活動データ
タイム
08:58
距離
21.7km
のぼり
1884m
くだり
1874m
活動詳細
すべて見る日帰り北アルプス ナイトハイク 北アルプス 折立登山口【薬師岳】 百名山&百高山 黒部の山々を見に 北アルプス 立山連峰の一座 妙高連山の雨飾山(百名山) を登山後に次は何処へ登るか思案したのだがそれは 本来なら北アルプス北部のマイナー地域の周回予定を変更したので時間が余っていたから SCW気象予報で雨雲の動きをチェック 39時間分の予報が1時間ごとに更新される登山のためとも思えるサイト。 前から思案していた 北アルプス北部 【薬師岳】へ行く事に。 通称北アルプスダイヤモンドコース 折立から黒部五郎~三俣~双六岳~西鎌~槍ヶ岳と通ずるスタート地点。 分岐点の太郎小屋からは黒部源流へ通じる薬師沢への道もあり北アルプスの人が少ないのに大絶景そして奥深く歴史も素晴らしい山域 そして太郎小屋からは 薬師岳、黒部五郎岳、水晶岳、鷲羽岳、双六岳と黒部の大屏風の絶景が保証される。 正直に言うとこの山域は圧倒的。 荒々しさというよりは静か。気品のある毒もある007の女性のよう。 私にとって憧れの山域。 だからこそ未踏のまま残していた ついに入口に片足突っ込んだ形となる 穂高連峰の荒々しいゴジラのようなスリル感とは全くの逆方向の趣がある。 北アの鬼門は混雑だと思うが 登山道に入ればそんなものは相殺されるのが北アルプスの良いところか。。。 北アルプスの入口は 扇沢 混雑 上高地 混雑 新穂高 混雑 折立 混雑 飛越 ガラガラ 立山 混雑 早月尾根 混雑 猿倉 混雑 親不知 そこそこ 焼岳登山口 混雑 七倉 まぁまぁ 三股・一ノ谷・中房 混雑 徳本峠 ガラガラ 鍋冠登山口 ガラガラ 白沢登山口 普通 思い付くだけ書いたが まぁ混雑混雑。 金曜日の深夜でもギリッギリ 朝からなんて無理なんですよ そう!! みんな大好きナイトハイクで今回も北アルプススタート。 前置きが長いですが 山登り 有峰林道を使用して折立登山口へ この林道は非常に厄介でして 朝は6時開門、 夜は20時閉門(19時30分には入る事がができなくなるという情報) 料金は1900円とブルジョワ。。。 それと 現在、富山側の二ヵ所の林道ゲートのみ通行可能 飛騨側のゲート通行止め しかも北アルプスの西側というめんどくさい立地。 深夜着が不可能。これはきつい この有峰湖にある登山口も歴史が深い。 かつて湖底に沈んだ有峰の集落から 毎年6月15日?に村の男だけで薬師岳に参拝していたようだ なので有峰からのルートは非常に歴史が深い。 だがダム計画の後はすっかり荒廃。 立山&槍ヶ岳からの縦走者のみ薬師岳へ行ける日々が続いたようだ だが有峰ダム完成後 再び折立からのルートが確立して賑わいを取り戻した。 本を読んでいるとこの地域の地帯の話はよく目にする そんな憧れの地域に私は立っていることに感慨深く感じた。 途中、有峰ダムの展望台があって そこでしばし思いに更けた後 折立駐車場へ。 この時期、天気ですら5割は埋まっている たまたま雨飾山から近く前夜泊できたので 二時間寝坊して深夜3時スタート。 熊が多いので笛を吹きながら上機嫌でスタート すると体に異変が。。 というのも風邪を引いてまして 気管支炎で咳と痰と頭痛がヒドイので ロキソニンをすぐさま飲むも 足が上がらない。 黒部五郎岳は経由はやめて薬師岳のみに変更。 昨日の雨飾山の疲労が抜けていない 体の超回復が遅い。 出だしの標高差500mがキツイ 全体で21キロだが 大部分は木道や綺麗な道。 間違っても南アルプスのような木の根っこだらけの道はほぼない笑 ヘッデンで夜の山を歩いていると三角点へ到着。 やはり遅い。。。 今日はコースタイムか。。 尚も気持ちいい道がズーーーっと続く。 なんだこの別天地はと誰もが思うだろう湿原地帯を太郎小屋までなだらかに進む。 太郎小屋までの道のりはナイトハイクでも余裕。 一本道で迷う心配ゼロ 熊だけ注意。。