活動データ
タイム
07:17
距離
11.8km
のぼり
1296m
くだり
1239m
活動詳細
すべて見る初めましての白神岳へ、ワイルドな二股コースを登り、蟶山(マテ山)コースを下って周回しました。 二股コースは、気を使うトラバース、徒渉、急登の連続、藪漕ぎあり。足元の道形は割と保たれており、ピンクテープやロープもかなり丁寧に付けられていました。おかげさまで変化のある山歩きが楽しめましたが、藪漕ぎを厭わない酔狂と、それなりの心得が求められるコースとお見受けしましたゾ(^^) もったいないほどのピカピカの晴天の朝、5時半過ぎに登山口近くの駐車場に着くと、すでに10台以上の車があり、皆もう出発した後のようでした。 まだ日の射さない薄暗い森に入ると、遠くでアカショウビンが鳴いています。マテ山コースを分けて二股コースへ入ると、一層原生の森の様相となり、カケスがギャーギャーと騒ぐのです。まるで、よそ者が1人侵入したぞ!と言われてるみたいでちょっと心細い。邪魔はしないから、通してね(^^;) 幅の狭い外傾気味のトラバースが続き、いくつか枝沢を徒渉し、最後の二股の徒渉も足を濡らすことなく渡り終えるとホッとして、まだ2時間程度なのにもう何だかお腹いっぱい感が。 でもここからが本番で、尾根に取付きかなりの急登が続きます。古いロープがかかっているところも多いですが、笹でも灌木でも木の根っこでも何でも使って、よじ登る感じです。 急登のほぼ中間地点に標識があり、一瞬行く手の山の端が見えます。そこからはやや傾斜がゆるんで、普通の急登になるのですが、今度は藪がうるさくなってきます。 東北の山らしい、頭の上まで被さる根曲りと灌木の入り混じった密藪を、ワサワサとかき分けて行く藪漕ぎの感覚は、ある意味懐かしさもあり、天気の良いことも幸いして、少々疲れましたが楽しませて頂きました(*^^*) ほぼ展望のない樹林帯&薮の中を黙々と登って来たので(山毛欅の森は素晴らしく美しいのですが)、山頂の少し下で展望が開けて、海が見えた時は嬉しかったな。山頂の直前でニッコウキスゲが出迎えてくれたのも嬉しかった*\(^o^)/* 山頂は少し風があったけれど、展望が開けていて、とても気持ちいいところでした。目の前に広がる白神山地の大きさを実感しました。反対側を向けば、日本海。昨日登った岩木山もすっきりとした姿を見せてくれました。岩手や山形の方は、遠目に雲が溜まっているようで、岩手山や鳥海山も見えるらしいのですが、わかりませんでした。 ニッコウキスゲは丁度良い花時で、イブキトラノオとともに群生して咲き誇っていました。いい時に登れて嬉しかったです。 下りに使ったマテ山コースも、山毛欅の森の美しい道です。桂やアスナロヒノキ、ミズナラなどの大きな木もあって、落ち着いた山歩きが楽しめました。 下山後は、せっかく遠くまで来たので、十二湖の青池も見学しに行きました。宿泊装備の学生さん達がいたので聞いてみたら、昨日白神岳の小屋に泊まって、十二湖まで縦走して来たそうです。そちらも崩山まではなかなかの藪漕ぎだったそうです。
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