活動データ
タイム
10:49
距離
21.8km
のぼり
2206m
くだり
2207m
活動詳細
すべて見る久しぶりに週末に晴れ予報になって,山の上でテン泊したいと思い立ち,飯豊山へ行ってきました. この日は飯豊山の山開きなので,出発地は駐車場の広い御沢登山口. 御沢登山口〜横峯 御沢登山口は,すぐに階段状の急登.その後も基本的に延々と登りです.長坂尾根というぐらいなので,長い登りです. あまりに長いので,0.6km程度で道標があり,下から御沢→下十五里→中十五里→上十五里→笹平→横峰と区切られていました. 横峯〜剣ヶ峰〜三国小屋 横峯から,多少の登り下りがありますが,文字通り横に伸びる峰で,ちょっと一息つけます. 途中,地蔵山の下に湧き出る峰秀水.これが冷たくてたいへん美味しい水です. しばらく歩くと,周囲の植生が低くなって,飯豊の稜線が見えるようになります.ようやく景色が見えるようになって浮かれていると,剣ヶ峰の始まり. 鎖場もある両脇が切れ落ちた岩場を三点支持で登ります. 剣ヶ峰を登って間も無く,三国小屋到着. 三国小屋〜切合小屋 三国小屋では小屋のご主人に見える山を教えてもらったりして一息. 三国小屋を出発すると小屋の後ろから急な下り.その後も登る→降る→半分崩れかけた斜面のトラバース→登る,といった形で細かく登り下りが続きます. 少しずつ高度をあげていって,種蒔山まで来ると,その後は切合小屋まではなだらかで比較的楽になります. 切合小屋では水を頂き.一休み. この時に天気予報を見てみたら,出発の時は晴れ予報だった翌日の天気が早朝から雨に. この時点で,テント泊はやめて,日帰りにしようかと思い,飯豊本山での天気を見て日帰りするかどうか最終決定することにしました. 切合小屋〜本山小屋〜飯豊本山 切合小屋を出発し登っていくと,大きな雪渓が二つ.斜度はそれほど急でないので,アイゼンなしでもいけます.雪渓が大きいので,どこが出口がわからず,トレース跡やYAMAP地図を見ながら時々方向を確認. 雪渓を超えて登ると草履塚到着.小高くなっているところで,ここから本山小屋までのルートが一望です.この辺りで出会った登山者の方から,見えているのは本山小屋で飯豊本山はさらにその左.と聞いて,わずかな絶望感に襲われましたが,気を取り直し,最後の登り返しのため,一度降ります. 降りた先には姥権現.お地蔵様のような石像が祀られています. 姥権現から先に進むと,御秘所. 片側が切れ落ちてオーバーハングした岩場でナイフリッジ気味のところを通過します. 御秘所に取り付く前に,切れ落ちた岸壁を見ることができましたが,見てから登るとスリル感を満喫できると思います. 御秘所を超えると,御前坂.最後の登りです. 細かくジグザクにルートがとってあり,周囲にガスが出て見晴らしも良くないことも相まって,心を無にして登ります. 途中で,偶然YAMAPのフォロアーさんとお会いして,元気が出ました. 初めて,YAMAPでフォロアーさんと会うことができました. 御前坂を登りきったところには石が積まれてあり,おそらくここが一ノ王子でしょうか.先に進むと広い場所があって,本山小屋のテント場です.この日は誰もいません. さらに進むと本山小屋に到着. 日帰りになるかもしれないので,飯豊本山へそのまま進みます. 本山小屋から飯豊本山まではこれまでの道に比べたら楽なルート. 無事飯豊本山到着です. 雲が多いながらも,雲上の景色を見ることができました. ここで行動食と休憩しながら,天気予報を見てみると, 夜から朝に雨が降り出す予報. ガスも多くなってきたので,日帰り決定です. そうとなれば,暗くなる前には下山したいので,早めに下山. 本山小屋を過ぎる頃には周囲のガスが濃くなって,周囲の見通しがかなり悪くなりました. ガスが草木に当たって,露となり,雨が降ったように地面が濡れていましたが,幸い御秘所や剣ヶ峰の岩場は乾いたままで良かったです. 2つの大きな雪渓もガスで見通しがきかなくなり,YAMAP地図で時々位置や方向を確認しながら下山. 中峰あたりからは青空が見えるようになり,下山した頃には晴れているという,登山あるある状態. 途中でお会いしたフォロアーさんにも再度お会いし,なんとか明るいうちに無事下山できました. 翌日,新潟市からは飯豊連峰をしっかり見ることができて,テント泊しても良かったのでは・・・と. また天気のいい時に,今度は2泊程度で飯豊テント山行に行こうと思いました.
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