活動データ
タイム
08:20
距離
8.8km
のぼり
660m
くだり
664m
活動詳細
すべて見る2019年7月7日(日) 秋田駒ケ岳2日目。 宿泊した宿では朝食を食べなければお弁当を作ってくれる、などのサービスはなかったので、遠慮なく早く起きて出発した。 5:30から交通規制がかかる八合目までの林道を5時前に通過し、八合目の駐車場に車を停めた。 八合目避難小屋や車中泊の方もいたが、4割ほどの入り。 帰りは係りの人に下山の旨言うと、シャトルバスの後ろに着くよう指示される。 車を降りると風が強く、時折雲も押し寄せとても寒い。 持ってきた薄手のパーカーとレインウェア上着を着こみ、汗とり用に首に巻いた手ぬぐいは保温用になっていた。 下半身はショートパンツにスポーツタイツだったので、途中あまり寒ければレインウェアのパンツも履くようかと思うほどだった。 それでも風は強いものの浄土平手前辺りまでは天候回復で陽も射してきて暑くなり、パーカーを脱いだりしたが、浄土平に入った途端厚い雲(霧)の中。 急に寒くなり、この辺お花も多いので風が止まるのを待ちながらジッと座り込んで花を撮っていると本当に芯から冷えるほど寒くなってしまった。 そうなってもまだ撮りたいほど木道近くにたくさんのお花が咲いていた。 霧で遠くは見えなかったが、たくさんのオノエラン、ミヤマダイコンソウ、ムシトリスミレ、エゾツツジ、ミヤマウスユキソウ、ヨツバシオガマ、チングルマ花穂などが露に濡れてきれいだった。 馬場の小路も霧に巻かれて先が見えないようでは怖いな、と思いつつ7時。歩き始めて2時間経っていたので阿弥陀池避難小屋に入り休憩。 山梨から来たというご家族と山の話をしながら楽しく休憩できた。 翌日早池峰山もそうだったが、県外の人からよく声を掛けられる。 人気のお山だ。 その後小屋から出ると急に青空。 風が強いので変わるときには一気に変わる空。 まず男岳に登りたくさんのエゾツツジ越しに景色を楽しむ。ただし稜線はものすごい風。 あおられそうになるほどの風の中、岩を登ったりする場所もあるので注意。 ピストンで分岐に戻り馬の背との鞍部から馬場の小路(ムーミン谷)へと下る。 下り始めると風は弱まる。 非常に急な斜面を下るので石を落とさないよう注意。登ってくる人も多数いるのですれ違いにも注意。 馬場の小路(ムーミン谷)では遅いかと思っていたチングルマ、ヒナザクラもたくさん見られて本当にうれしかった。 それ以外にもアオノツガザクラ、ミネズオウなども見られ、満足して大焼砂へ。 大焼砂ではすでにコマクサが咲き始めていた。 イワブクロも初めて見ることができ今回は今までより少し遅い7月にして良かった、と思う瞬間。 その後横岳~焼森山をまわり八合目へ下山。 ハクサンシャクナゲは咲き始め。 今回は半ば強引に決行してきた東北山行だったが、予報通りの天気になってくれたことで予想以上に満足な山行となった。 標高もそれ程高くなく八合目からの登山が可能で、しかもそれほど広くない範囲に山、谷、火山、岩場、砂れき、池、沢、湿原、とバラエティーに富んだフィールドがあり、そこに生息する動物、植物が見られるのだから、やはり魅力的なのである。 紅葉の時期にも来てみたいなぁ、と思ってしまう。 きっとまた訪れる機会を作るだろう。
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