ゆるゆるビワイチ漫遊記🚲 (途中で断念)

2019.05.19(日) 日帰り

活動データ

タイム

10:45

距離

112.4km

のぼり

650m

くだり

652m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 45
休憩時間
2 時間 42
距離
112.4 km
のぼり / くだり
650 / 652 m
32
1 53
5 39
5
1 34
8

活動詳細

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⚠️超長文なのでご注意ください⚠️ 午前6時、起床。 眠気はまだ残っている。 が、興奮の方が優っている。 昨日新調したフラットバーロード(ロードバイクのハンドルを真っ直ぐにした自転車)のGIOS LUNAの性能を測るべく、今日は琵琶湖一周サイクリングを計画したのだ。 前から持っていたKONAのROVE AL(シクロクロスと呼ばれる、ロードの形をしていてタイヤが太い自転車)はキャリアなどをつけているので旅用として、 普段の使用とスピード重視のサイクリングはLUNAに任せようと思っている。 前置きが長くなってしまった。 とりあえず6時に目覚ましを止めて身体を起こし、1階へ降りる。 朝ごはんにチョココロネとバナナを平らげ、 出発の準備を始める。 サイクルパンツとモンベルの速乾性Tシャツに着替え、アクエリアスをボトルに入れ、日焼け止めを塗って、汚れた眼鏡を水で洗い流したら準備完了だ。 自転車乗りから見ると、私の格好はちぐはぐで自転車初心者であることがありありとわかるだろう。 対して私は、 「別に格好なんかどうでもいいだろ」 と、この時は思っていた。 モンベルの山用のカッパと 貴重品を持っていよいよ出発だ! LUNAに(これからこう呼びます)スマホホルダーとライトとカッパと工具を入れたサドルバックを取り付け、いよいよ旅が始まる。 今日は雨も降らないだろう。 そして明日は仕事も休み…! 思う存分サイクリングできるぞ。 そんな期待を胸に抱えて、 午前7:00前、ついに出発した。 足は快調に回り、私を乗せたLUNAのスピードはぐんぐん上がっていく。 サイコンを見ると、軽く漕いでいるのに余裕で20km/h出ている。 「うおぉぉぉ!」 テンションが上がる。 スタートして数分後、 城西橋に着いてLUNAの写真を撮ろうとするとあることに気づく。 あ、デジカメ忘れた。 というわけで、出発早々家に帰る(笑) デジカメを持って再出発。 スイスイ進むので犯したロスもあまり気にならない。 今回は高槻から琵琶湖へ向かうルートを見直してみた。 前は171号線を通って山崎まで行き、淀川を渡って京都競馬場の横を通過。その後188号線を進んで六地蔵まで行き、そこから山科を経由して1号線で山を越え大津へ向かうルートだった。 今回は、西国街道を通って山崎へ、 そこから京都競馬場の横を通り、 山科川沿いのサイクリングロードで一気に山科へ、 山科から小関越という坂を通って大津へ。 このルートで行くことにした。 交通量の多い道路だと、信号だらけで煩わしいのでサイクリングロードを見つけられたのはでかい。 結論から言っても、西国街道とサイクリングロードの利用は大成功で、ほぼノンストップで走ることができて最高だった。 というわけで、 高槻駅北側へ向かい、西国街道に入る。 西国街道を通る目的がもう一つあった。 通勤ルートの確認だ。 島本の職場まで行くのに、171号線を通るルートと西国街道を通るルートがあり、西国街道を走ったことは今までなかった。 今後自転車通勤することになると思うので、 西国街道の走りやすさを確認したかった。 自宅から職場まで、ゆるゆる漕いで30分かからないくらいで行けた。 よし、これで通勤ルートも決まった。 そう思いながら順調に山崎を通過して、 45分ほどで淀に到着。 京都競馬場の横を通って今度はサイクリングロードに乗ることになる。 少し彷徨いつつ、無事にサイクリングロードに着いた。 と思ったら、 目の前に信じられない光景が広がっていた。 