活動データ
タイム
15:34
距離
14.3km
のぼり
1625m
くだり
1632m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る自分の一つの目標とした別山尾根ルート。 4月より、劔岳の色々ご教示いただいた先生と。 この日の為に、いろんな努力を惜しまなくしてきました。 しかし、梅雨明け早々のまさかの台風から即座に熱帯低気圧に変わり、2日目の夜はお待ちかねの爆風雨。テントポールが曲げられたり、なぜかガイラインが切れてフライがぶっとぶ。僕らは補強スリーブを入れながら、ラインをまた新たに設置して何とかニコニコ眠ります。 アタックザックにシフトして本番。 劔沢テントサイトからアタック。当日も天気は回復せず。雨。 劔御前を超えて別山、前劔と。ここからは技量と度胸を存分に試す鎖地獄。劔と立ち向かいます。 この天候で、たくさんすれ違う方は撤退。理由は登山道のコンディション。そりゃそうだなと思い、最後の鎖場たてばいを目前として一度リスクヘッジの時間。 空を見上げて天候を読む先生。メンバーの一人がこの天気で寒さによる疲労困憊。これを乗り越えても天気が回復しない、また山頂稜線は凄まじい風である事を予測して、僕らの剱岳は先が危うい為、先生に撤退を提案。 たてばいの水をかぶった鉄筋、墓石のように光る岩。 ビレイデバイスを使いながら上がれるが、そこから歩くことはもちろん、帰りのよこばいを相手にする気力があるのか。早月でエスケープなんてとんでもないと思い更に撤退を押しました。 帰りの立山ケーブルカーで。 本当は撤退なんてしたくなかったのに。 なんであんな事を言ったのだろう。 劔を上がれなかったか事に、悔しくて、悲しくて。 素直になれない自分の言動を恨み、無駄な観光アナウンスを聞きながら、目頭が熱くなりました。
活動の装備
- スポルティバ(LA SPORTIVA)スポルティバ アルプエボGTX
- その他(Other)SIDAS シダス インソール 3フィート・アクティブ・ハイ (3Feet Activ' High)
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