残雪の別山から室堂周回-2019-05-23

2019.05.23(木) 日帰り

活動データ

タイム

16:16

距離

26.4km

のぼり

2413m

くだり

2413m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
16 時間 16
休憩時間
3 時間 40
距離
26.4 km
のぼり / くだり
2413 / 2413 m
1
15
3 8
26
4
58
1
7
1 39
24
25
1 53
1 39

活動詳細

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前日、荒島岳をやり大野市の風呂入ってから、白山登山口市ノ瀬にて車中泊。 霊峰白山の別山へ。 3時過ぎ市ノ瀬発、猿壁、チブリ尾根、別山から白山を回るルート。 長丁場、時間により下山は別当出合もしくは市ノ瀬。 ルート変更の判断地点は別山、竜ヶ馬場、室堂、白山。 結果、目的にした今回メインの別山を回り、室堂で白山を目の前に撤退。 食事はうまく取れたので足は動くが、高山病の気配と時間的に何かあると日が暮れる可能性があった。 昨年テント泊で来た時に観た別山をやれたので良かった。 長時間行動ができたことは体力的な自信になった。 来月頭のトレラン、那岐ピークスにもつながりそう。 記録 室堂まで誰にも会わず。 踏み跡は数日前の1名分たまに遭遇。 スノーボードとスキーの滑走あと各1本。 地図コンパス、スマホ山アプリでルート探しあり。 避けられるクレバス。雪庇の融け崩れあり。 1400m急登、下が雪ばかりのトラバースはアイゼンだけでなくピッケル刺して。 日差しはきついが、山上は土から霜が伸びる朝の気温。 飲水3.5リットル。 食事、菓子パン2個、カロリーメイト6本、カルパス手のひら大1本、流水麵のうどん2玉、甘納豆手のひら1、カップ麺1、ナッツ手のひら1、ドライパイナップル手のひら1。 山の怖さ 人が歩くのが少ないルートで雪だと道は探さないといけない。 先人が踏んでなきゃ地図のルートも無く、日帰りなんてとんでもない。 天候が数日大丈夫と分かっていても、日差しが恐ろしい。 300円の日焼け止めでも十分に効果を感じる。 高山病 雪だと直登できるため、時間的に一部短縮できても標高が上がるのが早くなる。 竜ヶ馬場で標高が下がるが、白山室堂への登り返しでペース維持が良くなかったかもしれない。 2400メートル前後でも症状が出始める体質なのが辛い。 白山を目の前に室堂で軽い頭痛。1時間半でピストンできる白山は昨年登ったし、見送り下山。 下山は時折走ったり、グリセードで滑ったり。 砂防新道で別当出合方面は踏み跡が多く、テープも雪上に立ててくれているため、かなり楽。 日暮れまでに別当出合から車道歩きで市ノ瀬間に合いそうだった。 甚之助避難小屋で食事後、別当出合まで止まらず下山できた。 しかし、下降しているにも関わらず、深吸気で空咳。これは小学校の時からプールに入りすぎた時などに出る症状に似ている。 更に頭痛、吐き気、意識も少しボーっと。 別当出合から市ノ瀬はバス道のアスファルト。 迷いはしないが5㎞くらい。 歩けなくなり、4回くらい停止。 ついに日が暮れる。 吐き気で飲水困難。 とにかく山から道に降りれて良かった。 別当出合から車の登山者が数名居たので、ヒッチハイクも考えた。 でも自分の気持ちで手は挙げられず、ヒトの体は下りなら惰性で進めるものである、自分の足で帰りたい。 変な意地で何とか市ノ瀬駐車場へ。 この後、6時間コップ1杯の水しか取れず。 温泉軽く入って、倒れるように仮眠しながらの帰路へ。 深夜サービスエリアでポカリスエットを補給。 入る。沁みわたる。朝までに1リットル。朝食も食べられた。 高山病を改めて調べる。 低酸素。脳浮腫、肺水腫。 行動時間の割に水分摂取が少なかった可能性はあるが、身体は動き続けたためエネルギー不足は否定的。 この症状は北岳、立山連峰、穂高連峰、甲斐駒ヶ岳でも経験したことがある。 今回は下山しても続いた。 辛かった。 数年落ちてた体力が少し上がった分、挑戦したい山行に少し無理があったかもしれない。 何度も経験して、食べれなくなった時のエネルギー不足が最も怖い。 上記の山々より標高が低かったし、早めの補給でエネルギー不足を予防できたことは一部成功で、下山につなげられたと思う。 山中でこの状態になっていたら、日は暮れるし、転倒のリスクがあるし、人に迷惑をかける。 残念ながら自分の体が高山に弱いことは改めて認識。 山は楽しいんだけど、本当に怖い。 降りることを目標にして登るべきだと思う。 怖がりすぎかもしれないけど、自分の能力を試しながら気をつけて楽しもう。

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