台風の八ヶ岳南北縦走 ULテント体験

2019.07.27(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 16
休憩時間
35
距離
25.8 km
のぼり / くだり
3145 / 1761 m
1 29
1 37
1
1
9
14
12
54
19
9
12
23
22
3
12
32
15
40
DAY 2
合計時間
9 時間 58
休憩時間
32
距離
21.6 km
のぼり / くだり
1557 / 2274 m
10
9
19
24
11
7
29
18
26
12
17
1 28
14
41

活動詳細

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南アルプス縦走するために金曜日の終電で甲府に行き、ステーションビバーク。 しかし、土曜は台風でまさかの林道閉鎖による登山バス運休。 仕方なく南アルプスを諦め、八ヶ岳を目指すべく甲府から小渕沢へ移動する。 この時点では風も穏やかで時々薄日も射している。バス、走らせてくれよ。 7時前に小渕沢駅をスタートし観音平経由で登頂開始! 今回は荒天のULスタイルを目的に蓼科山往復とかたわごとを申しましたが、かなりの試練を経験し、まだまだだな〜 と実感しました。 いや〜 もう一度同じ夜は過ごしたくない。 18時ころ、北八ヶ岳の高見石小屋に着き、白駒池まで行くか迷ったが、白駒池は通る必要なさそうなのでここでテント申し込み。 少し前に雨が止んで太陽が見えたりしたので、 もしかして、このまま回復? 荒天のストックシェルター試せないじゃん なんて思っていたのだが・・・ 場所は2張り程度しかないが、どちらも今日の雨による水たまりなどはない。一応、高い方を選択し、ものの数分で組み立て準備完了。 小屋前の屋根付きテーブルで晩御飯を準備して食べてるうちに雨が降り出す。 しばらくは降ったり止んだりかなと思いながらシェルターに入り、携帯の充電、朝ごはんの用意などしている間も雨は降り続く。 一応、縫い目にシールテープは貼ってあるが、多少の水の浸入や酷い結露も許容範囲。多少のことは気にしない、とレインウェアを着たままビビィシェルターに潜り込み寝る態勢に入る。 1時間くらいした頃に、雨は強さを増し、雨と結露の重みで弛んだシェルターとビビィが接触しているところは雨粒が当たっている感触もあるが、まだまだ気にしない。上から垂れている紐から水滴が落ちてきて顔に当たるが、少し頭の位置を移動して無視。 そして、さらに雨脚が強くなるが、「どうなるか試しに来たんだから、多少のことでは驚かないよ」と、まだまだ余裕。 しかし、ふと気づく。 結露や縫い目の浸入にしては床がびしゃびしゃすぎないか? どうやら、床のストック先端をはめる穴から水が・・・ 入り口を開けて見てみると、強くなった雨のせいで、水が流れきれず水たまりにストックシェルター状態。 そして、水たまりの水位の分だけ内部に浸入。 とりあえず、水の流れ道を作ってみる。 おー、下のテントに向かって流れてく。 ごめんね、でも、そっちもたくさん溜まってるし、ダブルウォールだから大丈夫だよね。 しかし、水の道はすぐ草などのゴミでふさがりラチがあかない。 まあ、これ以上強くならなければ、マットの上はセーフだし、ビビィも防水だし、何とかなるかなか、と自分に言い聞かせて元に戻る。 中に置いてあるものはびしょ濡れだが、もともと全て袋に小分けして入れてあるので大丈夫。 ウトウトした数十分後、 あれ?冷たい? 残念ながらマット上浸水。 水と直接触れているので、これは寒い。 そして、ビビィに浸水するのも時間のも無題・・・ この時点でまだ23時、朝は遠い。 ビビィが浸水したら、ゴアのレインも危ない? 何かの役にたつかも、と100円ショップのレイン上下を買ってあって良かった。ただのビニルだから完全防水。 これを着て何とかしのぐ。 寒い、眠れない、どうなっているのか気になる、の堂々と巡りを繰り返しながら耐え忍び、3時に起きて朝食。 ビビィにくるまってるより出て起き上がっている方が寒くない。 いや〜 マット上浸水まではさすが想定してなかった。 結局、最初の1時間しか眠れず。 さらに、今回、ガーニーグーなどのプロテクトクリームを忘れてふやけた足裏は、さらに一晩中水分に晒されて乾かず。 2日目も朝から雨で、あっさり使い物にならなくなってしまいました。 びしょ濡れのストックシェルターとビビィを乾かこともできないまま、夜を迎える自信もなく、足のふやけが、足のかかと痛が、雨で登山道が川、池、泥んこでトレランシューズでは・・ とやめる理由を一生懸命考えて、蓼科山から下山しちゃいました。 まだまだ経験と工夫が必要ですが、現状では天候不明の長期縦走でストックシェルターは自分には厳しいかなー? という印象です。

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