活動データ
タイム
21:01
距離
64.1km
のぼり
4217m
くだり
5596m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るちょっぴり遠回りして高尾山までノコノコ歩いてきました。道はご存知の通りスーパーメージャールート三昧でしたので、迷ったり危険だったりする箇所はまったくなかったと思います。ただ、浅間峠から和田峠あたりまでは(タイミングの問題かもしれませんが)風が1ミリもなかったので結構暑かったです。笹尾根は意外と涼しくて歩きやすかったかな。今回久しぶりに高尾山周辺を徘徊しましたが、やっぱりええなぁ。 朝っぱらから電車に乗り、元気に甲斐大和駅に乗り込みます。例によって始発より先に臨時バスが出ているので、それでコソコソと上日川峠に侵入します。しかし... ここはいつ来ても駐車場の誘導員に叱られている自家用車がいるな... もうちょっと案内とかをなんとかすればええのに。まあ、私が心配してもしょうがないのでモソモソと準備を行い、トイレをお借りしたら元気に出発です。 ほほう... 今日はなかなかの天気じゃわい... こいつは富士山もご機嫌な姿を拝ませてくれるかな?まずは福ちゃん荘を目指しますが、ここははやる気持ちを抑え意図してゆっくりゆっくりと登ります。なぜならヘタレの私はすぐバテるから。すると、体が温まり始めた頃に福ちゃん荘に到着しますが、結構な人数が休憩されています。これは... 私が視界に入ると皆さんの思い出が台無しになる可能性あり、と瞬時に理解しそのまま先に進みます。 その後は大菩薩嶺を目指し唐松尾根をノコノコと進みますが、何か記憶より少々キツめの坂になっておる模様。「むっ、これは... 地殻変動で傾斜が変わったか?もしや大地震の前触れか?」などと思いましたがそんな訳はないので、自分の少々アレな記憶力を残念に思いながらヒーコラワッショイと登っていくと、程なく雷岩に到着です。さてと、それでは富士山をば... ん?あれ?富士山どこ?まったく見えん。これっぽっちも見えん。おかしい... 天気予報をバッチリ確認してきたのに... 失意の中、一応山頂を激写しとくかと思いモソモソと進み、例の地味な山頂で山頂標を激写します。すると山頂で「すみません、このゴミを持って帰ってもらっていいですか?」といきなり聞かれます。「へ?は?は、はい」あまりの意味不明さに思わず日本人らしい曖昧な回答をしてしまい、なぜか他人のゴミを担いでこれから先の道中を進むことになります。こんな質問されたの生まれて初めてやわ... まあ、軽いもんやし別にええやろ、と気を取り直して先に進みます。うーん、やっぱりここから大菩薩峠までの道は素晴らしい、最高の気分で進みます。ちびっこたちも頑張って歩いており、やっぱりそういうのを見ると元気がでますね。少々アレな人物としてはなるべく視界に入らないようにコソコソと先に進みます。 そのまま進み、石丸峠を越えるとパタッと人がいなくなります。まあ、これはこれでやっぱり楽しいもんで、鳥の声を聞きながら独りノコノコと牛ノ寝通りを進みます。この道はとんでもなく快適な道になっており、鼻歌を歌いつつ満開のツツジやピョンピョン跳ねている鹿を見ていると、いつの間にやら大マテイ山に到着です。ここは尾根道のピークという感じな場所なのですが、風が通って気持ちがええのでここで本日のブルジョワランチを堪能します。ゆったりとした時間を過ごし、気分が良くなったら元気に出発です。 大マテイ山から先は気持ちの良い森の散歩道になります。そのまま鶴寝山、松姫峠を越え奈良倉山方面に向かいます。奈良倉山への道は緩やかな傾斜で割とあるきやすかったかな。暑さもなかったのでノンビリと進んでいると、いつの間にか秀麗富嶽十二景五番山頂・奈良倉山に到着です。それでは、さっそく秀麗富嶽をば... はい、真っ白。ならば長居は無用なのでイソイソと下山し、鶴峠に到着です。 実を言うとこの時点では鶴峠からトンズラする予定だったのですが、バスの時間までまだ1時間以上あるなぁ。「あっ、そういえばここから三頭山に登れるんやったっけ?」と、なんとなく思い出します。ただ... 登山口が分からんからなぁ... ん?道路の向かい側にすぐあるやんけ。まあ、ほんなら行ってみるよなぁ... そうなのです、私は悪くないのです。すぐ目の前に登山口がある超便利な鶴峠が悪いのです。まあ、一晩過ごす程度の装備はあるんで、最悪三頭山なら夜明かしくらいどうとでもなるやろ、と先に進むことにします。 三頭山への道は緩やかな坂道をジワジワと登り続ける感じだったと思います。決してヒーコラワッショイ言うような感じではなく、地味に登り続けます。こういう道って暑い日はキツイかもしれませんが、本日はあまり暑くなかったので問題なし。ノコノコと進みます。ただ、神楽入ノ峰への最後の登りは少々アレでした。ここは暑かったですね。私のザックは流行りの背面メッシュとは無縁な背面超密着タイプなので暑さ抜群なのです。その後休憩がてら完全放熱し、ノコノコと歩いていると、突然三頭山の西峰に到着します。本当に「突然あの墓石みたいな山頂標が現れる」感じで驚きました。 山頂を巡っているうちにええ時間になってしまったので、「避難」させてもらうため避難小屋に侵入します。が、元々宿泊予定などなかったので水がない。避難小屋裏の水場もみてみましたが、どうも駄目っぽい。と、いうことで三頭大滝方面に下って行くと、10分ちょっとで流れ出ている水を発見。