日本百名山 御嶽山 3000mの雨風には気をつけよう。

2019.07.11(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 6
休憩時間
31
距離
15.7 km
のぼり / くだり
1675 / 1676 m
21
4
33
35
23
16
7
5
17
21
37
12
11
29
29
4
20

活動詳細

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一度、登りたかった御嶽山(おんたけさん)に行きました。 2014年9月27日の噴火以来、山頂部の入山規制が続いている御嶽山。 二ノ池手前から山頂までの約600mの登山規制を、7月1日から10月16日まで解除すると発表があったので山頂まで登り周回しました。 御嶽山は、古くから山岳信仰の対象の山として信者の畏敬を集めてきた巨峰で、いくつもの峰を連ねてそびえる活火山です。標高は3000メートルを越えます。 黒沢口登山口から登り、山頂ー摩利支天(まりしてん)ー継子岳(ままこだけ)を周回するつもりでしたが、三ノ池からの下山道が落石のため通行ができず周回し山頂を経由して下山しました。 山頂は、まだ噴火の痕跡があり硫黄のにおいが漂います。 亡くなった方にご冥福をお祈りし周回しました。 いつもは歩いた順番で日記を書いていますが、御嶽山は登山道も整備され迷う個所も無いので今回は割愛します。 今回伝えたいことは、3000メートルの雨風です。 登った日は、昼からの天候が悪くなる予報だったので朝早く登り下山する予定でしたが、10:00くらいから雨が降り出し下山途中に山頂付近を通過しなければならない状況になりました。 3000メートルでは、とにかく風が強いです。途中避難小屋に避難したのですが小屋が風で揺れるくらいの暴風です。風が強いと一気に体温を奪われます。薄手のシェルとレインコートで雨風を防ぎましたが、もし持っていなければ下山できない状況でした。 山頂付近の吹きさらしの場所は、暴風雨になるので風で飛ばされる可能性があります。ただそこで立ち止まれば一気に体温を奪われ動けなくなります。私はそれを経験から理解していたので、そんな場所は一気に風があたらない場所まで移動し下山しました。雨風が強くなれば恐怖です。ただそこで動かなくなると命の危険があります。怖くなっても、風が当たらなくなる場所まで移動する。 教訓にしてください。 山頂を越えて樹林帯までくれば、しとしと降っている雨に変わりました。 予想通りです。以前北岳(3193m)に登った時も、山頂付近暴風雨、登山口晴れという状況でした。 登山口で、しとしとの雨が降っていても油断せず登ってください。 必ず防寒着は持って行ってください。お願いします。 最後に、黒沢登山口までマイカーで行きました。 大阪からの場合、中央道の中津川ICで降りて国道を進みますが、まだ登山口まで80キロありました。しかも最後の10キロはくねくねの道です。あまり広くないので対向車があれば注意が必要です。 登られる方は、気合を入れて運転してください。 私も、運転がかなり疲れました(笑)

