再び東北へ #2 ~秋田駒ヶ岳 2日目 7/7~

2019.07.07(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 20
休憩時間
1 時間 50
距離
8.8 km
のぼり / くだり
660 / 664 m
1 25
3 55
7
7
37

活動詳細

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2019年7月7日(日) 秋田駒ケ岳2日目。 宿泊した宿では朝食を食べなければお弁当を作ってくれる、などのサービスはなかったので、遠慮なく早く起きて出発した。 5:30から交通規制がかかる八合目までの林道を5時前に通過し、八合目の駐車場に車を停めた。 八合目避難小屋や車中泊の方もいたが、4割ほどの入り。 帰りは係りの人に下山の旨言うと、シャトルバスの後ろに着くよう指示される。 車を降りると風が強く、時折雲も押し寄せとても寒い。 持ってきた薄手のパーカーとレインウェア上着を着こみ、汗とり用に首に巻いた手ぬぐいは保温用になっていた。 下半身はショートパンツにスポーツタイツだったので、途中あまり寒ければレインウェアのパンツも履くようかと思うほどだった。 それでも風は強いものの浄土平手前辺りまでは天候回復で陽も射してきて暑くなり、パーカーを脱いだりしたが、浄土平に入った途端厚い雲(霧)の中。 急に寒くなり、この辺お花も多いので風が止まるのを待ちながらジッと座り込んで花を撮っていると本当に芯から冷えるほど寒くなってしまった。 そうなってもまだ撮りたいほど木道近くにたくさんのお花が咲いていた。 霧で遠くは見えなかったが、たくさんのオノエラン、ミヤマダイコンソウ、ムシトリスミレ、エゾツツジ、ミヤマウスユキソウ、ヨツバシオガマ、チングルマ花穂などが露に濡れてきれいだった。 馬場の小路も霧に巻かれて先が見えないようでは怖いな、と思いつつ7時。歩き始めて2時間経っていたので阿弥陀池避難小屋に入り休憩。 山梨から来たというご家族と山の話をしながら楽しく休憩できた。 翌日早池峰山もそうだったが、県外の人からよく声を掛けられる。 人気のお山だ。 その後小屋から出ると急に青空。 風が強いので変わるときには一気に変わる空。 まず男岳に登りたくさんのエゾツツジ越しに景色を楽しむ。ただし稜線はものすごい風。 あおられそうになるほどの風の中、岩を登ったりする場所もあるので注意。 ピストンで分岐に戻り馬の背との鞍部から馬場の小路(ムーミン谷)へと下る。 下り始めると風は弱まる。 非常に急な斜面を下るので石を落とさないよう注意。登ってくる人も多数いるのですれ違いにも注意。 馬場の小路(ムーミン谷)では遅いかと思っていたチングルマ、ヒナザクラもたくさん見られて本当にうれしかった。 それ以外にもアオノツガザクラ、ミネズオウなども見られ、満足して大焼砂へ。 大焼砂ではすでにコマクサが咲き始めていた。 イワブクロも初めて見ることができ今回は今までより少し遅い7月にして良かった、と思う瞬間。 その後横岳~焼森山をまわり八合目へ下山。 ハクサンシャクナゲは咲き始め。 今回は半ば強引に決行してきた東北山行だったが、予報通りの天気になってくれたことで予想以上に満足な山行となった。 標高もそれ程高くなく八合目からの登山が可能で、しかもそれほど広くない範囲に山、谷、火山、岩場、砂れき、池、沢、湿原、とバラエティーに富んだフィールドがあり、そこに生息する動物、植物が見られるのだから、やはり魅力的なのである。 紅葉の時期にも来てみたいなぁ、と思ってしまう。 きっとまた訪れる機会を作るだろう。

秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 登り始め。麓の方は天気が良い。
登り始め。麓の方は天気が良い。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 昨日戻った辺り。男女岳の雲が取れた。
昨日戻った辺り。男女岳の雲が取れた。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 トレイル奥に乳頭山、とシャッターを切るころには隠れ始める。
トレイル奥に乳頭山、とシャッターを切るころには隠れ始める。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 朝は雲の中だったので植物が瑞々しい。
朝は雲の中だったので植物が瑞々しい。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 エゾツツジは毛深いのでこんな風になっちゃう。
エゾツツジは毛深いのでこんな風になっちゃう。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 田沢湖も見えた!
田沢湖も見えた!
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 雲が流れて男岳も見えてきた。 このまま晴れるといいなぁ。
雲が流れて男岳も見えてきた。 このまま晴れるといいなぁ。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 ベニバナイチゴ
ベニバナイチゴ
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 木道の始まり。 ここから浄土平に向かうがやっぱり雲が多い。
木道の始まり。 ここから浄土平に向かうがやっぱり雲が多い。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 晴れそうにもなったが、ここからはどんどん雲が濃くなってゆき風も強いので寒くなり再びパーカーを着こむ。 雨が降っていないだけまし。
晴れそうにもなったが、ここからはどんどん雲が濃くなってゆき風も強いので寒くなり再びパーカーを着こむ。 雨が降っていないだけまし。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 雲でカメラの湿気が心配になるほど。
雲でカメラの湿気が心配になるほど。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 ミヤマウスユキソウがとてもたくさん咲いていた。
ミヤマウスユキソウがとてもたくさん咲いていた。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 ムシトリスミレ終盤だがたくさん見られた。
ムシトリスミレ終盤だがたくさん見られた。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 ヨツバシオガマはこれからたくさん咲きそう。
ヨツバシオガマはこれからたくさん咲きそう。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 濃い雲に包まれ、阿弥陀池は見えず。
濃い雲に包まれ、阿弥陀池は見えず。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 寒くても風待ちしても撮りたいほどのお花。
寒くても風待ちしても撮りたいほどのお花。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 イワイチョウ
イワイチョウ
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 阿弥陀池の避難小屋で休憩後。急に空が晴れてきた!
阿弥陀池の避難小屋で休憩後。急に空が晴れてきた!
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 小屋と池と男女岳が見える~!
小屋と池と男女岳が見える~!
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 一面のミヤマダイコンソウとエゾツツジ
一面のミヤマダイコンソウとエゾツツジ
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 相変わらずの木道。いい雰囲気。 左は馬の背から男岳。
相変わらずの木道。いい雰囲気。 左は馬の背から男岳。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 馬の背~男岳の鞍部に登る。
馬の背~男岳の鞍部に登る。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 青空が続いている!
青空が続いている!
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 小岳、見えないかなぁ~。
小岳、見えないかなぁ~。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 稜線は馬場の小路から吹き上げてくる強風がものすごい。よろけそうになる。
稜線は馬場の小路から吹き上げてくる強風がものすごい。よろけそうになる。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳  時折岩の陰で低い姿勢になり安全確保。って、写真撮ってるわけですが。
時折岩の陰で低い姿勢になり安全確保。って、写真撮ってるわけですが。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 こんな素敵な稜線なのだが、一瞬で真っ白になり先が見えないほどの雲が押し寄せるときもあった。
こんな素敵な稜線なのだが、一瞬で真っ白になり先が見えないほどの雲が押し寄せるときもあった。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳  けれど雲が切れればこの景色!
けれど雲が切れればこの景色!
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 男岳山頂と~ちゃ~く!
お社の背後から失礼します。 なぜなら正面から撮ると背後は真っ白。w
男岳山頂と~ちゃ~く! お社の背後から失礼します。 なぜなら正面から撮ると背後は真っ白。w
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 男岳の向こう側、女岳噴火時の溶岩とそれをせき止めたような金十郎尾根がすごい。
男岳の向こう側、女岳噴火時の溶岩とそれをせき止めたような金十郎尾根がすごい。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 強風の中ピストンで男岳を訪れた後、馬の背との鞍部から馬場の小路(ムーミン谷)へ下りてゆく。急こう配の斜面を下るにつれ、風が弱まってきた。 可愛い小岳も姿を現した。
強風の中ピストンで男岳を訪れた後、馬の背との鞍部から馬場の小路(ムーミン谷)へ下りてゆく。急こう配の斜面を下るにつれ、風が弱まってきた。 可愛い小岳も姿を現した。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 遠くの斜面に大きなアザミが見えた。オニアザミかなぁ。
遠くの斜面に大きなアザミが見えた。オニアザミかなぁ。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 この急斜面も随分安定して下りられるようになった。
この急斜面も随分安定して下りられるようになった。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 シラネアオイ
シラネアオイ
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 五百羅漢への分岐辺り
五百羅漢への分岐辺り
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 足元にはさっそくヒナザクラ。会えてよかったよ~!