結構出会う人が多い印象 太郎小屋までは2時間半 まぁまぁだがこの先、足が死んでいて悶絶。 太郎山までの道のりは何とも美しい。 平らな尾根の上に湿原が広がり正面に北アルプスが接近してくる 左側には立山が見え 右側には黒部五郎岳。 地図でしか見た事のない壮大な光景。 このような感覚はさすが北アルプスか。 人が引き寄せられるのも納得の永遠と続く大眺望。 太郎小屋へ到着するとそこから木道を薬師岳へ向かって進む 薬師キャンプ場へ着くと 薬師岳の前衛がデデンと見える。 なんともお上品な山だ 素晴らしい景色が続くので急ぐことはしない 森林地帯は暇だから急ぐだけであって綺麗ならカメラ三昧である 薬師峠キャンプ場所は20張?は行けそうだし水場は目の前 ロケーション最強のベリグー 初日は薬師岳へ行き 薬師峠泊 早朝に黒部へ行くのもアリかな ここから 沢を登る。 ここが少し問題かな ナイトハイクだと水がガッツリ流れてる沢を登るし渡る。 足元注意、迷わぬよう。 ひたすら沢を詰めていくと 雪渓ゾーンに突入する。 なんとも目まぐるしく様相が変わる登山道か。。楽しい笑 雪渓は4回ほど歩くが薬師平前後は濃霧、又はナイトハイクだと少し分かりづらいかも?レベル 薬師平まで方向が合ってれば問題ない。 アイゼン、チェーン、不要 薬師平から薬師岳山荘までガッツリ突き上げる。 もう足は死んでいる体調はロキソニンでカバー 私が行くとガスが消える。 不思議だ。 時々、富山湾が見えたり 北ノ俣岳が応援してくれている。 薬師岳山荘へ向かう道から高山特有のレキというか岩や砕けた岩の登山道となる。 ジグザグとつけられた登山道に従い進む。 薬師山荘の隣にはとんでもないカールが。。。 とんでもないコルに建てたもんだ 反対側は往路の湿原や穏やかな景色が広がる 薬師山荘で大休止。 朝メシのパンとゼリーとカロリーメイトで1000カロリー補給 北アルプスは体力削られるというか風邪がキツイ。。。 ここから直登300m。 右手に中央カールと薬師岳東南尾根を見ながら間ノ岳~農鳥岳のような道を登る。 白い砂の登山道。 尾根の感覚はまるでなく だだっ広い急坂を登る感覚。 あまりにもスケールがデカイ 薬師岳山荘から見えるピークは避難小屋があるだけで 山頂はさらに奥になっていて騙された。 この避難小屋がある位置で 薬師岳大量遭難事故が正月に昔起きた事は知らない人も多い。 避難小屋で尾根が分岐するのを見落とし東南尾根へ迷いこんでしまったらしい。 冬の悪天候に対する技術は私には無い 想像するだけで絶望する。。 避難小屋から東南尾根を見ながら想いに更ける人は多くはないだろうが。。。 しばらく登り ここでガスっていた避難小屋~山頂 金作カール、中央カールのガスがぶっ飛んだ奇跡が起きた 山頂直下からカールの絶景、北アルプスが一望。 この日、ガスが取れたのを見れたのは朝イチ組のみ? カールのガスがなくなったのを見たのは私と山荘チームのみか。 ここまで山荘まですれ違いゼロ なんとも静かな山。 山頂で30分ほど贅沢な時間を味わう。 深夜発のチームは0人だったよう。 帰りも五人くらいとスレ違ったのみで晴れていて最高だった。 帰りに太郎山へヨリミチ。 薬師沢分岐、黒部五郎方面も確認。 太郎山山頂は小さな富士山の木のオモチャが。 一対これはなんなんだ。。 太郎山へ寄り道するひとは少ないのかな。 九時間たっぷり遊びましたが 水は2リットル消費。 小屋も多く、水場も多いから最高ですね 普通に歩いて楽しむと九時間くらいになりますね 薬師岳。。 北アルプスでも林道歩きゼロで 森林地帯は一時間程度 その後は黒部絶景を見ながらの湿原&木道。 一つ言える事は 事前に知識を備えて行くと さらに面白く景色が見えて楽しいのは確かだということ。 北アルプスを挟んで両サイドの山を登り、 名古屋から北アルプスを車で完全に一週そして下道というとんでもないルートになってしまった。笑 運転エグイテー
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