河原沿いの土の小道。 その両側には生き生きと生え揃った河原の植物たち。 そして目の前の道は、どう考えてもサイクリングロードではなく、進めば進むほど植物たちに阻まれ、消えていく道。 進んでも川に吸い込まれていきそうだ。 「一体どこで間違えたんだ…」 一人困惑しながらも自転車を漕ぐがいよいよ進むのが難しくなった。 半袖半パンの身には植物たちが当たってめちゃくちゃ痒かったし、自転車で進むには道が悪い。 ついに私は自転車を降りた。 ここまでか。 ふと見上げると、 高架線があり電車が上を走っていた。 そして高架線の横に何やら道のようなものがある気がした。 「まさか…」 そう思ってLUNAを置いたまま、石段を駆け上がってみた。 目の前に突如サイクリングロードが広がる。 「ここにあったんかい!」 誰もいない河原で一人でつっこんだ。 何はともあれ、道を見つけた私は LUNAを担いで上のサイクリングロードまで登った。 こうして晴れてコンクリートの道を進み始めた矢先、突如それは襲いかかって来た。 ゴォォォオ バサバサバサ 突風のような強い風。 しかも向かい風。 全身に風を受けたLUNAは次第に減速し、力一杯漕がないと進むことが難しくなった。 私の脳裏にかすかに浮かんだ。 「琵琶湖でもこの強風が吹き荒れてるんじゃ…」 リタイアも頭を掠めたが、まだ結論を出すのは早い。 琵琶湖に行ってみて、決めればいいだろ。 そう思って漕ぎ進めた。 幸い山科川のサイクリングロードに入ると風はマシになり、気持ちよく走ることができた。 そのまま順調に山科まで突っ走り、ファミマでおにぎりとウイダーインゼリーを買って食べた。 これからいよいよ小関越えを目指す。  「小関越え」とは 近江から京都へつながる東海道で、逢坂山の山越えが「大関越え」と呼ばれるのに対し、北国と近江、京都を繋ぐ間道として使われてきた間道を「小関越え」と対比して呼んだもの。サイクリストやハイカーに人気のルート。 どんなところかと期待して自転車を走らせた。 すると現れたのは、 道幅の狭い、超急坂の砂利でゴツゴツした道。 まるで登山道だった。 「こんなところがサイクリストに人気なのか!?」 流石にいくらなんでも通りにくすぎる。 おまけに坂がキツすぎて、 ついには自転車から降りた。 かくして、初の小関越えは絶望の内に幕を閉じた。 と思ったら、 登りきったところで大きな道路に合流し、 下りに入った。 「よっしゃぁぁ!気持ちいいぃぃ」 そう思って下り始めると同時に気づいた。 あ、今登ってたところ、小関越えの道と違ってた。 本当は広いコンクリートの道をグイグイ登るのが小関越えだったのだろう。 しかし私はアプリの地図を信じて最短ルートの細い登山道を通っていたのだった。 登山道のようだと思っていたのは本当に登山道だったのだから当たり前だ。 そんな地獄の急坂を乗り越えて、大津まで来た。 久々の自転車での琵琶湖。 テンションが上がる。 今回はビワイチ正式ルートの最南端の橋、 瀬田唐橋を渡る。 今日こそ真のビワイチをしようと思ったのだ。 しばらく漕いで瀬田唐橋に着くと、カヤックを漕いでいる学生?が大勢いた。 練習なのか、みんな行ったり来たりを繰り返してた。 楽しそうだなぁと思いつつ、橋を渡り終えると どんどん北上した。 風は相変わらず強い。 轟々と音を立てて私に襲いかかってくる。 幸い逆風というよりかは、横から吹き付けて来たのでまだ漕げないほどではなかった。 と、ここでついに体調に異変が生じる。 まずやたらと鼻水が出る。 全然止まらない。 強風に吹かれるせいで鼻水を撒き散らしながら走った。 我ながらめちゃくちゃ下品だと思ったが、止まらないものはどうしようもない。 ここに来て、持病の花粉症が発症したらしい。 後で気づいたが、河原の植物に直で触れた箇所が、手も足も赤くなっていたので多分彼らのせいだ。 鼻水で苦しんでいると、今度は太ももが重くなって来た。 あれ? 今日はそんなに足を使ってないのにな。 休憩した方がいいかな。 そう思って琵琶湖沿いのベンチで一休みした。 するとお腹が鳴り始めた。 あ、エネルギー不足か。 時刻はもう11時。 