鳳凰三山(青木鉱泉から)

2019.05.18(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 25
休憩時間
1 時間 25
距離
8.1 km
のぼり / くだり
1819 / 528 m
DAY 2
合計時間
5 時間 43
休憩時間
42
距離
8.5 km
のぼり / くだり
513 / 1808 m

活動詳細

すべて見る

残雪期登山の第3弾、南アルプスの鳳凰三山へ。青木鉱泉からドンドコ沢を登り、鳳凰小屋へ泊まって中道から周回するルート。 酒飲みの友人とビール2リットル、日本酒8合を担いでの酔いどれテント泊山行。 青木鉱泉に着いたのは6時前。まだ受付は開始しておらず駐車料金は下山時に支払うことに。 ドンドコ沢ルートは、ところどころ倒木などで藪漕ぎしなければならないところがあるけれど、大きな問題は無し。 南精進ノ滝、鳳凰ノ滝、白糸ノ滝、五色ノ滝を経由するルート取りながら滝を堪能。 五色ノ滝の手前あたりから積雪が見られますが、鳳凰小屋まではノーアイゼンで特に問題は無し。 鳳凰小屋周辺は完全に積雪。地蔵岳までピストンへ行くも、気温も上がって雪はグズグズ。ところどころ凍結も見られるので、登りはノーアイゼンでいけるけれど、下りはアイゼンを装着。 地蔵岳名物の砂地獄部分は積雪が無く、夏と同じく砂地獄を堪能できます。前回はガスでほとんど見えなかった地蔵岳が遠くからも見えて良かった。 鳳凰小屋に戻ったら、恒例の豚鍋を堪能し、歩荷したアルコールも完飲して泥酔。就寝。 翌朝。鍋の残り汁で卵うどんを食べて観音・薬師へ。 稜線までは雪の中をひたすら急登。早朝は雪が締まっており、比較的登りやすかった。 稜線に雪は無く、アイゼン無しで薬師岳まで。 ガスが強かったけれど、たまに晴れ間から見える白根三山〜仙丈・甲斐駒は迫力があった。 二日酔いのためと思われる脱水症状(自業自得)で、心肺機能の低下してつらかったけれど、水分とナトリウムの重要さを学ぶ良い機会になった。 下山は薬師岳から中道コース。 こちらはドンドコ沢コースよりも雪深く、急坂のために踏み抜きトラップが多すぎて、体力をがっつり奪われた。 久しぶりにつらい下りだった。 林道から青木鉱泉へのショートカットは、前回無かった「近道」の看板があったので、その看板を信じて沢に行ってみたら、木の橋が架かっていた。これでかなりショートカットできるので嬉しい。 二日酔いの課題は残しつつ、久しぶりの酒飲み山行は楽しかった。 少しガスが出ていたので、ルートから見ることができる景観がわからなかったのは残念だったけれど、残雪登山を満喫しました 【コースタイム】 5/18 06:00 青木鉱泉 07:30 南精進ノ滝 08:10 鳳凰ノ滝 09:10 白糸ノ滝 09:50 五色ノ滝 10:13 11:20 鳳凰小屋 12:35 13:30 地蔵岳 13:55 14:25 鳳凰小屋 5/19 05:35 鳳凰小屋 06:35 鳳凰小屋分岐点 07:05 観音岳 07:35 薬師岳 07:40 08:27 御座石 10:35 中道登山道入口 11:17 青木鉱泉

鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 青木鉱泉。駐車料金を払おうと思ったら営業前だったので、下山後に支払うことにして、玄関前にあるポストに登山届を提出して出発
青木鉱泉。駐車料金を払おうと思ったら営業前だったので、下山後に支払うことにして、玄関前にあるポストに登山届を提出して出発
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 青木鉱泉からしばらく沢の右岸を歩きますが、途中から沢を離れ登山道へ。沢ルートらしくトラバース道が続きます
青木鉱泉からしばらく沢の右岸を歩きますが、途中から沢を離れ登山道へ。沢ルートらしくトラバース道が続きます
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 南精進ノ滝。雪解け水で水量も多く迫力があります
南精進ノ滝。雪解け水で水量も多く迫力があります
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 鳳凰ノ滝。少し遠いところにあってわかりにくいですが
鳳凰ノ滝。少し遠いところにあってわかりにくいですが
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 U字になった谷へ落ち込む滝は鳳凰の姿のように見える
U字になった谷へ落ち込む滝は鳳凰の姿のように見える
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 鳳凰ノ滝からは長い急登
鳳凰ノ滝からは長い急登
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 白糸ノ滝
白糸ノ滝
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 白糸ノ滝を過ぎたあたりから積雪が見られる。ノーアイゼンで問題なし
白糸ノ滝を過ぎたあたりから積雪が見られる。ノーアイゼンで問題なし
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 五色ノ滝。落下点には地蔵岳山頂に負けない立派な雪のオベリスク!笑
五色ノ滝。落下点には地蔵岳山頂に負けない立派な雪のオベリスク!笑
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 五色ノ滝は落下点の直下まで近づくことができます。なかなかの迫力
五色ノ滝は落下点の直下まで近づくことができます。なかなかの迫力
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 巨大アメーバモンスターの様な
巨大アメーバモンスターの様な
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 五色ノ滝を登り詰めた先にある平。突然この光景に遭遇するので樹林帯とのギャップに驚きます。中央奥に見えるのは地蔵岳
五色ノ滝を登り詰めた先にある平。突然この光景に遭遇するので樹林帯とのギャップに驚きます。中央奥に見えるのは地蔵岳
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 このあたりから雪深く、雪上を歩きますが、沢もしっかり流れているのでうっかり沢の上の雪を踏み抜いて落ちないように注意
このあたりから雪深く、雪上を歩きますが、沢もしっかり流れているのでうっかり沢の上の雪を踏み抜いて落ちないように注意
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 鳳凰小屋。テン場は8割方積雪がありましたが、雪の無い空いているスペースにテントを設営。ビールを飲みながら大休止
鳳凰小屋。テン場は8割方積雪がありましたが、雪の無い空いているスペースにテントを設営。ビールを飲みながら大休止
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 テントに荷物をデポして身軽になって地蔵岳へ。登りはノーアイゼンで問題なし
テントに荷物をデポして身軽になって地蔵岳へ。登りはノーアイゼンで問題なし
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 地蔵岳直下の砂礫箇所に積雪はなく、夏道と同じく砂地獄を楽しめます
地蔵岳直下の砂礫箇所に積雪はなく、夏道と同じく砂地獄を楽しめます
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 すぐ目の前にあるけれど、急傾斜と砂でなかなか距離が縮まらない
すぐ目の前にあるけれど、急傾斜と砂でなかなか距離が縮まらない
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 地蔵岳。折角なので、登れるところまで行ってみましたが、最後のひと登りは危険を感じたので早々に退散
地蔵岳。折角なので、登れるところまで行ってみましたが、最後のひと登りは危険を感じたので早々に退散
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 観音岳方面。稜線上の積雪は少ない
観音岳方面。稜線上の積雪は少ない
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 翌朝。低い陽光を浴びながらのスタート
翌朝。低い陽光を浴びながらのスタート
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 残雪深いですが、早朝は締まっており踏み抜きなどはなく、アイゼンを効かせながらひたすら登る
残雪深いですが、早朝は締まっており踏み抜きなどはなく、アイゼンを効かせながらひたすら登る
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 鳳凰三山主脈稜線に出ました。稜線上はほとんど積雪が無かったのでアイゼンを脱ぐ。ここから薬師岳まではノーアイゼンで問題なし。
