前ケ岳-2019-05-17

以前一度だけ登ったことのある小前ケ岳。 梅雨前に前ケ岳にGO!と飲み会の席で盛り上がったものの登山ルートが誰もわからずおぼろげな記憶と地図と携帯頼りに本番当日を迎えることに。 この日のために連日残業をこなして有休取得にて決行。なんとか都合がついたメンバーは2名。ま〜なんとかなるでしょう。 登山口まで繋がる林道？路網？もいつのまにかキレイに工事がされており益々記憶とかけ離れた状況からのスタートとなりました。 前ケ岳は安達太良山の手前にある超マイナーな山。入り口こそ整備されていたものの、一歩山に入ると登山道も整備されてなく野生の王国と化した手付かずの原生林を楽しめる。と同時に動物の気配に満ちた雰囲気もビリビリ伝わる登山道兼獣道を歩くこと約２キロ。この区間はクマのツメ跡やネグラなどが見放題。一刻も早く通り抜けたい気持ちとは裏腹に前回痛めたカカトの靴擦れのキズが開いてペースアップは断念。覚悟を決めつつ歩くと突如ガレ場が現れた。ようやく小前ケ岳山頂に出られた。 小前ケ岳のガレ場は見晴らしも良く森林とは違った爽やかな風が吹き抜け、危険地帯も無事通過出来た安心感からテンションもアップ。 ここまでで一番いい瞬間だったところで職場から仕事の電話が(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 気持ちを切り替えて、目指すは前ケ岳山頂！実は前ケ岳山頂まで行ったことのある人の話を聞いたことがない。 今回のルートでは小前ケ岳の奥にあるのが前ケ岳。普通は小前ケ岳山頂が終点のような雰囲気。奥にある今回本命の前ケ岳は山頂まで鬱蒼と茂った雑林で覆われ人を遠ざけるようなオーラを感じる。 あと500mほどで前ケ岳なのだが、側から見ても見晴らしのいい山頂でないのは確か。どーしよう。んー迷う。行ってみたら意外と見晴らしのいい山かもって期待して再出発！ やっぱガサ藪に遮られ、道なき藪を悪戦苦闘の末に前ケ岳山頂に到着。予想は的中。 山頂には特別な物もなく見晴らしも効かないところでしたが達成感は満たしてくれたいい山でした(^ ^) 前ケ岳山頂では眺望はきかなかったものの、前ケ岳までのルートには人が近寄らないからこそ見られる不思議な紋様がありました。安達太良山の噴火で飛ばされた噴石が雨風で流されて線状に並んでいたのです。 やっぱどこの山には何かしらの魅力は秘められてるもんだな〜と一人で納得しながら早々と人界に下山。 下山中も動物の足音やら気配やらを感じてはいましたがやっぱりありました！超大型の足跡が🐾🐾🐾🐾。こんな大きいヤツに遭遇しなくてよかったよかった。 初めて足を踏み入れた前ケ岳。なんとなく2回目はないかな〜。行っても小前ケ岳までかな。