南ア深南部:奈良代林道→黒沢山2019

2019.07.13(土) 2 DAYS Shizuoka, Nagano
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活動詳細

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今年の梅雨は見事に梅雨入り(6/7)から梅雨明け(7/24)まで週末はほぼ毎回イマイチな天気。結局梅雨の間に山に出かけたのは6/16(日)の湖西連峰とこの黒沢山の2回だけ…という結果になりました。 ところで毎月2000m峰に挑戦中の私。このままだと記録が途切れてしまいます。7/13(土)も晴れはしないものの、静岡には雨は降らない予報。晴れない中を遠出もしたくなくて、2ヶ月前に登ったばかりですがメインルートとなる奈良代林道ゲートから黒沢山に登ることにしました。このルート、前回は冬に登ったので一度夏に登ってみたいと思っていたのでした。 [登山道・眺望] 基本的には去年1月のレポを見てね!:https://yamap.com/activities/1515801 で、夏に歩いてどうだったかというと、新緑の季節ではなくても自然林の緑が目に眩しい素晴らしいルートでした。そして中又山(1867m地点)を過ぎるとルートが極悪になるのも季節には関係ありませんでした(笑)。ルートとして正しいのにこれだけおびただしい数の倒木があるコースを私は他に知りません…。苦労して進んだだけの素晴らしいご褒美があるかというと正直微妙なので、黒沢山というピークに特にコダワリがある、または倒木が大好きというドM(笑)でないのであれば中又山直前で引き返すのがオトナの楽しみ方かな~と思います。 眺望については、シャウヅ山手前のササ原からも西側の眺めが素晴らしいですが、これだと北側・東側がまったく見えないので、ぜひ先のササ原まで足を伸ばして北側の黒沢山・中ノ尾根山や東側の「深南部ブラザーズ」の雄大な眺めを堪能して頂きたいです! [脇腹が~(笑)、その2] 去年12月に前黒法師岳~ヘリポートを歩いた時にコケて首から下げていたカメラで脇腹をしたたかに打ち付け、たぶん肋骨にヒビが入ったのですが:https://yamap.com/activities/2861148 今回、倒木の上で足を滑らせて前回の場所の少し上を、またカメラで同じように打ってしまいました~。前回より痛い、これはマズイ…と打った時は思ったのですが、その後半月ほどで治りました。はぁひと安心。今回はヒビは入らず、ただの打ち身だったようです。レンズも直ったし(笑)。とにかくサロモンの登山靴 X ULTRA 3 MID GTXは軽いという点では素晴らしいのですが、とにかく濡れた木の根っこや石で為す術なく滑るので、少なくとも深南部では使わない方がいいです。 [温度・服装] GARMINの温度センサによるとスタート時の気温は17℃。行きのシャウヅ山が14℃、黒沢山頂上が17℃、帰りのシャウヅ山は15℃、ゴール時も15℃。日が射さない1日だったので温度はほとんど上下しませんでした。 服装は上はファイントラックの薄型メッシュアンダーウェアの上にアークテリクスのTシャツ、そしてダニ対策でマムートのロングZIP-T。下は今回初登場、メッシュのCW-Xの上にマムートの短パンでした。7月でありながら長袖でも暑くなかったですが問題はメッシュのCW-X。ダニ対策でロンTとか言いながらなんでメッシュのタイツなんか履いたかな~(笑)。見事にメッシュの部分でダニに噛まれ(マダニではありませんでしたが)、数日ツライ思いをしました…。これも深南部の夏には使わない方がいいかな。 [今回の山行まとめ] 脇腹を痛めたり雨に降られたりダニに噛まれたりで、なんだかいろいろタイヘンな山行になってしまいましたー。とは言うものの、やはり予想通り奥布山~中又山はステキなルートで、行きはたぶん気温が上がらなかったおかげで夏なのに遠くの山まで見ることができたし、帰りはガスで幻想的に装った自然林を歩くことができたし、脇腹もレンズも直った今考えれば(笑)、これはこれでアリな1日でした。自然林の中でカエデ率がやたら高いことが分かったので、秋も登りに行こうかなー。 [ご参考] 2ヶ月前はバリエーションルートで黒沢山→黒山:https://yamap.com/activities/3665748 [described on Sep.23, 2019]

