活動データ
タイム
16:22
距離
20.9km
のぼり
2851m
くだり
2855m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る『雪を背負って登り 雪を背負って帰れ』“劔岳点の記”で示唆された修験道の行者のキーワード 100年以上前、前人未到 決して登ってはいけない山 と恐れられた劔岳山頂に、三角点埋設の使命を受けて 測量官が案内人長次郎を伴って困難の末に登頂する。その頃の早月や別山尾根からの岩場はとても人が登れるものではなかった。 劔岳の東面、雪が繋がり尚且つ 落ち着いているこの時期を見極めて 今では考えられないような装備で果たしたルート。手に汗握って読んだものだ… 今回初めてこのルート 長次郎谷より、劔岳~カニの横ばい~平蔵谷で周回する。 初日は立山ケーブル7時始発の便で室堂入り 雄山~別山まで三山を縦走し 剱御前小屋宿泊 この日のルート上で雪があったのは、室堂~一の越間、雄山からのトラバースで稜線に出るまでに少し硬い箇所がわずかに。 大汝周辺から富士の折立、別山~御前小屋のみで、稜線上は ほぼ夏道です。 GWの喧騒(おそらく)が過ぎ、快晴でも人は少なめ。 ほぼ夏道の稜線を縦走しながらゼブラの山々を眺めて快適ハイキングで別山まで。 流石の立山 途中に何度も雷鳥さんを目撃♪ 時間も余裕あるので 別山北峰から劔岳を拝み、明日の長次郎尾根を確認します。 見えない底から この高低差…と 、ちょっとゾッとする💧 早めに小屋に入り のんびり過ごす。夕食後に 夕日ウォッチングで剱御前山まで登ったけれど雲が厚くてイマイチ。 代わりにつがいの雷鳥さん 山頂の岩の先にじっとポージングで ギャラリー大喜び😂 たっぷり楽しませてもらいました。 翌日 前日の雪の緩みや、この日の気温上昇を考慮し、予定を早めて2時に出発。 ヘッデンで剱沢雪渓をガンガン下る。この時間でも少し沈むくらい緩い。帰りはどうなることやら… 谷筋は風の通り道でそれなりに寒いが、昼間の暑さ想定のアンダーに何パターンかのレイヤリングでしのぐ。 剱沢小屋(本当はここに泊まりたかったけれど一般登山者はまだ受け入れないとのこと)を過ぎ まだまだ下り 長次郎谷出合いから いよいよ登りに入る。 闇のなかを ただひたすら 高度をあげるのみ。 雪は思ったより締まっていて割れもなく快適に進める 少し白んでくると右手に八峰、左に源次郎尾根の険しい岩峰が迫ってくる。 右俣から熊ノ岩の休憩ポイントを通過する頃、源次郎尾根に日が当たってきた。 ここから左俣をトラバースぎみに詰める。思ったほど長くなく 長次郎谷のコルに着く。(主観ではありますが、ここまでの傾斜や長さは毛勝谷の方がキツいように感じます…) ようやく コルでひと休み。 先行されたパーティーが核心部に取り付いている。 雪は腐っていたが、トレースのお陰もあり 難なく通過できた。 雪融けが進み岩が出ていればもっと難儀するはずなので、難易度は時期次第で変わると思われます。 雪稜に出ればあとはビクトリーロード。 山頂まで あっという間だった。 日曜の朝6時すぎ 雪に覆われている劔岳山頂でモーニング珈琲と朝ごはん☕ グルリ360度の展望で至福のひととき✨ 何という贅沢❗ 槍方面の峰、後立山の峰、この前縦走した毛勝三山とそこから繋がる北方稜線… お腹いっぱい堪能したら、雪の状態がいいうちに降りないと💧 早月尾根の分岐から下は岩が出はじめ久しぶりの感触♪カニの横ばいなどの下りを楽しんで 平蔵のコルに着く。 ここからまたアイゼンで730mの下降。 蟻地獄の底に吸い込まれるような感覚で雪渓を下る。雪は腐っていて かかとでワッサワッサと行ける! 下部はデブリで汚れているが 大きな割れもなく平蔵谷出合で剱沢雪渓に合流。 さぁて、ここからまた長い長い登り返し。 もう 淡々と行くしかないのです。 幸い気持ちのよい風と、思ったより雪は腐っていなくて なんとか剱御前小屋に帰還。 時間はお昼には早いのですが、小屋で 残り数皿限定のカレーを頂いて ほっと人心地。 荷物を詰め直し再出発。 雷鳥沢のテン場を経由、室堂への最後の登りは 「もうマジで勘弁してくだせぇ」と誰もが思う 地獄の追い込み💦 やっと たどり着いた室堂周辺は 万国語が飛び交う社交場と化していました😅 静かな立山三山、あちこちで雷鳥のランデブー💓雪の劔岳の周回 雪の状態もよく、快晴に恵まれ 無事に帰れてよかったです♪ カメラ(Canon)とスマホ(Sony)の連携が悪いのか、写真が転送時間になり 地図上に反映されていません。 分かりにくくて申し訳ありません😥
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