活動データ
タイム
12:40
距離
13.9km
のぼり
1592m
くだり
1718m
活動詳細
すべて見る日中は半袖で過ごし額に汗が浮かぶ日も多くなってきた。遠くアルプスの白き冠も大分薄くなって見える。 新緑萌ゆるアルプスの景色は幾許のモノで在ろうか。と想いに辿り着く。 連休も有るので、思い付いてしまったからには出掛けたいと浮足立ち、天気と暮らしを眺めると… 『大雨じゃん…。。』(((´Д`))))イヤジャァァァ 毎日眺めても、やはり大雨の報は変わらない。。…そして腹が決まった。 『雨だな!登ろう!!』٩( 'ω' )و イクノダ!! 以前からいつか登ろうと思っていた『常念岳』へ荷物を纏めてGo!! 仕事を終え荷物纏めて相方と合流。 お互い数時間前に仕事を終えたばかりで流石に眠い。いつもなら現地まで車を走らせるのだが、今回は 『もうダメじゃぁ!!』( ⌯ω⌯)ネムイデス と、八ヶ岳SAで仮眠をし、外も明るくなった所で「一ノ沢登山口駐車場」へ到着。 曇り空だが、予報と違いまだ降り出さぬ天気に感謝しながら登山道を進む。 気温は10℃と涼しいが、樹林帯は風も弱く汗が吹き出す。 気持ち良い新緑の木々と、さらさらと清らかに流れる岩清水の中を踏み進んでいく。 左手に冬の置土産の小振りな雪渓が見え出し、冷えた空気を感じ出したら間もなく沢を埋め尽くす大雪渓と出会う。 緩んで滑りやすくなっていたので、折角持参したアイゼンを素直に装着。文明の利器は優秀です。 肉体はゼイゼイですが、(気分だけ)グイグイ進んでいけます!! 見上げる先は霧と雪渓との境が曖昧になった幻想的な景色となり、楽しみながら登っていると、後ろからツボ足で(ホントに)グイグイ登って来た男性に追い越されました。 (*゚Д゚)ォオ ハヤイッ! 沢沿いの夏道であろう丸太階段を右手に眺めたりしながら、沢の幅が狭くなって来たら最終水場に到着。 北アルプスの天然水が諾諾と。 ( ゚Д゚)ウマーイ!! 心身共にリフレッシュし第1〜第3ベンチを経由しながら常念小屋へ。 尾根筋に抜け出ると、霧に隠れ見えないが故に山裾が限りなく広がる、大きな常念岳が視界一杯に映り込んできた。 白い視界の中に紅い常念小屋は印象的。悪天候の中を辿り着いた登山者もホッとするでしょうね。 テント場も建物の手前と北側に大小2箇所。 常念小屋で受付しましょう。 ¥1000−/1人(トイレ利用料込) 携帯電波もしっかり入りました。 (DoCoMo確認済) 空高く厚い雲は見えるが、まだ青く予報通り今夜は本当に天気が荒れるのだろうか?と考えながら、少しでも風雨を避けられそうな場所を探す。 テントを飛ばされないように石でシッカリ錘で補強。 今宵の我が家を定め常念小屋でお昼を頂く。 〜1400時迄の提供でメニューは牛丼かカレーのみ。各¥1000− 食堂で食事を取っていると、先程雪渓でガシガシ登り去った男性と再会する。どうやら彼は小屋番の人だった様だ。 渋い革靴と日焼けした顔が印象的な青年だった。 温かい食事も取って元気をチャージしたら、いよいよ常念岳山頂へアタック!! 外は雲が厚みを増しているが、明日は雨の予報の為、相方と今がベターと判断。 見掛けは近く見えた頂上付近の岩場でしたが、つづら折れとなった登山道。足元の大小様々の石コロは歩きづらく勾配もなかなかエゲツない。 湿り気を増す風を頬に感じながら山頂へ。 元々雨天予報で展望は期待出来なかった筈の今回の山行だったが、白く幕を降ろした穂高や槍ヶ岳方向が時間と共に雲が流れ、山頂部は雲が掛かった儘ではあったが時折薄っすらと山の陰影が姿を表し、登頂の御褒美を貰う事が出来た。 雲の切れ目を待つ我々の元に、鳴きながらトコトコと歩いて来た雷鳥が同席。我々の2~3m隣で一緒に西の空を眺めている。 彼の眼は何を映していたのだろうか? 登頂迄持ち堪えてくれた空模様だったが、いよいよ雨粒が岩々に跡を残し始めたので下山。 いつの間にか雷鳥の彼も姿を消していた。 山頂から降っているとコレが中々遠く感じる。小屋の紅い屋根が見える所為だろうか。 雨粒が大きくなりだす前には何とかテント場に戻る事が出来た。 