そろそろお昼を食べてもいい時間だ。 近くに食べ物屋を探す。 地図アプリを多用したため、携帯の電池も半分になっていた。 充電も兼ねてマクドナルドに行くことにした。 ロスにはなるが仕方ない。 一旦琵琶湖から離れ、草津の町の方に向かった。 ここから先が悪夢の始まりだった。 滋賀にはちょうどいいサイクリングロードがたくさんあるようだ。 特に川沿いの道はほぼサイクリングロードになっている。 そこを自転車で走り始めると、今まで横風だった強風が猛威を振るった。 遮るものがない田んぼだらけの道を吹き荒れる逆風にやられ、エネルギー不足で足も思うように回らない。 結局マクドナルドまでの6kmの道のりを30分ほどかけて走った。 マクドナルドに着く頃にはハッキリとわかった。 「もうビワイチ無理だわ」 逆風に完全に心を折られた私は、 憂さ晴らしにマクドナルドで目一杯食べた。 そしてマクドナルドに充電スペースがなかったため、そのまま近くのジャンカラに入った。 もはや草津に遊びに来たとしか思えない(笑) 一時間半ひとりカラオケをしつつ、携帯を充電すると、足は回復し、お腹の調子も良くなっていた。 でもビワイチの続きをしようとは思わなかった。 時間をロスしすぎていたし、 これ以上逆風に襲われたら途中で動けなくなる。 この旅の道中、風が冷たくてモンベルのレインウエアを着たのだが、それもまずかった。 強風でレインウエアがバサバサとはためき、 余計に抵抗が増して進まなくなったのだ。 専用のぴっちりしたサイクルウェアの意義を 嫌というほど思い知った今日だった。 家に帰るとなったらもうひたすら漕ぐだけだ。 追い風とまではいかないが、先程向かい風だった風もマシになり、走りやすい。 近江大橋を渡って再び大津へ。 ビワイチは断念することになったが、 そんなに後悔はない。 もともと最近仕事が忙しかったせいか、 全身が凝り、胃腸の調子が悪かったので、 本当はその状態でのビワイチは無謀とも言えた。 じゃあ始めからやめとけ。 って言われそうだが、 でも行かずにはいられなかった。 きっと、新しく手に入れたアイテムを試しに山に登りたいとか、そういった気持ちは自分の体調とは関係なく突っ走ってしまうものなんだろう。 身体を労わるのは大切だけどね。 今日は中途半端とも言えるが、一応琵琶湖に来れてLUNAの走りやすさも実感したし、運動不足解消にもなったので後悔はしていない。 むしろ清々しい(笑) じゃあ帰ろう、 ってなったとき、私は1号線の道を選んだ。 理由は単純だ。 小関越えは軽いトラウマになっていた(笑) 山を越えて仕舞えば、帰りはだらだらとした下りで楽だったが、流石に手首やらお尻やらが痛くて何回か休憩しながら走った。 来た道と大体同じルートを通り、 河原の植物を避けて通れる道も見つけた(笑) 途中で鼻水が止まらなさすぎたため、 ドラッグストアでアレジオンとティッシュを購入。 6錠で1000円以上と、 馬鹿みたいに高い薬を飲んだがあまり※効き目はなく、結局帰るまで鼻水ダラダラだった(笑) ※効き目には個人差があるので悪しからず。 私は花粉症の程度がキツイのでアレジオンでは収 まらなかったようです。 自転車は、 自宅には入れられないので外に置いとくしかない。 雨風をしのげるカバーが必要だ。 高槻まで帰って来ると、DEPOに寄り、 自転車カバーとその他もろもろを買った。 正直に言うと、サイクルジャージも買った。 シマノの服の処分セールをやっていたのだ。 ぴっちりしたジャージで、 風の抵抗も軽減してくれるだろう。 夏が本格化するこれからの季節には 使えなさそうだが(笑) ともあれ、無事に帰ってこれた。 またこれからLUNAを乗り回して遊びたいと思う。 もちろんROVE ALの方にも乗って旅をしたい。 それでは今日はこの辺で。 かなりの長文失礼しました。 読んでくれてありがとう。 【走行データ】 Total Time: 6:47:03 (総走行時間) Distance: 116.77km (距離) Average Speed: 17.2km/h (平均時速) Max Speed: 41.5km/h (最高時速)

