旭岳(RW姿見駅から)

金曜日に東京から札幌に出張だったので、翌朝、レンタカーで大雪山へ。 当初は、北海道最高峰の旭岳に登るだけでなく、さらに足を伸ばし御鉢平を見て、秘湯と言われる中岳温泉(渓流で勝手に湧いてるらしい)と裾合平を周回するつもりでしたが… ロープウェイの駅で、今シーズンはヒグマの目撃情報がないことは確認。しかしながら、登山簿を見ると、以前からピストンの方のみ。周回に若干の不安を感じつつも登山を開始しました。 この日は時折ほんの少し青空が見えるものの、あまり天気は良くなく眺望が楽しめなかったこともあり、登りがしんどく感じました。 本来なら、トムラウシ山や十勝岳が見えて気持ちの良い尾根なんだろうなぁ…と思いながら何とか山頂へ。 中岳温泉のある方面の下側はずっとガスに包まれていましたし、そちらに向かう残雪の登山道を見ると新しい足跡はやはりありませんでしたが、山頂でしばらく粘った後、意を決して御鉢平に向けて降り始めたところ、黒岳から来たというテン泊の装備を持った二人組とすぐに出会いました。 その方々曰く「中岳温泉に行こうとしたけど、崖みたいになってるとこに残雪があって、降りるルートを見つけられなかった」とのこと。 数週間前に「何とかルート外の雪渓を降りることができた」とブログに書いている方もおられましたが、雪が中途半端に減って条件が悪くなっているのかもしれませんし、もともと少し長丁場のコースの上、こちら側の登山道は雪の無いとこもズルズルで歩きにくかったので、「もしルートが見つけられず戻って来るとなると大変😩」と思い、ようやく諦めがつきました。 そういう意味で今回は少し消化不良な山行でしたが、最高峰の山頂は踏んだので、まぁ、北海道に一応足跡は残したと自分に言い聞かせつつ、代わりに、知人お薦めの旭川ラーメンを食べた後、おじさん独りで旭山動物園にも寄って帰りました。