活動データ
タイム
09:29
距離
15.0km
のぼり
1353m
くだり
1351m
活動詳細
すべて見る動画→ https://vimeo.com/347072717 ガスに魅せられた。 と前のレポで書きました。 あれはウソだ! もうガスガスなんてイヤだ!ってことで、いつものグズペチャモさんと東北へ二日間の遠征です。 これが大正解。 両日とも最高の青空に恵まれました。 一日目は鳥海山。 鳥海山? 名前は聞いたことあるけど、詳しくは知らない。 鳥がたくさんいて、海が見えるのか? 事前にYouTubeやヤマハックで調査するも、あまり最近の情報はない。しかし、眺望良い稜線歩きと岩場がある、変化に富んだ山のようだ。 前日夜に東京をスタートして、高速を延々ぶっ飛ばして、山形の酒田あたりまで来た。そして、そこから下道。山道を抜けて海岸沿いの平野に出ると白み始めた空の向こうに、遠くからでもわかる、鳥海山らしき山影。今日は素晴らしい登山日和になりそうだ。 鉾立展望台にある駐車場についた頃には、すっかり夜が明け、早いグループは出発し始めていた。 夜通し運転してきたので、一時間だけ仮眠を取る。 登山口が展望台というくらいだ。スタートから日本海や佐渡、男鹿半島まで見晴らせる最高の眺望。登っている間もこの景色はずっと背後に見え続けており、登山者を飽きさせることはない。 登り始めてすぐにある展望台からの山肌の景色はまるでユートピアだ。雄大な谷とそこへ滝のように流れ落ちる雪解け水。 しかし、これはこの山の見どころのほんの一部に過ぎない。 さらに進むと、今度は数々の花(花は詳しくないので、詳細はグズペチャモさんのレポに託す)、そして雪渓。雪解け水が石畳のような登山道を流れ、まるで道が沢のようになっている箇所もあり楽しい。 中腹の御浜小屋まで来ると、今度は鳥海湖が眼下に見晴らせる。鳥海山の荒々しいピークもよりはっきり見えてきた。ここ以降はピークまでずっと爆風だった。雪や雨の状況では引き返すところだが、天気は最高なので、このままみんなピークを目指す。 鳥海湖を過ぎると道はゴロゴロした岩場が多くなる。外輪山と千蛇谷の分岐に至る前の広場で小休止。タイムラプスを仕掛けて、しばし絶景を堪能。こんな眺望のいい広場がこの山は至るところにある。 岩場をある程度上り詰めて、登りは外輪山の稜線を歩く。外輪山の稜線歩きは、左右とも絶景。左には鳥海山のゴツゴツしたピーク、右は日本海と陸地にはここより南に広がる雲海。遠くから見るより想像以上に岩だらけの山頂が間近に迫ってきた。 相変わらず風は強いが、体を飛ばされるほどではない。稜線をピーク付近まで歩くといったん崖のような岩場を降り、雪渓をトラバースして、御室小屋付近から岩場を登り返すことになる。雪渓はステップが脆く、滑落の危険があったがキックステップでなんとか切り抜けた。そして、目印の無い岩場をひたすら上へと直登していく。その間もずっと強風が吹き続けており、期せずして良い岩場練習に。 頂上直下の岩場をアップダウンしながらも上り詰めるとそこは狭い爆風の山頂。人がひしめき合い落ち着いてそこに居続けることはできなかった。つかの間のピークを噛み締めて下山。 御室小屋への下りも慎重に通過して、なんとか無事に小屋にたどり着き、遅めの昼食。鳥海山だけに、チキンラーメンと焼き鳥の缶詰で腹ごなしをした。 下りは千蛇谷を通る。広大な雪渓がまだ残っていたが、傾斜はそれほどではなく、滑落の危険はなく、風も収まってきていた。振り返るとそこはまるで…木曽駒のようなカール地形(笑) 昼飯を食べた御室小屋から下山口まで3時間。足首に爆弾を抱え、睡眠時間一時間のおっさんには厳しかったが、なんとか踏破することができました。 コースは今回の鉾立以外にもたくさんあるらしいし、今回は七高山まで足を伸ばす余裕がなかったので、また次回かなあ。 変化に溢れる眺望と登山道、いろんな人にお勧めしたい山になりました。 皆さんも是非この夏、鳥海山を味わいに行ってみてください。 【アクセス】 鉾立展望台まで車で。駐車場無料。 【山ごはん】 チキンラーメンぶっかけ飯 【温泉】 田沢湖レイクリゾート
メンバー
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