琵琶湖・南側 GIOS LUNA
愛車第3号。(先代のママチャリもカウント)
城西橋にて。
GIOS LUNA 愛車第3号。(先代のママチャリもカウント) 城西橋にて。
琵琶湖・南側 突如現れた草の道。
行く先には何も待っていないであろう絶望感。
サイクリング終了の危機をここで迎えた。
突如現れた草の道。 行く先には何も待っていないであろう絶望感。 サイクリング終了の危機をここで迎えた。
琵琶湖・南側 高架橋の向こうの石段を登ってみた。
高架橋の向こうの石段を登ってみた。
琵琶湖・南側 れっきとしたサイクリングロード現る。
やってくれるぜ。
れっきとしたサイクリングロード現る。 やってくれるぜ。
琵琶湖・南側 山科のファミマでウイダー購入。
これで筋肉がつくほど甘くはないだろうけど、ちょくちょく飲んだりする。
山科のファミマでウイダー購入。 これで筋肉がつくほど甘くはないだろうけど、ちょくちょく飲んだりする。
琵琶湖・南側 小関越えをなんとか越えて大津に。
琵琶湖沿い走るのは毎回テンション上がる!
小関越えをなんとか越えて大津に。 琵琶湖沿い走るのは毎回テンション上がる!
琵琶湖・南側 瀬田唐橋到着。ビワイチルートの最南端。
瀬田唐橋到着。ビワイチルートの最南端。
琵琶湖・南側 ここはまだ川なんだな。
ここはまだ川なんだな。
琵琶湖・南側 カヤックいいなぁ。
気持ち良さそう。
カヤックいいなぁ。 気持ち良さそう。
琵琶湖・南側 横をチャリダーの人が走り抜ける。
常にビワイチしてる人が絶えない。
さすが人気のサイクリングロードだ。
横をチャリダーの人が走り抜ける。 常にビワイチしてる人が絶えない。 さすが人気のサイクリングロードだ。
琵琶湖・南側 琵琶湖の東側にやってきた。
琵琶湖の東側にやってきた。
琵琶湖・南側 これから長い旅が待っている。
とこの時点では予感していた(笑)
これから長い旅が待っている。 とこの時点では予感していた(笑)
琵琶湖・南側 ビワイチを断念し、
マクドナルド食べてカラオケ行って
大津に帰ってきた。
その辺のベンチで休憩しながらまったりする。
ビワイチを断念し、 マクドナルド食べてカラオケ行って 大津に帰ってきた。 その辺のベンチで休憩しながらまったりする。
琵琶湖・南側 LUNAと琵琶湖とおじさん。
LUNAと琵琶湖とおじさん。
琵琶湖・南側 なんかイベントしてたのか、
紙を見ながら走ってる人がたくさんいた。
ご苦労様です。
なんかイベントしてたのか、 紙を見ながら走ってる人がたくさんいた。 ご苦労様です。
琵琶湖・南側 帰り道。
ダムのように水を放出している。
右に見えるのが恐らく水圧とか測る機械と水門を開く装置(?)
帰り道。 ダムのように水を放出している。 右に見えるのが恐らく水圧とか測る機械と水門を開く装置(?)
琵琶湖・南側 ここは毎回綺麗で写真を撮ってしまう。
ここは毎回綺麗で写真を撮ってしまう。
琵琶湖・南側 高槻に到着。
DEPOで自転車カバー買います。
おつかれさまでした。
高槻に到着。 DEPOで自転車カバー買います。 おつかれさまでした。

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