800円(≡д≡)タカ‐イ 源泉かけ流しで、確かにお湯はいいと思うんだけど 800円は高いと感じてしまうかなぁ。 サウナは別料金にして安くしてほしいなぁ。 こうも暑いと露天もゆっくり入る気がしないし。 うだるような暑さの中で下山、3日ぶりの風呂で汗を流し、当日に帰神… こんな条件下だと、安くてこじんまりした泉質の良い湯に、サクッと入って帰りたい。 800円取るくせに、やけに水勢の強いシャワーがあっという間に自動止水するし 800円取るくせに、リンスインシャンプーで、何度洗っても泡が立たないし そのあたりも不満。 ドライヤーだけは、珍しく性能の良い機種で800円らしさがあったな。 鍵付きロッカー無料なのは、800円だし当然ということで。 ここまでで何回800円って書いたっけ どうやら自覚してる以上に値段が不満だったらしい。(/ω\)イヤン ●廻る富山湾 すし玉 富山掛尾本店 「富山県の回転寿司は美味い」と、噂には聞いていたが本当に美味しかった。 ただ、美味しいは美味しいけど、コスパよろしくないネタもメニューに混在してます。 吟味して注文すればもっと安くできただろうし、もっとお得感も味わえただろうな。 節約主婦とろつま、反省中。(´-ω-`)クヤシイ セルフでお代わり自由の味噌汁サービスが嬉しい。海老の頭から出汁がたっぷり出ていて、疲れた体に染み渡った。 ※本日の朝とれ五種盛りの件 本日のおすすめが書かれた黒板に見えた 『本日の朝とれ五種盛り 298円』 「やっすー!さすが富山!これは売り切れ前に注文必須ね!」と 鼻息荒く4皿注文。 やってきた皿を見て、その皿の高級感に違和感を覚える。 黒板を振り返り、目をこらしたら 擦れて10分の9くらい消えた「1」が…! ガ━━━━━━∑(゚д゚lll)━━━━━━ン!! 1298円だったー!!! <(゚ロ゚;)>ノォオオオオオ!! 298円だとしたら破格のネタばかり。おかしいと思うべきだったなぁ…。 これのおかげで4000円高くつきました(号泣)。 こちらの五種盛りは、私達以外に頼んでる人は見掛けず(号泣)。 そうだよね、1298円なら食べなくていいネタばかりだったさ。 ズワイガニとか、ホントに「本日の朝獲れ」なのか。富山湾なら猟期じゃないぞ。(←後で調べた) 『本日の』は、「気まぐれサラダ」の『気まぐれ』的な意味で、実際に獲れたのは数か月前の朝なんじゃないのか。(←疑心暗鬼) よっぽど「黒板の「1」消えてますよ」って、店員に言おうかと思ったけど 「え、このネタが298円なわけないよね?まさか勘違いしちゃった?(半笑)」的な 露骨に小馬鹿にした顏をされるのでは…という妄想に怯えて言えずじまい。 この経験は次に生かします。゚( ゚^∀^゚)゚。←泣き笑い
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