岩と雪と花の活火山 十勝岳へ

2019.07.07(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 26
休憩時間
58
距離
12.7 km
のぼり / くだり
1200 / 1201 m

活動詳細

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北海道山行、大雪山の翌日は十勝岳へ。宿を取っていた白金温泉からは車で30分弱と、この日は朝もちょっとゆっくりめ。 登山口は富良野岳と同じ、右手に富良野岳の美しい山容を見ながら、両側に大きなフキの葉が茂る道を進む。さすがコロボックル伝説の舞台となったところ、フキがでかい。この時点ではまだ十勝岳はもちろん、前衛の上ホロカメットク山も姿は見えない。 暫く進むと枯れた沢に一旦降り、岩場を登っていよいよ山体に入る。昨日大雪山を歩いた疲れはあったはずなのに、やはりどこか心身ともに興奮しているのか、寝不足にもかかわらず快調な登り始めだった。 今回のルートは激しく蛇行するので、方位感覚が混乱しがちで、迷う程ではないにせよ度々地図を見ながら現在地を確認。富良野岳に向かう分岐から先には300階段が。今回のルートではここが一番地味できつかった。 樹林帯を抜けると活火山らしい岩稜がお出迎え。地元のベテラン登山者とあいさつを交わす。 青空が見えて本当に良かった。エゾコザクラは例年もう少し咲いているんだが今年はちらほらとのこと。更にかみふらの岳、上ホロカメットク山といういかにもアイヌ語源の山名の山に向かう。 ここからの稜線歩きはこのルート最高の見せ場ではないだろうか。左手に安政火口の荒々しさを見ながら、右手はどこまでも続く山々の重なりと雲海。山歩きの醍醐味を満喫できる。 いかにも溶岩が冷え固まったようなゴロゴロの岩場を登り切ると十勝岳山頂(2077m)に。山頂には十数名ほど。歩いて来たルートや遠くトムラウシ山まで360度の大パノラマ。山頂の反対側は草木が全くない月面の様な荒涼地帯。せっかくなので降りて探索してみた。山頂で会った関西人らしきおばちゃん数人が、「前に来た時に『月の砂漠』を歌いながら歩いた」と話していたのも頷ける。 山頂で昼ごはんを。広大な景色を目に焼き付けて、 名残惜しいがこの日のフライトで羽田に向かうため下山開始。それにしてもこのルートのCT設定はちょっと厳しめではないか?自分は1人ならCTより遅れることはまずないが、CTとさほど変わらないタイム。これでは女性は大変だと思う。 下山後は白金温泉に戻り、源泉掛け流しで汗と疲れを流した後、車で3時間掛けて新千歳空港へ向かう。途中ラーメン屋を探し、中富良野のゑびす屋という店に。旭川ラーメンの濃厚な醤油と豚丼がたんぱく質を欲していた体に沁みた。旨い店だった。 2日続きの登山でそれなりに疲れてはいるはずだが、やはりテンション高めだったのか、運転中も眠くならず、何とか予定通りの便に間に合った。北海道は広かった。 [メモ] ・駐車場は5時過ぎで7割埋まっており、下山後には路駐が下の方まで続いていた。 ・途中の水場はない。 ・上ホロ避難小屋にはトイレあり。避難小屋は10人程度宿泊できそう。その横の幕営地はさほど 広くなく、5張り程度か。

