オベリスクッ！

かねてからの懸案事項であった鳳凰三山に行ってきました。 私たちが選んだのは、比較的緩いと言われている夜叉神峠からの ピストンでした。唯一の気がかりは距離が長い事でした。 で、実際に歩いてみた感想は・・・ 思っていたよりも全然緩くなかったです。 良い感じで登ってるなぁと思えば、今度はもったいないくらい下る。 この繰り返しで、だんだんとウンザリしてきてしまいました。 苺平に着いた頃には本当にウンザリしていて、明日三山登った後の疲れた足で この距離を歩きたくないと思いまして、ダンナ様に広河原へ下ることを 提案してみるとあっさりOKがでた！ 実はダンナ様は最初からそうしたかったらしい。 私があまりにも山で転ぶので、心配だったそうです。 1日目は南御室小屋までで、2日目にいよいよ三山を回る登山開始です。 薬師岳小屋に向かう途中の山中で日の出に遭遇。 良い感じで晴れていたので、今日は気持ちのいい稜線歩きが出来るぞぉ！ と思ったのに、あっという間にガッスガスの真っ白白。。ﾟﾟ(´□｀｡)°ﾟ。ﾜｰﾝ!! 本来ならば左を見れば北岳、右を見れば遠くにオベリスクってな感じに 見えるはずなのになぁ。これじゃ、また来なきゃダメじゃん。 結構大変だから、また来たくないんだけどなぁなどと思いながら歩く。 そして、いよいよ地蔵岳の近くの赤抜沢ノ頭に着いた頃でもまだガスが掛かって いたのですよ。もう本当にダメだ・・・と思いながらも地蔵岳を目指して 下って行く。地蔵岳の山頂に行くのに下るのよ？どうなってんのよ？ とか、心の中は文句でブーブー。 ところがっ！ 地蔵岳の山頂の広い広場に着いた時にあろうことかあんなにガッスガスだったのが 一気に晴れたのだっ！ あーっ！山の神様！ありがとう！！ これが見れるのと見れないのでは大違いなのですよ！ 山行していた方にも「あなた方は持ってますよ！」なんて言われて嬉しくなっちゃいました。 しばし、雄大なオベリスクを堪能したあとはいよいよ広河原に下りますが、 その前に高嶺というところを通過します。 これがまた小刻みなアップダウンが続き、非常に辛い。 そしてそれが過ぎると白鳳峠に向けて激下りが始まる。 正直、もう二度と来たくないと思いました。 こちらから登る方もいらっしゃるようですが、私には絶対無理ですね。 ヘロヘロになりながらも、何とか広河原に到着。 途中、北岳への登り口がありましたね。 「あー、ここから登るのかぁ。いきなりの急登かよぉ・・・　(;´д｀)トホホ」 私の正直な心の声でした。 その後は、夜叉神ヒュッテでお風呂を頂き、ダンナ様のかねてからの希望の 「しまりんだんご」をお土産で買って、家路につきました。