御嶽山・継子岳・摩利支天山 中の湯 黒沢口登山口から登ります。
中の湯 黒沢口登山口から登ります。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 木で階段を作っているので歩きやすいです。
木で階段を作っているので歩きやすいです。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 昼からは雨予報なので急いで登ります。
昼からは雨予報なので急いで登ります。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ロープウェイ乗り場との分岐です。
ロープウェイ乗り場との分岐です。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 まわりの木が低くなってきました。
まわりの木が低くなってきました。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 雲海
雲海
御嶽山・継子岳・摩利支天山 山頂付近は、いくつかのピークがあるので周回します。
山頂付近は、いくつかのピークがあるので周回します。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 噴火事故の傷跡が、5年経っても残っています。
噴火事故の傷跡が、5年経っても残っています。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ずっと登りです。空気も薄いのでしんどいです。
ずっと登りです。空気も薄いのでしんどいです。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 森林の限界地点をこえました。
森林の限界地点をこえました。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 九合目の山小屋
九合目の山小屋
御嶽山・継子岳・摩利支天山 もうすぐ山頂です。
もうすぐ山頂です。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 山頂はガスで何も見えません。あと硫黄のにおいがします。
山頂はガスで何も見えません。あと硫黄のにおいがします。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 噴火の影響で、通行ができないルートがあります。
噴火の影響で、通行ができないルートがあります。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 天候が悪いので、誰もいません。
天候が悪いので、誰もいません。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 この階段を登れば山頂です。
この階段を登れば山頂です。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 2014年噴火事故で死亡者58名行方不明5名の方がいます。ご冥福をお祈り申し上げます。
2014年噴火事故で死亡者58名行方不明5名の方がいます。ご冥福をお祈り申し上げます。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 山頂の小屋を修復する工事をされていました。
山頂の小屋を修復する工事をされていました。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 山頂下の慰霊碑です。後ろには、小屋跡があります。まだ修復は始まっていません。写真撮影不可です。
山頂下の慰霊碑です。後ろには、小屋跡があります。まだ修復は始まっていません。写真撮影不可です。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 山頂下に、防空壕を設置しています。亡くなられた方は、ほとんどが外傷性ショックだったといいます。その教訓を活かして設置したのだと思います。
山頂下に、防空壕を設置しています。亡くなられた方は、ほとんどが外傷性ショックだったといいます。その教訓を活かして設置したのだと思います。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 では、周回を始めます。山頂付近は風が強いです。
では、周回を始めます。山頂付近は風が強いです。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 山頂下の二ノ池火山灰が蓄積しています。
山頂下の二ノ池火山灰が蓄積しています。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 御嶽山は、山頂がカルデラのような地形でピークが幾つかあります。ココはくぼんでいる地点で風はゆるやかです。
御嶽山は、山頂がカルデラのような地形でピークが幾つかあります。ココはくぼんでいる地点で風はゆるやかです。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 三ノ池です。山頂に大きな池があるのがビックリです。この横からの登山道で下る予定でしたが、落石のため通行止めです。
三ノ池です。山頂に大きな池があるのがビックリです。この横からの登山道で下る予定でしたが、落石のため通行止めです。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 摩利支天(まりしてん)の分岐です。ピストンで山頂に向かいます。
摩利支天(まりしてん)の分岐です。ピストンで山頂に向かいます。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 風が強いので、フードをかぶって風を防ぎます。
風が強いので、フードをかぶって風を防ぎます。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 山頂までは、尾根下を進みます。
山頂までは、尾根下を進みます。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 摩利支天山頂
摩利支天山頂
御嶽山・継子岳・摩利支天山 三角点タッチ
三角点タッチ
御嶽山・継子岳・摩利支天山 今から、一番向こうの継子岳(ままこだけ)に向かいます。
今から、一番向こうの継子岳(ままこだけ)に向かいます。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 トイレを借りて、バッチゲット!
トイレを借りて、バッチゲット!
御嶽山・継子岳・摩利支天山 継子岳までは、ゆるやかな稜線です。
継子岳までは、ゆるやかな稜線です。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 雲海がキレイです。
雲海がキレイです。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 途中、展望台があったので自撮り。
途中、展望台があったので自撮り。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 もうすぐ山頂
もうすぐ山頂
御嶽山・継子岳・摩利支天山 継子岳ピークハント
継子岳ピークハント
御嶽山・継子岳・摩利支天山 三角点タッチ
三角点タッチ
御嶽山・継子岳・摩利支天山 遠くに乗鞍岳
遠くに乗鞍岳
御嶽山・継子岳・摩利支天山 では、戻ります。雨が強く降ってきました。ここからは風が強くて写真が撮れませんでした。
では、戻ります。雨が強く降ってきました。ここからは風が強くて写真が撮れませんでした。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 山頂の三ノ池分岐です。
ココは、風がよけれたのでカメラを出して自撮り。
山頂の三ノ池分岐です。 ココは、風がよけれたのでカメラを出して自撮り。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 三ノ池の登山道が通行止めなので、暴風吹き荒れる山頂を経由します。写真は、ある程度下山するまで取れませんでした。
三ノ池の登山道が通行止めなので、暴風吹き荒れる山頂を経由します。写真は、ある程度下山するまで取れませんでした。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 8合目まで下山し、樹林帯に逃げ込みました。
8合目まで下山し、樹林帯に逃げ込みました。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 ここまでくれば一安心。
ここまでくれば一安心。
御嶽山・継子岳・摩利支天山 無事に下山しました。
無事に下山しました。

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