濡れた装備を拭きあげシュラフに潜り天井を見上げる。 フライを叩く雨音が次第に大きくなってくる。 と、突然フラッシュの様な強い輝きの後に轟音が轟く!! 標高が高く空が近いが故に、雷と雨粒がくりなす光と音の共演!! ライブ感が半端ないっ!! 普通に怖いっす。 ((( ;゚Д゚))) 中々出来ない経験と思い直して横になっているうちに、いつしか微睡みの中に落ちていたのでした。 …ふと目を覚ます。視界が暗い。 夜の帳も落ちたのだ。隣にテントを張った相方と 「夕飯位は声掛けましょうか?」 と話した気もしたので声を掛けたが、変わらず降り続ける雨粒にかき消されたのか相方のイビキが返事として聴こえてきた。 『人間寝ても起きれば腹は空く。』 どこかで聞いたことがある言葉の通り夕食を取る。 今宵の夕食は『カレー飯』 カップラーメンに変わる新しいインスタント。 中々の人気でバリエーションも豊富になってきている。 「『坦々ウマー飯』も美味しいよ。」(°∀°) と言ってた人もいたので次は試してみよう。と思いながらモクモクと食べる。 目の前は布の壁。テントも優秀なモノだ。 薄い生地2枚だけだが荒れた雨風からも護ってくれている。 アイゼンに続き、文明の利器、人類の知恵、自然の中に置かれた人間が便利に過ごせる様に考えられた製品はどんな物であれ素晴らしいな。と感じた。 食事を済ませ再びシュラフに潜りながら、今回はEOSを連れて来たので星空が撮れないだろうか。と考えながら眠りについた。 …ふと目を覚ます。 斜めの地面が眠り辛い様でちょくちょく目が覚める。 …そう言えば雨音が聞こえない…。 星空を期待しながら勢いテントから顔を出す。 ……( ºωº )チーン…雲が厚いね………。 朧月とガスが掛かった景色に嘆息し首を引っ込め三度のイビキの旅に。 明るくなった天井に目を覚ます。 日の出の時間だ。 雨予報だった天気が好転し、青い空が拡がっている。 時間と共に太陽の光が静かにモノトーンな山の斜面に次第に色を着けていく。 肌にも太陽のぬくもりを感じながら、朝の冷えた空気を肺一杯に吸い込む。 これは気持ち良い!!٩( 'ω' *)و カメラを持って辺りを散歩したが、少々寒く身体が冷えてきたのでテントに戻り早い朝食。カップラーメンを啜りながら日の出を眺め自然が織り成す演出を楽しんだ。 日も頭を出し切ったので相方にも声を掛ける。元気な声を聞くに、よく寝れた様子だ。 順次片付けをして下山の準備。 支度が整った頃にはガスも登り始め、お世話になったテント場と常念岳に別れを告げて下山を開始。 昨夜の雷雨で沢の増水も心配したが此れは杞憂に終わり、雨粒に光を吸い込ませた木々の中を縫いながら、草木の盛りゆく様を眺めつつ順調に高度を下げて行った。 スッキリとした晴れ間は見れなかったが、曇り空で行動中に気温が上がらずに済んだのだ。と思うと幸運だったのでは無いだろうか。 今回も豊かな経験をさせて貰えた山行となりました。 2日間の汗を流しに安曇野の温泉♨へGo!! 今回の温泉♨は『しゃくやくの湯』 市外の方は¥700− 源泉は中房温泉♨から引込んでいるそうな。珍しい塩サウナの設備も有り。 《備忘録》 気温10℃~5℃位 タイツは行動中は暑くなる。 冬ズボンかレインウェアで調整可能と思われる。 《今回良かった装備》 モンベル薄手ダウン(山はまだ寒い) ゴアテックスシュラフカバー アイゼン(あった方が無難) パン🍞2食分程(意外と美味しく食べれた。) ローヤルゼリー入ゼリー(今回補充に効果的だった気がする。) 《有ったら良かった装備》 暇つぶしの本(雨だったので) アプローチシューズ(雨天では使わないかも) 虫刺され軟膏(どうも虫に食われたらしい) 飲み物は凍らせられればベター インスタントコーヒー(忘れてた) タバコ予備(忘れた) 3脚(好天ならばやはり) ハンドクリーム(手が乾燥した)
活動の装備
- その他(Other)MEINDL(マインドル)ジョラスgtx
メンバー
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