活動データ
タイム
06:29
距離
6.3km
のぼり
991m
くだり
195m
活動詳細
すべて見るH社の「あこがれの北アルプス」シリーズ第5回目「唐松岳 」の2日目。前日の足慣らし「白駒池」に続く本番だ。 前日の雨は明け方には上がったものの、今にも降りだしそうな空の様子。ホテルを出る前、ガイドさんからレインウェアの上下を身につけて行くよう指示が出る。八方尾根のゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘の前に着いたのは8:45頃。ゴンドラが兎平に着く前からガスの中に突入し、2回乗り継いだゴンドラもズーッとガスの中だった。 今回の山行はスタート時からガスの中を進むことなった。ガスで周りの山は全く見えないが、八方池までの遊歩道周辺には様々な高山植物が次から次に姿を見せてくれる。遊歩道脇にはその辺りに咲く花の説明板が設置され、知らない花でも分かりやすく有難い。 八方池に着いてもガスが晴れる気配は全くない。白馬三山がその姿を八方池に写す「逆さ白馬三山」の絶景を見ることを期待していたが、残念ながらその願いはかなわなかった。 八方池から先は登山道となる。進んで行くと、森林限界を過ぎたはずなのに再び樹林帯となる。八方尾根の特異な植生の逆転現象のためだ。雪の重みのため大きく曲がったダケカンバなどの林が丸山ケルンの下あたりまで続く。 まだ雪渓が残っている箇所や岩場もあるが、特に難しいことはない。基本ができていれば問題ないレベルだ。 唐松山荘に着き、ザックを宿泊室に持って行くため登山靴を脱ごうとした時、右足の大腿四頭筋が攣った。すぐに芍薬甘草湯を飲み岩塩を舐めて、5分程で痛みは収まった。が、その後10分程で唐松岳に登る集合時間になったので登山靴を履こうとした時、今度は左足の大腿四頭筋が攣った。これでは唐松岳への往復はちょっと無理だろうと判断、楽しみにしていた唐松岳登頂は、山頂を目の前にして諦めることになった。残念だが、「無理せず撤退する決断」を選択したことは、それで良かったと思っている。山は逃げない。又、機会があれば、その時は是非とも山頂に登りたいものだ。
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