富士山御来光に挑戦(高齢者引率)

2016.07.12(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
15 時間 29
休憩時間
2 時間 45
距離
8.1 km
のぼり / くだり
488 / 1514 m

活動詳細

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富士山の御来光を拝みたいと母上さま(68)の希望に応えるべく、通常なら八合目小屋で休憩で 頂上へ臨むところ、あえて私達は初日にあと少し頑張って9合目の小屋に泊まりです。 理由は、足腰が弱い高齢者を高い山に連れていく訳ですので、当然普通の2~3倍の時間が 必要だからです。 また、ヘッドライトを灯して登る、上部登山道は足場が悪く狭い為、追い越す方、追い越され る方双方、かなりのストレスになります。そんな訳で、コースタイムの倍以上の余裕をもって 先頭を歩けるだけの時間を確保する為、1時半に山小屋を出発する計画です。 因みに、今時期の御来光予定時刻は4時半頃です。 行動開始 昨日夕方は下界は雲に覆われ視界が全く利かなかった事から、今日の天候はどんなものかとドキドキしなから、小屋を一歩踏み出した瞬間、眼下には太平洋側の街の灯が、空を見上げれば満天の星空がひろがっており、これには母ならず、私も思わず歓声をあげてしまいました(^^) 長い1日の始まり 母は前日同様、杖は使わず、手足をフルに駆使して登ります。 ほば計画通り、9合五勺小屋まで1時間半、先頭を登りました。 しかし、眼下にを目をやると、8合目を出発した方々がみるみる迫ってきます。 もう少し休憩したい気持ちはあったものの、集団に追い付かれてしまうと、我々は 進めなくなってしまう身です。とにかくゆっくりと足を停めない様に登り続けます。 それでも山頂到達前には、足の早いグループに道を譲る為、幾度か足をとめました。 そうこうしている内に、徐々に東の空は明るく白んで来てます。 ”果たして御来光に間に合うのだろか”という不安な気持ちと、思う様体がついてこれない母への焦りが錯綜し、付き添いの私の方が、余程緊張していたのかもしれないです。 何とか山頂の浅間神社奥宮に到着。 まずはお参りです。不治にここまで来れました。富士の神様ありがとう御座います。 この時点で既に4時15分、御来光まで10分少々を残すのみ。 ここまでこれれば、あとは山頂を東に進むだけです。 どうにかこうにか二人共、無事に御来光ポイントまで到着する事ができました。 眼下に雄大な景色が広がっていて、、、、 欲しかったのでずが、あいにく登ってくる途中で 雲が広がってました。 その一方で、一面に広がる雲海もなかなか見応えがあり、 これはこれでよかったです。 深いい空の蒼から雲の合間にかけ、今まさに顔を覗かせようとする太陽の朱みへと続く グラデーションが、時々刻々とドラマチックな変化していく景色を眺める事が出来、正に 至福の時です。我が母、ほんと頑張りました。エライ!! 約、半時間の絶景を楽しんだ後は、お鉢巡りです。 所要は2~3時間程度でしょうか。 6時方面から山頂に立ち、現在は3時の位置にいます。 ここから半時計廻りでお鉢をめぐります。 ここから暫く体が持っていかれそうな位の強風との戦いでした。 石礫がたたきつけられる程の強風です。 1時方向までくればようやく強風は収まりました。いや~ホント大変でした!! 1時方面は吉田から登ってくる人達と出会う非常に賑やかな場所です。 山小屋前ではお食事とお土産の営業で大賑わいです。 お鉢をいちばんダイナミックな眺めでみられるのもこのポイントだと思います。 もう少し足を進めれば、山頂に2つ構えられている社の一方、久須志神社があります。 ここでお札をもらいました。 なにやら今年限定という殺し文句に、我が母上まんまと乗っかってました(^^;) 10時~9時方向までくると西側に大パノラマが広がってます。 真西方面には鳳凰三山から北岳へとずっと南へと続く南アルプスの稜線  西北西方向には八ヶ岳連邦が。また両稜線の合間をぬって、遥か彼方には北アルプスの稜線が 見えており、槍ヶ岳の山影もうっすら確認できました。 また、眼下には影富士が見てます。正に絶景スポットです!! 8時方向までくると富士山レーダーと、富士山最高地点の碑があり。大勢の人が写真 撮影をしています。最高地点の碑は写真撮影を待つ人達で長蛇の列となっている一方、 その裏側では真の最高地点の証三角点がひっそりとしているのは対象的で面白かったです。 お鉢を1廻りして6時方向にくれば、再び浅間神社奥宮に到着。 時刻は7:30、かれこれ3時間あまり山頂を散策していました 奥宮でお札をもらっていよいよ下山開始です。 登りで通過した9合5勺の山小屋を目指し下山します。 9合5勺の山小屋を目指す理由は一つ。 杖の焼印に登頂日が入っているのは此処だけなんです。 焼印もらいました。あとはひたすら下山です。 当方9合目小屋に荷物を預けております故、9時半までには9合目小屋まで 降りなければなりません。 9合目小屋到着 何やら修験道山伏の方々が山小屋にお祈りを捧げれれている様子。 法螺貝も吹いてます。(ウソじゃないですよ。。) お祈りがおわれば、良い天気の下、布団干しがはじまりました。 昨晩の布団は少し冷たかったので、今晩お泊りの人はフカフカ布団でしょう。羨ましい!! 荷物を纏め、下山開始。 富士山に来た人が誰も思う、こっからが長い長い下りの始まりです。 人並み以上におしゃべりな、我が母上さまも最初は大きな声で、登りより下りは楽でいいと いわんばかりでありましたが、7合目まで降りた付近から次第に口数が減り、その内無言状態に 相成りました。どうも靴の中で、つま先が当たって非常に辛いそうです。 あれって、爪がホント痛いんですよね。 (靴はひったりサイズより少し大きなものを選びましょうね!!) そんな事もひっくるめて、登りより下りが辛いよと、私は再三母に忠告をしてきたのですが やっと分かってくれた様です。 尚、下りの際は、杖があると随分楽な様で、手を使わなければ降りれない危険な箇所以外は ずっと杖を使って降りました。、 15時くらいには5合目まで降りれるかと思っておりましたが、結局5合目に付いたのは 17時半でした。母上様、大変お疲れさまでした!! 本日の行程  1:30 9合目小屋  3:00 9合5勺小屋  4:15 山頂奥宮  4:25 ご来光待ち  5:20 吉田登山口出会  6:20 西のパノラマ  7:00 剣ケ峰最高峰碑  7:30 浅間神社奥宮  8:30 9合5勺小屋  9:30 9合小屋 10:00 下山開始 13:00 7号目小屋 17:30 5号目駐車場

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