ただ、稜線に出たあたりから体調に異変があり、呼吸が苦しくなる
鳳凰三山主脈稜線に出ました。稜線上はほとんど積雪が無かったのでアイゼンを脱ぐ。ここから薬師岳まではノーアイゼンで問題なし。 ただ、稜線に出たあたりから体調に異変があり、呼吸が苦しくなる
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 地蔵岳方面
地蔵岳方面
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 西側(南アルプス側)はずっとガスがかかっていたけれど、突如ガスが晴れて北岳が岩間から見えました
西側(南アルプス側)はずっとガスがかかっていたけれど、突如ガスが晴れて北岳が岩間から見えました
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 大急ぎで岩稜を登り詰めたら、白根三山、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳が眼前に
大急ぎで岩稜を登り詰めたら、白根三山、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳が眼前に
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 観音岳。稜線に出てから心肺が苦しく、フラットなところでも歩いているだけで息切れしてしまう状態に陥る。ここで少し長めの休憩
観音岳。稜線に出てから心肺が苦しく、フラットなところでも歩いているだけで息切れしてしまう状態に陥る。ここで少し長めの休憩
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 薬師岳への稜線歩き。脱水症状で血流循環が悪くなっている可能性があるという同行者の助言を得て、水分とナトリウムを補給し、血液の循環負担を減らすべく腕を前で組みながら歩いたら、驚くほど呼吸が楽になりました
薬師岳への稜線歩き。脱水症状で血流循環が悪くなっている可能性があるという同行者の助言を得て、水分とナトリウムを補給し、血液の循環負担を減らすべく腕を前で組みながら歩いたら、驚くほど呼吸が楽になりました
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 薬師岳。着いた時はガスに包まれて視界はほとんどありませんでしたが、ガスが晴れるタイミングで撮影
薬師岳。着いた時はガスに包まれて視界はほとんどありませんでしたが、ガスが晴れるタイミングで撮影
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 山頂でアイゼンを装着して、中道ルートを下る
山頂でアイゼンを装着して、中道ルートを下る
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 急登&踏み抜き地獄で、一歩一歩に体力を使う。標高が高いうちはまだ雪が締まっていたけれど、高度を下げるにつれて踏み抜きまくり
急登&踏み抜き地獄で、一歩一歩に体力を使う。標高が高いうちはまだ雪が締まっていたけれど、高度を下げるにつれて踏み抜きまくり
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 御座石。広角レンズでも収まりきらず
御座石。広角レンズでも収まりきらず
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 このあたりから積雪が少なくなってきたので、アイゼンを脱ぐ
このあたりから積雪が少なくなってきたので、アイゼンを脱ぐ
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 長いクマザサ群生地帯を抜けて、中道の登山口へ
長いクマザサ群生地帯を抜けて、中道の登山口へ
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 ここから青木鉱泉までは林道歩き。丹沢・奥多摩では終わった新緑がこのあたりではまだ見られる
ここから青木鉱泉までは林道歩き。丹沢・奥多摩では終わった新緑がこのあたりではまだ見られる
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 以前に通ったときに沢を渡れなかったので、青木鉱泉へのショートカットは期待していなかったけれど、ショートカットポイントに前回は無かった近道の看板が!
以前に通ったときに沢を渡れなかったので、青木鉱泉へのショートカットは期待していなかったけれど、ショートカットポイントに前回は無かった近道の看板が!
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 試しに沢まで行ってみると、木の橋が架けられていました。なるほど、あの近道も看板があるときは橋があるのですね。前回は台風の直後だったこと、秋口だったことから、橋が流出してそのままだったのでしょう
試しに沢まで行ってみると、木の橋が架けられていました。なるほど、あの近道も看板があるときは橋があるのですね。前回は台風の直後だったこと、秋口だったことから、橋が流出してそのままだったのでしょう
鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳 一つ目の沢は橋が架かっていますが、もう一つ沢を越える必要があります。そちらは橋が架かっていないので渡渉ポイントを探すことになります。
この写真の大石を使いながら渡渉しました
一つ目の沢は橋が架かっていますが、もう一つ沢を越える必要があります。そちらは橋が架かっていないので渡渉ポイントを探すことになります。 この写真の大石を使いながら渡渉しました

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。