桂沢・小空滝沢

昨年11月の「なめとこ山」山行の続編である。宮沢賢治「なめとこ山の熊」の冒頭ニ段落目にはこう書かれている。 「中山街道はこのごろは誰も歩かないから蕗やいたどりがいっぱいに生えたり牛が遁て登らないように柵をみちにたてたりしているけれどもそこをがさがさ三里ばかり行くと向うの方で風が山の頂を通っているような音がする。気をつけてそっちを見ると何だかわけのわからない白い細長いものが山をうごいて落ちてけむりを立てているのがわかる。それがなめとこ山の大空滝だ。」 そう、今回はこの「大空滝」のある桂沢とその支流の小空滝沢の沢登り。前回の「なめとこ山」山行もご一緒していただいたヤマセミさんと二人、大空橋から桂沢に入渓し、メインディッシュの大空滝は後にまわして、先に小空滝沢に行き、中山街道までつめて、中山街道を下って、大空滝の沢に再び入渓し、大空滝を登るという行程。メインの大空滝はもちろんだけど、小空滝もスリル満点で面白かったし、なにより天気の良いなかでのシャワークライミングは本当に気持ち良かった✨快適なナメも多くて本当に良い沢だった👍 そして、ヤマセミさんと二人、沢では迷わなかったのに、中山街道を下りて、県道12号に出たところで、あれ？車どっちだっけ？と真剣に迷うというオチ（笑）県道でGPSを使って💦、最後は長いトンネルを歩いて終了しましたとさ。