国境の島・対馬を人力(トレッキング・シーカヤック・自転車)で縦走する個人プロジェクト「対馬アイランドトラバース」。 対馬南部の残されたルートは神崎半島付け根~龍良山ですが、前回の検証で、木斛山ルートは完全舗装、龍良山南面ルートは登山道不明瞭のため、今回は松無山~龍良山の尾根ルートを歩いてみました。 展望はないものの、無数の測量標石が設置された尾根道が龍良山山頂まで続いており、神崎半島~城山までの約50キロのロングトレイルが繋がりました。
厳原町浅藻(あざも)。民俗学者・宮本常一の著書に登場する静かな集落で、神崎半島への入口。
神崎の登山口。
前回は神崎半島の先端まで行きましたが、今回は半島付け根の松無山から龍良山頂を目指します。
あちこちに巨石が点在。
松無山は3等三角点249.5m。
境界標(石柱)が、場所によっては10mほどの間隔で設置されていました。
古くは明治のもの、赤いペンキが塗布されているのは現在も使っているとか。
途中見かけた、唯一の現代的構造物(^^;)
またまた境界標石。800番台から900番台まで、計100個近く?はあったのではないかと。
山では何個か見かけることはありますが、ここはたいへんな密度です。
尾根近くまで伐採作業道が伸びていました。万が一(怪我、体調不良など)の際のエスケープルートに最適。
龍良山頂に近づくと、花崗岩がガラガラと。龍良っぽくなってきました。
岩・苔・樹木の原始林っぽい雰囲気。
龍良山は2等三角点558.4m。
この日は霧が濃く、山頂の展望はイマイチ。
ルートの確認ができたので、帰りはエスケープ。たくさんのツシマジカを見かけました。