足元にはさっそくヒナザクラ。会えてよかったよ~!
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 チングルマ、この辺りは終盤。
チングルマ、この辺りは終盤。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 細いトレイル。 人が通り過ぎる頃合いを見計らって座り込んで写真を撮る。 楽しい!
細いトレイル。 人が通り過ぎる頃合いを見計らって座り込んで写真を撮る。 楽しい!
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 なかなか歩が進まずようやく駒池が見えてきた。
なかなか歩が進まずようやく駒池が見えてきた。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 アオノツガザクラ
アオノツガザクラ
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 ミネズオウ
ミネズオウ
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 カタガリ泉水辺りまで来た。 チングルマはこの辺りが一番よく咲いていた。
美しい、おとぎの世界のような谷あいのトレッキングもそろそろ終わり。
カタガリ泉水辺りまで来た。 チングルマはこの辺りが一番よく咲いていた。 美しい、おとぎの世界のような谷あいのトレッキングもそろそろ終わり。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 ガクウラジロヨウラクは咲いていたが、サラサドウダンは見なかったなぁ。
ガクウラジロヨウラクは咲いていたが、サラサドウダンは見なかったなぁ。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 ここから大焼砂。 コマクサが見え始めている。
ここから大焼砂。 コマクサが見え始めている。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 小さいけれどもう花をつけていた。
小さいけれどもう花をつけていた。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 この先横岳まで歩きにくいザレ場。 そして再び風が強く吹きつける稜線だ。
この先横岳まで歩きにくいザレ場。 そして再び風が強く吹きつける稜線だ。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 柵から遠くない位置に撮りやすいお花はないかと探す。
柵から遠くない位置に撮りやすいお花はないかと探す。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 なんと! イワブクロが咲いていた! 初めて見られた! うれしい!!
なんと! イワブクロが咲いていた! 初めて見られた! うれしい!!
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 まだまだ蕾が多い中、咲いている花にはひとつづつハチが頭を突っ込む。
まだまだ蕾が多い中、咲いている花にはひとつづつハチが頭を突っ込む。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 コマクサもたくさん咲いているのだが、この広さの斜面で、引きで撮るとなかなか目立たない。
コマクサもたくさん咲いているのだが、この広さの斜面で、引きで撮るとなかなか目立たない。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 秋田県内の生育地は、秋田駒ヶ岳と鳥海山で、鳥海山は、イワブクロの南限といわれている。
秋田県内の生育地は、秋田駒ヶ岳と鳥海山で、鳥海山は、イワブクロの南限といわれている。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 花の中に茶色く長いブラシのようなシベが見えるが、これは仮雄しべで昆虫が内部に入るときに邪魔し、昆虫の背中が葯や柱頭に触れやすくする役目を担っているものと考えられている。
花の中に茶色く長いブラシのようなシベが見えるが、これは仮雄しべで昆虫が内部に入るときに邪魔し、昆虫の背中が葯や柱頭に触れやすくする役目を担っているものと考えられている。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 谷底に歩いてきたトレイルが見えるこの景色がなんともいい。
谷底に歩いてきたトレイルが見えるこの景色がなんともいい。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 ホソバイワベンケイ
ホソバイワベンケイ
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 横岳に到着。
横岳に到着。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 間違えて馬の背の方に行ってしまった。けどここから阿弥陀池避難小屋を見るのは初めてで、「こんな位置関係か~」と思う。
間違えて馬の背の方に行ってしまった。けどここから阿弥陀池避難小屋を見るのは初めてで、「こんな位置関係か~」と思う。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 コミヤマハンショウヅル
コミヤマハンショウヅル
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 奥に焼森山。
奥に焼森山。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 この辺にもチングルマやエゾツツジが咲くのか。
この辺にもチングルマやエゾツツジが咲くのか。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 焼森山山頂。
焼森山山頂。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 焼森山から下ったところ。 左上に阿弥陀池の避難小屋が見えた。これも初めて見る風景。
焼森山から下ったところ。 左上に阿弥陀池の避難小屋が見えた。これも初めて見る風景。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 上の写真より右方向、下方には八合目避難小屋と駐車場。 あそこまでCT40分
上の写真より右方向、下方には八合目避難小屋と駐車場。 あそこまでCT40分
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 ムシトリスミレ
ムシトリスミレ
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 そうだ。 いつも見る場所に少しだけサンカヨウが咲いていたのだ。
そうだ。 いつも見る場所に少しだけサンカヨウが咲いていたのだ。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 ハクサンシャクナゲ咲き始め。
ハクサンシャクナゲ咲き始め。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 2:05のバスの後について林道を下山。規制区域を越えて車を停め、登ってきた山を振り返る。
2:05のバスの後について林道を下山。規制区域を越えて車を停め、登ってきた山を振り返る。
秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳 盛岡方面に帰る途中、2016年と同じ場所で写真を撮る。岩手山、「登れなかったんだよなぁ」とやっぱりこみあげる思い。 あっちもまただ。
盛岡方面に帰る途中、2016年と同じ場所で写真を撮る。岩手山、「登れなかったんだよなぁ」とやっぱりこみあげる思い。 あっちもまただ。

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