尾鷲道

木組み峠から２０分ほど行くとまた新木組峠なるものが出て来た。 コブシ、マブシ、などややこしい道標がある道である。 延々とトラバースし、又口峠でこの日初めての登山者と出会った。 聞けば、地蔵峠から登ってきて、適当にピストンして帰るという。 この方達以外は誰も会わず、私達だけの貸し切りでした。 地蔵峠と古和谷分岐に到着、散々どちらにするか迷ったが、 一人足の調子が悪いので、早く降りられる地蔵峠に進む。 クチスボダムまで歩くのも大変だし、地蔵峠のほうは、水無峠まで歩けば タクシー会社の方が行けるよと言って下さってたのでそちらにかける。 地蔵峠は真下に降りる様な、劇下り。慎重に行けば何ら問題はない。 車止めゲートまできつい日差しの中進み、タクシー会社に電話する。 行きたくないけど、行きますわ？と言って下さる。 私達も道が石だらけなので、舗装してある水無峠までひたすら林道歩き。 ガタガタの石だらけの道は辛いけど、一日の感想を話し合ったり、 途中の色んなコース案内、登山口を見ながら、水無峠、水無峠と足を進める。 水無峠はまた見晴らしが良く、絶景スポットでした。 タクシーが来るまで景色を堪能し、ゆっくりと休憩。 タクシー来て貰えなかったら、後１０キロ歩行！！。 来て下さった時は、本当にホッとしました。 かなり余裕を持って時間を取っていたので、帰りの電車まで時間あるし、 おとと市場に寄って頂く。 ご褒美とばかり、美味しい海の幸に舌鼓。 山行中、皆弁当の半分も食べていなかったので、堪能しました。 とっても美味しかったです。 まだ何時間もかけて帰宅なので、松阪まで居眠りばかり・・・ 帰宅できたのは九時回っていました。 事故もなく、楽しく一日を終えられた事に、感謝です。 感想として、オレンジテープが親切過ぎて、結局テープだけを見て歩いた のは反省です。 そして、ここは尾根をたどり行く方がずっと楽しいと思います。 大台ヶ原センターでは、管轄が違うと何の情報も得られませんでした。 全て事前に調べて行かないとだめですし、 奥深い山なので何かあると、大変だと痛感しました。