てんくらによる当日の奈良代山の天気予報。A判定ではあるものの、ほぼ1日中曇りらしいです。
5月の黒沢橋→黒沢山以来2ヶ月ぶりの相月トンネル、水窪に向かう152号線の途中にあります。前回の9℃からだいぶ上昇しました。
去年1月には車で走った奈良代林道。落石の除去がタイヘンだったので今回はバイクです。おかげでノンストップで、
ゲート前まで来ることができました。ただしオンロードバイクだとぬかるみでやたらとリアタイヤが滑り、それはそれでタイヘンでした~。ちなみに標高は1374m。
前回は林道を律儀に歩いたので今回はショートカットします。意外と植林帯は少なく、鳥もあちこちでさえずっていて雰囲気のいい自然林です。
時々九十九折りの林道に行き当たりますが、そのまま突っ切って稜線までショートカットできます。天気予報通りの曇り空。
梅雨時にほとんど山に登らなかったので、今年は1度も咲いているバイケイソウを見ませんでしたなぁ。
ショートカットコースで稜線まで出ると奈良代山が後ろになってしまいました…。まぁ登ったこともあるし、雨が降っていなければ帰りに寄ることにします。
カエデが中心であとはブナ?ピンクテープが割と多めで踏み跡もあるのですが、なにぶん広尾根なのでところどころルートをロストしてます(笑)。
こういう苔むした樹林帯には曇天も似合いますね。ちょっとイヤな風が吹いてきました、いかにも降り出しそうな。
頂上手前でもちょっと道がよく分からなくなりましたが、いちばん高い場所を目指し、奥布山(1741m)に到着。スタートから1時間。
似たような写真になってしまうので省略していますが、緑が眩しい、樹林帯フリークにはたまらない景色が続きます。奥布山からの下りも広尾根なので道迷いには注意かも。
標高1736m、シャウヅ山への最後の登りに取り掛かる地点で樹林帯を抜けササ原に出ます。
開放感のあるステキなササ原。西側にどーんと熊伏山(1653m)。
熊伏山のアップ。左手前が青崩嶺(1368m)、右奥に千本立(1466m)。
千本立の右には、左から大川入山(1908m)、恩田大川入山(1921m)、恵那山(2191m)。
恵那山のさらに右には富士見台(1739m)・神坂山(1684m)、右端に南沢山(1564m)。阿智セブンと呼ばれる山々ですね。
すでにひと雨きたのか、ササが濡れています。相変わらずすぐにでも雨が降りそうな風だし。降り出す前に中央アルプスと深南部ブラザーズの写真を撮りたいのだけどな。
左奥は7月1日に山頂登山が解禁となった御嶽山(3067m)。ガスってますね。右手前はアザミ岳(2027m)、右端の双耳峰に見える山は摺古木山(2169m)。
左の千本立、右の長者峰(1574m)・高嶺(1599m)の間にうっすら見えているのは小津権現山(1158m)。岐阜県北西部にあり、ここからの距離は140km。天気はイマイチですが今日は遠くまで見えるようです。
こちらは奥三河の山です。真ん中にギザギザとカッコいい三ツ瀬明神山(1016m)。右奥に宇連山(929m)、最奥に本宮山(789m)。
ササ原にほんの少しだけ日が射した瞬間。
振り返ったところ。ササ原の向こうに常光寺山・竜頭山、左端に少しだけ灰縄山などが見えます。
奥三河の山、その2。真ん中には平山明神山(970m)、その右に大鈴山(1012m)、左に鞍掛山(883m)。あっちには日が当たってますねー。
愛知県最高峰の茶臼山(右・1415m)と萩太郎山(1358m)。奥にはホントにうっすらと鈴鹿の山々が。茶臼山の左奥には竜ヶ岳(1099m)、ここからの距離は140km。
熊伏山の奥にこれまたうっすらと見えるのは伊吹山(1377m)、距離144km。深南部の山にはずい分登っていますが、伊吹山が見えたのは初めてです!右端には風車の建つ大船山(1159m)。
左端に灰縄山(1437m)、右端に竜頭山(1352m)。手前の稜線上に五丁坂頭山(1369m)・門桁山(1375m)、真ん中奥に光明山(540m)。
写真を撮りまくった割には、奥布山から1時間かからずにシャウヅ山(1835.6m)に到着。
これ何ぞ?
シャウヅ山頂上は眺望はないものの落ち着いたいい場所です。
西側は木々の間から山が見えますが、まぁさっきササ原から散々写真は撮ったので、
山頂では休憩せず先に進みます。道は東に折れるので注意。樹林に囲まれた二重山稜の窪地を進みます。さっきシカが2頭、前を駆けていきました。
ここもすごく深南部っぽくていいところです!