十勝岳・富良野岳・美瑛岳 いざ出発。
いざ出発。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 登山道の両側に大きなフキの群生。
登山道の両側に大きなフキの群生。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 コロボックルの傘
コロボックルの傘
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 イソツツジ
イソツツジ
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 エゾコザクラ
エゾコザクラ
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 いつまでも続く300階段。
いつまでも続く300階段。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 サンカヨウ 濡れると花びらが透明になるってすごい花。
サンカヨウ 濡れると花びらが透明になるってすごい花。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 荒々しい岩場。孫悟空の生まれた山みたい。
荒々しい岩場。孫悟空の生まれた山みたい。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 これが化物岩?
これが化物岩?
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 かみふらの岳に向かう稜線。
かみふらの岳に向かう稜線。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 ハイマツのカーペット
ハイマツのカーペット
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 チングルマ
チングルマ
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 チングルマのお花畑
チングルマのお花畑
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 エゾツガザクラ
エゾツガザクラ
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 だんだんと陽が高くなってきた。
だんだんと陽が高くなってきた。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 雪渓登場。ゼブラ大好き。
雪渓登場。ゼブラ大好き。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 荒々しい岩がそこかしこに。植生が変わる。
荒々しい岩がそこかしこに。植生が変わる。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 かみふらの岳に到着、誰もおらず。
かみふらの岳に到着、誰もおらず。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 2千m未満なのにこの雲海。
2千m未満なのにこの雲海。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 拡散希望、前日にカメラを拾った方の親切なメモ。
拡散希望、前日にカメラを拾った方の親切なメモ。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 天気最高!思わず小躍りしたくなった。
天気最高!思わず小躍りしたくなった。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 なだらかな岩場の稜線歩き。
なだらかな岩場の稜線歩き。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 折り重なる山々の美しいこと。
折り重なる山々の美しいこと。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 上ホロカメットク山到着、誰もおらず。
上ホロカメットク山到着、誰もおらず。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 チングルマのお花畑。
チングルマのお花畑。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 ラスボス十勝岳登場。ピラミダルな山容がカッコいい。
ラスボス十勝岳登場。ピラミダルな山容がカッコいい。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 シマリスと遭遇、速すぎて写真撮りにくいが、大きな岩の右上に写ってる。
シマリスと遭遇、速すぎて写真撮りにくいが、大きな岩の右上に写ってる。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 活火山らしい山肌の色合い。
活火山らしい山肌の色合い。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 安政火口方向の猛々しい景観。
安政火口方向の猛々しい景観。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 一旦降って
一旦降って
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 登り返す
登り返す
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 雪と岩と青空
雪と岩と青空
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 今回は本当に天気に恵まれた。
今回は本当に天気に恵まれた。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 これぞ活火山。
これぞ活火山。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 いよいよ十勝岳へ。
いよいよ十勝岳へ。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 北海道はでっかいどう。
北海道はでっかいどう。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 安政火口は見る角度によって表情が全然違う。
安政火口は見る角度によって表情が全然違う。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 奇岩がごろごろ。
奇岩がごろごろ。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 この稜線歩きが最高に気持ち良かった。
この稜線歩きが最高に気持ち良かった。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 人も少なくて最高。
人も少なくて最高。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 いよいよ十勝岳の核心部へ。山裾の点在する緑が面白い。
いよいよ十勝岳の核心部へ。山裾の点在する緑が面白い。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 この日履いていたグラミチのショートパンツの柄と似ていたので撮ってみた。
この日履いていたグラミチのショートパンツの柄と似ていたので撮ってみた。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 十勝岳の山裾は溶岩がゴロゴロ。
十勝岳の山裾は溶岩がゴロゴロ。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 ジグザグに登って行く。
ジグザグに登って行く。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 山頂直下のビクトリーロード。
山頂直下のビクトリーロード。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 十勝岳到着!
十勝岳到着!
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 山頂の反対側は別世界。月面のような様相。
山頂の反対側は別世界。月面のような様相。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 遥か遠くにトムラウシ山。双耳峰の様に見える右側(らしい)
遥か遠くにトムラウシ山。双耳峰の様に見える右側(らしい)
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 昼食時の眺め。北海道の山は雄大だ。
昼食時の眺め。北海道の山は雄大だ。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 月面に降りてみよう。
月面に降りてみよう。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 月面探査中、ザックは途中でデポ。
月面探査中、ザックは途中でデポ。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 植生が全くない。
植生が全くない。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 溶岩性大地と雲海。
溶岩性大地と雲海。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 山頂へ戻ります。
山頂へ戻ります。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 お尻からガスが出ているような雲。
お尻からガスが出ているような雲。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 下山開始。
下山開始。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 名残惜しいけどこれでお別れだ。
名残惜しいけどこれでお別れだ。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 いつかまた登る日が来ることを信じて。
いつかまた登る日が来ることを信じて。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 なかなか来られないから、何度も振り返ってしまう。
なかなか来られないから、何度も振り返ってしまう。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 雲も重要な景観要素。
雲も重要な景観要素。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 さよなら、十勝岳。
さよなら、十勝岳。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 見えなくなった後は稜線歩きを楽しむ。
見えなくなった後は稜線歩きを楽しむ。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 月並みな言葉だけど、本当に雄大だ。
月並みな言葉だけど、本当に雄大だ。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 ハイマツすら生えない過酷な山域に生きる緑。
ハイマツすら生えない過酷な山域に生きる緑。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 お花畑、あちこちにあった。
お花畑、あちこちにあった。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 十勝岳、いい山だった。
十勝岳、いい山だった。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 帰りのフライトに間に合わせないと。
帰りのフライトに間に合わせないと。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 かみふらの岳に戻ってきた。
かみふらの岳に戻ってきた。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 登山道で雪渓が残るところはわずか。
登山道で雪渓が残るところはわずか。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 色んなルートがあるから、今度は縦走したい。
色んなルートがあるから、今度は縦走したい。
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 十勝岳ラストショット。雲の切れ間から。
十勝岳ラストショット。雲の切れ間から。

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