ガッツリと補給し避難小屋に戻ります。 さて、ほんじゃあ、いつ買ったかも覚えていないラーメンを作って食べる... ん?バーナーに火が点かんな... どうもガス缶が不良品らしくガスが出てこん。「これは... マズいザマス...」さすがの私も何とかせんといかん、と理解し、とりあえずガス缶を抱えて怪しい踊りの儀式を行います。「よし、これで大丈夫やろ...」すると、ここで何と奇跡が! ...起きるわけもなくガスはちっとも出てきません。こうなったら最終手段じゃ、ということで指がひん曲がるほどガス缶を締めて締めて締めまくり、コックをひねると弱々しく「シュー」という音がします。「これは... イケるザマス...」急いで点火します。火はしょぼいですが、ないよりは100万倍マシ。なんとなく火力が足りなくてモチャッとした感じですが、無事ラーメンが完成、それではいただきまs... ん?箸はどこだ? 「ジーザス!」そういえば箸くんは鈴鹿の地にてへし折れて殉職したため、燃えるゴミとして天に召されたのでした。ティースプーンじゃラーメン食べられんしなぁ... しかたがない... 適当な枝を拾ってきて貴重な水で洗い、本日の夕食ワイルドラーメンの完成です。夕食とともに酒・睡眠のしあわせセットを堪能し、翌日に備えます。 翌日。うっかり3時前に目が覚めます。まあええか、とまたもや朝っぱらからワイルドラーメンを堪能し、ダラダラ過ごしたりトイレをお借りしたりしたら、ちょっと時間は早いですが、暇なのでもう出発します。 朝なのでまだ暑くもなく、快適にノコノコワッショイと進みますが、調子に乗るとあとからヘロヘロワッショイな感じになるかもしれません。特に今日のゴールはまだ決まっていないので、あまりガツガツと歩かないように注意します。「そういえば、この辺りって笹尾根とかいうんだっけ?」と思いながら歩きますが、笹ねぇなぁ... やっぱり鹿がムシャムシャやらかしとるのかなぁ... しかし、歩きやすいなぁ、この道は本当に快適やわ。登りらしい登りも丸山手前くらいだったかな、あとはすごくゆったりと森のなかの散歩を楽しめる感じになっています。そんなこんなでノコノコと進んでいくと、いつの間にか日原峠という場所にでてきます。ああ、確かこの近くに水場が有るんだっけ?でも水はまだ2リットル以上あるし、いらんかな。 が、水場の情報は皆にとって大事なのでできるだけ共有したい、ということでとりあえず様子を見に行くことにします。そうなのです、「無駄に長すぎて時間と視力の無駄」と定評のあるワタクシの活動記録ですが、稀に有益な情報を含んでいることがあるのです。油断は大敵なのです。で、水ですが、バッチリでておりました。せっかくなので私も水を入れ替えたり顔を洗ったりして気持ちよく先に進めました。 それからちょっと行くと浅間峠に到着します。ここはなんとなく休憩したくなる場所なので、たっぷりと時間を取って靴やら靴下やらを全部脱いでリフレッシュします。うひょひょひょ、こいつは気持ちがええ。シャキッとしたら続いて和田峠を目指すことにします。が、ここからがアレでしたわ。とにかく風がない、びっくりするほど風がない。すなわち暑い。熊倉山まではとにかく風がなくて、ヘロヘロになりつつ進むことになります。 その後は比較的マシになりますが、生藤山を超えた辺りからまた暑くなってきます。ここから醍醐丸まではアツかったなぁ... さすがは八王子最高峰、安々と到達できないようになっているのでしょう。まあ、それでも歩いていれば勝手に到着するので、元気に八王子の頂点に君臨し、いい気になってノコノコ歩けば和田峠に到着です。 おおっ、賑やか。今までとぜんぜん違う。静かな森の中もいいですが、この雰囲気もまたええもんです。時間によってはここからトンズラする予定でしたが、流石に午前中に帰ってしまうのはもったいない、しばらく陣馬~高尾とかも見ていないからせっかく来たんで歩きたい、とモソモソ陣馬山へ侵入します。 おおっ、ますます賑やか。なるほど、この活気はええなぁ。ここで私も休憩がてら昨日のブルジョワランチの残りを堪能します。うーむ、やっぱりブルジョワ。流石に山頂は風が通って気持ちがええ。しばらく休んで、いよいよ久しぶりに高尾山に向かうことにします。 ああ、やっぱり私はこの道大好きですわ。もう整備され尽くして自転車でも通れそうなんですが、その分足グニャポイントもないので、ゆっくりと左右を楽しみながら歩けます。ノンビリと進み、堂所山、景信山、小仏峠、小仏城山、一丁平、紅葉台、とそれぞれでザックを下ろして休憩しつつ進みます。普段全部のポイントでは休憩しないので、改めて「ああ、やっぱりいい、本当にいい」と実感します。そのままノコノコと歩き続け、ついに高尾山に到着です。 うわぁ、こりゃあ大盛況ですわ。正直17時頃に到着して人が減ってきたらゆっくりと下るつもりでしたが、思いっきり時間調整をミスってしまいました。うーん、一号路から帰るつもりでしたけど、流石にこの人の中を風呂にも入っていない少々アレな人物が闊歩するのはマズイ。と、いうことで、これまた大好きな稲荷山ルートで下山します。結構久しぶりに歩きましたが、やっぱり何十回も歩いている道、結構覚えているもんですね。少し懐かしいような気持ちでノコノコと下り、電車に乗ってトンズラしました。
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