窪地を抜けると再びササ原。シャウヅ山で見えなかった北側の眺望が開けます!正面に黒沢山(右)と左奥に中ノ尾根山(2296m)がお出まし。
少し左手方向ですがこちらが真北方向の眺め。
山座同定してみました。朝日山~笠松山(2013m)は兵越峠~中ノ尾根山の稜線上の山。尾高山(2212m)・奥尾高山(2266m)はしらびそ峠~奥茶臼山の稜線上の山、金森山(1703m)は伊那山地の山。
朝日山(1692m)の奥に中央アルプス。左端の摺古木山からシラビソ山・安平路山。右側の越百山・南駒ヶ岳・空木岳には雲がかかっています。その右のトンガリが宝剣岳(2931m)。
朝日山~笠松山の稜線ではこのあたりがいちばん気持ちいい…という白倉山(1851m)。
中央アルプスのガスが取れました!左から越百山(2613m)、南駒ヶ岳(2841m)、赤梛岳(2798m)、空木岳(2864m)、少し離れて木曽駒ヶ岳(2956m)、宝剣岳、伊那前岳(2883m)。
おっ、御嶽のガスも取れましたね。手前にアザミ岳。
少し先に進むと右手の尾根も標高が下がってきて、東側の景色も目に飛び込んできました!個人的に「深南部ブラザーズ」と呼んでいる山々、左から鎌崩岳・丸盆岳、黒法師岳、バラ谷の頭。
平らになったササ原、素晴らしい眺めです!何と言ってもまだちゃんと道がある(笑)。正面は黒沢山・中ノ尾根山。
中ノ尾根山のアップ。手前の2214mピークでちょっと見えにくいですが。
これは黒法師岳(2068m)。
左が鎌崩岳(2075m)、右が丸盆岳(2066m)。この2つの山の間が深南部でいちばん近そうで遠い稜線、鎌崩。
黒沢山~六呂場峠の稜線の向こうに大無間山(2329m)~風イラズ(1990m)の稜線が見えました。
風イラズの右、やはり黒沢山~六呂場峠の稜線の向こうに深南部ブラザーズの長男、不動岳(2172m)。
で、これがブラザーズの末弟、バラ谷の頭(2010m)。
ああステキなササ原。ウグイスのさえずりとシカの警戒音が聞こえてきます。
サリーちゃんのパパみたいな木。「火の用心」プレート付き。近くにササが刈られた場所があったので、櫛形山で食べてうまかった「香ばし生地のクッキーシュー」を頂きました。
今度は木々のジャマが入らないところで、不動岳、鎌崩岳・丸盆岳、黒法師岳。
地形図上の1867m地点は水窪百山の「中又山」らしい。そこに向かって登り始めます。さっきサルがいましたね~。
登りの途中から振り返ると左側に大きく前黒法師山(1782m)~麻布山(1685m)の稜線。その右奥に五丁坂頭山(1369m)~ナダクマシロ山(1418m)の稜線、そのまた奥に竜頭山。
南には旧龍山村の方の白倉山(1027m)が。右端に尖った登気野(991m)、その奥に富幕山(563m)。
これも振り返ってシャウヅ山。
熊伏山。右の最奥には相変わらず伊吹山が見えています。
ピンクテープも踏み跡もあるのに倒木もあるという(笑)。
「中又山」付近で倒木の上に立ったら思い切り滑り、カメラで脇腹をしたたかに打ち付けました、痛い~。カメラのレンズも曲がってしまいました。前黒法師岳に続いて2回めです…。
スゴいササです。ところで曲がってしまったレンズですが、叩いたら直りました(笑)。この通りちゃんと写真も撮れています。
中又山(1867m地点)~黒沢山の地図。赤線は去年2月、青線は今回歩いたルートです。見事にメタメタ(笑)。
とにかくピンクテープを辿っていても次から次へと倒木が。左手をつくと脇腹が痛いし靴は滑るし、すっかりスピードダウン中。でも写真にしてしまうと、何このいい感じの景色(笑)。
これはGoProからの切り出し、倒木を一生懸命乗り越えているところです。今回の新兵器はメッシュのCW-X…ですが、メッシュの部分でダニにめっちゃ噛まれました(笑)。深南部では使えないことが判明。
標高1924m、黒沢山に向かって本格的な登りに入りました。ここはササも低くて倒木もないですね。踏み跡もハッキリしています。
標高1987m、歩きやすい区間はすぐに終わってしまい、急登で背丈くらいのササで、倒木…。ただ今ちょっと休憩中、振り返るとシャウヅ山の向こうに奥三河の山々。
