普賢岳(妙見山・国見岳)-2019-05-26

2019.05.26(日) 日帰り

活動データ

タイム

08:25

距離

12.9km

のぼり

1099m

くだり

1098m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 25
休憩時間
1 時間 40
距離
12.9 km
のぼり / くだり
1099 / 1098 m

活動詳細

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3年ぶりの雲仙は初めて登ることそのものを目的にした山でもあり、登山にハマるきっかけになった山でもある。 当時は準備万端のつもりでいたが行動食を用意し忘れ、ハンガーノックで死ぬかと思った苦い経験もある山だ。逆にその失敗で火がついたのもあるが。 前回は霧氷を見に行ったが、今回のお目当てはミヤマキリシマだ。またいつか来ようと思いつつ来れていなかったが、先週から今週までが見頃と聞いてついに再訪することとなった。 前回は仁田峠に辿り着くまでにかなりの時間と体力を費やした覚えがあったが、今回はそうてもなかった。多少の成長がうかがえ、気分が上がる。 仁田峠のミヤマキリシマは既にピークを過ぎていたがなお壮観で、ピーク時ならロープウェイを使うか迷うところだったろう。ただ今回は、前回行けなかったルートを辿ることも目的の一つとしてあったので、自力で登ることにした。 妙見神社まで行けばそこからの道程は然程険しくない。前回の辺り一面の霧氷の光景を思い出しながら、歩を進める。同じ道なのに抱く印象が全然違い、楽しい。 国見岳の急登は相変わらずで、風が強いと少しめげそうになる。ただ頂上からの眺めは相変わらず絶景で、島原半島の形や有明海越しの宇土半島が望めたので十分満足できたし、何より今回はミヤマキリシマを堪能できたのが良かった。前回は気付かなかっただけかも知れないが、平成新山から少し煙が上がっているのも見えた。 普賢岳へのコースは、今回は霧氷沢を経由するコースにした。前回は疲れていて行かなかったので、初のルートだ。途中の風穴からは冷気が漂い、熱を保った体にはとても心地良い。平成新山の噴火で埋もれた鳩穴の写真を見て、その想像以上の大きさに驚いた。昔は中まで入れたのだろうか。だとしたら羨ましい。 途中、平成新山を間近で見たりかつて先へと続いていた霧氷沢のルート先にある平成新山の大きさに改めて噴火の凄さを実感したりしながら、やっと普賢岳へ辿り着いた。 前回はハンガーノック寸前だったからだろうか、頂上からの展望への感動よりもよく分からない怖さに襲われ早々と撤退したものだったが、今回は展望の良さを楽しむ余裕があった。草木も生えており、冬の荒涼とした殺風景に思えた前回と違い色鮮やかな眺めが心を落ち着かせたのかも知れない。何にせよ、リベンジ達成ができたことが喜ばしかった。 帰りはやはり前回は断念したあざみ谷ルートを通った。前回もこっちを通っていた方が楽だった気がする。 頂上でゆっくりし過ぎたせいで、野岳を登るには微妙な時間になってしまった。しかしまあこれで次の目標ができたとも言える。 その後温泉神社に無事下山できたことのお礼の報告をし、帰路についた。 今回の登山は原点回帰という意味でもいつもと違い特別なものだった。次は紅葉の時期にでもまた訪れたい。

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