先ほども撮りましたが、白倉山~登気野の稜線。
バラ谷の頭。
鎌崩岳あんど丸盆岳。
左:ナダクマシロ山、右:常光寺山。
標高1993m、全然進んでませんなぁ。でもここは歩きやすそうです。
標高2034m、バラ谷だったらもう着いてるんだけどな~(笑)。ササをつかんで登るような急斜面です。でも標高は稼げますね。
標高2064m、久々に気持ちのいい感じのササ原に出ました!地形図を見る限りこの先は頂上まで緩斜面のようです。
特に不動岳がいい眺めでした。堂々とした山容です。
不動岳~バラ谷の眺め。不動岳と鎌崩岳の間から頭を出しているのは前黒法師岳(1943m)。
あとは斜面をひと登りで、
着きました~、2ヶ月ぶりの黒沢山(2123.4m)です!いや~、脇腹も痛いしキツかった…。何とか25ヶ月連続2000m峰です。
山頂の北に眺めのいいところがあるのでそこまで歩きます。2214mピークと中ノ尾根山。
左の大根沢山(2239m)と右の大無間山の間には、双耳峰に見える小無間山(2150m)と唐松谷の頭(2169m)。
信濃俣(2332m)。左からちょこっと顔を覗かせているのは青薙山(2405m)。
光岳(2591m)。光石もよく見えますが、あれ、もう少しスッキリ見える場所があったような…。左奥にあるはずの聖・赤石もガスで見えませんでした。
山頂に戻ってきて弁当を頂きます。今日はいつもより遅めになりました。ファミリーマート天竜山東店にて購入の幕の内弁当です。
シャウヅ山もいい頂上ですが、ここ黒沢山も静かでいい雰囲気です。でも弁当を食べ終わった途端、雨が降り出しました。本降りになるのもイヤなので出発しますかね。
熊伏山にガスが。雨はまだ小降りですが、サロモンの靴がアホみたいに滑るのでササの下りではまったく気が抜けません…。
東側の深南部ブラザースはガスでまったく見えなくなりました。正面の前黒法師山・麻布山はまだ何とか。
これから向かうシャウヅ山にもガス。このあと左足の太腿が攣りましたー。右ヒザと左脇腹を庇いながらで負担掛かってんのかな。OS-1を補給しました。
帰りももちろんこうなります(笑)。でもGPSデータを見るとメタメタ区間もほぼ終了、GoProを見る限り13時直前に正規ルートに戻れたみたいです。
雨がしとしとと降っていますが、服がびしょ濡れになるほどでもないかな。地形図の1810m地点への登りの途中から振り返ってガスに隠れつつある黒沢山。
結構本降りになってきたので、いったんカメラをリュックにしまい、早足で樹林帯までやって来ました。
西からも東からもガスが上がってきました。これはこれでいい感じです。
シャウヅ山まで戻ってきました。
美しいササ原ですが、上に木々がないので残念ながら濡れます(笑)。
ササが濡れているので、カッパの下だけ履きました。サロモンの靴は、もう乾いた道専用だな…と思っていたらこの時を最後に履くこともなく。
脇腹が超痛い…、ペースめっちゃ遅いですけど、まぁまだ2時だし時間的には余裕っしょ。
…と足元ばかり気を取られながら歩いていたら、いつの間にか周りが真っ白になっていました。
あまり真っ白になった樹林帯を歩いたことはないので嬉しい…かな?素晴らしい、コケコケです。
奥布山の頂上は登山道から少し外れたところにあることに初めて気付きました。それで毎回道に迷ってたのか(笑)。
奥布山を過ぎれば、ほぼ登りはないはず。この切れ込みの少ない葉っぱはハウチワカエデなのかな?紅葉時には素晴らしい景色が見られそうですねー。
雨だし脇腹は痛いし、奈良代山には登らずに帰ります。それにしても降り出すのは午後11時って予報だったけどな~。
行きと同じようにショートカットコースを歩いて奈良代林道ゲートまで戻ってきました。
雨が降ることもあろうかと、ちゃんと靴を逆さにしておいたのだ、さすがオレ!と思って反対側に回ったらヘルメットのシールドが開いたままで中がビショビショでした(笑)。
奈良代林道は行き以上にぬかるんでいて、バイクで走るのもタイヘンでしたが無事に降りてきました。結局最後まで雨に降られながら帰宅。

活動の装備

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