活動データ
タイム
11:00
距離
21.1km
のぼり
2001m
くだり
2044m
活動詳細
すべて見る連休中は4日に嫁の実家の会津に行って、5日に磐梯山に登る予定なので、GW後半は丹沢に行く予定がなかったのですが、1日にいつもの仲間がキュウハ沢方面に行くとのことで、横浜南部のメンバーもいることから、自分が車を出さないと難義しそうだし、久しぶりに皆と会いたかったから、「あまり厳しくないルートなら付き合いますよ」と言っておいたら、「大丈夫、VR慣れした人なら全然問題ないから」と言われて行くことにしました。でも、悪魔のささやきでした(^∇^)b 塩水橋の駐車スペースは、今の時期すぐに埋まってしまうので、朝5時に道の駅清川に待ち合わせ、6時には歩き始められるようにしました。ルートは本谷林道を進んでキュウハ沢沿いに進み、いくつか堰堤を超えて戦闘機エンジンを見学。その後で沢登り組3人と巻き組3人に分かれ、自分らは滝を高巻き、大滝の手前の沢の出合いで待ち合わせることにしました。高巻きルートもかなり危ない個所もありましたが、沢組よりも全然早くその出合いに到着して待っていると、この沢はかなり厳しい岩の狭まった個所が多く、悪いことに金曜の雪や、その後の雨の影響で、水量がかなりのものでした。沢組を待つこと30分余り、やっと登ってきた彼らは、上から見ていてどうやってこっちに来るのだろうと思えるほどハードなところを何とか登って這い上がってきたのにはびっくりですが、その先でも大滝から全部の滝を巻かずに直登したそうです。自分にはとても無理です。で、巻き組はそこから沢沿いに進んで滝だけを高巻くのは水量から見てとても無理とのことで、出合いから間の尾根を登って竜ヶ馬場に登りました。 軟弱な選択と思いきや、これがまた疲れる直登Onlyなハードな登りで、えらく疲れました。その尾根は竜ヶ馬場東尾根と呼ばれるところで、のっけから厳しい勾配の登りがずっと続く感じ。こんな勾配なら、沢組はしばらくそう勾配のきつくない沢を奥まで進んでから、最後の詰めがものすごい急角度になるんではないかなと思いましたが、実際尾根から見る沢の正面も左岸側の壁もとても登れそうな感じではないように思えました。 竜ヶ馬場の直下には熊笹地帯の幅広尾根が続きますが、そこでまさかのヒルに遭遇。キュウハ沢入口でもうヒルがたくさん待ち構えていて、足早に通り抜けましたが、1500m近いところにもいたのにはビックリ。東丹沢はもうヤツらのお祭りが始まったみたいです。 沢組とは丹沢山山頂で待ち合わせていましたが、昼食を取って、みやま山荘でコーヒーを飲んでゆっくりしていてもやってきません。あの水量ですから、多分時間が掛かって途中からエスケープしたのだろうと判断し、午後2時に下山することにしました。スマホが圏外なので連絡が取れないために、仕方なかったですが、「2時までに合流できなければ下る」みたいな取り決めをしておく必要がありましたね。ただし、沢組は熟練者と屈強なメンバーなので、事故のようなものは心配していませんでした。 下山は天狗の昼寝岩ルートで戻りましたが、ここもかなりの急斜面を下る尾根で、最後に近いところに岩盤の平坦なところがあって、確かに日差しを浴びて昼寝するにはもってこいのところでした。しかし、そこから林道への下りが問題で、岩の先はストンと落ちた崖で、左はとても登れない壁になって、右は岩肌の崖になって進めません。一度岩の上方に登ってから、北側に張り出した急な尾根をよじ登って正規の堂平ルートに出るしかなさそうです。そこも厳しい登りになりますが、特別危険なところではないです。 堂平ルートを下り切った後は雨量観測所の裏のショートカットルートを使わず、延々と塩水林道を歩きましたが、あっちは多分ヒルまみれでしょうね。 何とか歩き切って駐車場に到着してしばらくすると、沢組のミックさんが一人で下ってきました。他の二人はどうしたのかなと思ったら、youさんが本谷橋まで来てスマホを落としたのに気付き、蜘蛛ヶ淵径路の入口付近まで戻って探しに行ったとのこと。荷物を置いて探しに戻ったので、dimeifuさんが荷物番になって向こうで待機していたらしいですが、スマホは無事に見付かってにっこり戻ってきました。 ところで、沢組はあの水量のキュウハ沢を巻かずに全部の滝を直登したそうです。最近ロッククライミングやボルダリングで鍛えているyouさんが先頭を突き進んでガンガン登ったそうですが、足を痛めていたのに物凄いパワーですね。沢組はもちろん、尾根組も爽やかにたっぷりと疲れてこの日の山行を終えましたが、中一日で磐梯山を登るのは大変そうだなと思いました(^∇^)v 【コース状況】 キュウハ沢への径路は入口からすぐにヤマビルがウニョウニョ湧き出てきて驚きました。もう出てきているのかとがっかりしましたが、その後はしばらく見かけませんでした。戦闘機エンジンまでは堰堤をいくつか越えないといけませんが、最初は高巻き、次は河原沿いに進んで堰堤に設けられたはしごを使う形です。そっちは高巻きできなくなって、上に進むと懸垂下降を余儀なくされてしまいます。エンジンの後も堰堤を一つ越えますが、そこから先が沢本番になります。高巻きは右岸からになりますが、結構厳しいところの登りになります。上に出て岩の尾根になったところを登りますが、幸いロープが掛けられていて何とかなります。その先で右にトラバースする踏み跡がありますが、そこも大変狭くて危険です。 キュウハ沢と手沢の出合いはゆったりくつろげますが、その中間尾根が竜ヶ馬場東尾根で、急勾配がずっと続きます。途中低木の枝がウザいもじゃもじゃ地帯もありますが、基本的に一本尾根で道迷いはないでしょう。上の方で熊笹の幅広尾根になりますが、踏み跡が何とかありました。ただし、山頂に近いところはもう何もなく、歩きやすそうなところを適当に登るしかなくなります。また、その途中でまさかのヒルに遭遇しましたので、上の方に来たからと言って気を緩めない方が良いかも。 丹沢山からの天王寺尾根分岐までは一部鎖場がありますが、新たなはしごも架けられていて、何も問題なく歩けます。 天狗の昼寝岩ルートも基本的に一本尾根なので、急勾配が続きますが下の方まで道迷いの心配はないでしょう。しかし、最後の等高線が詰まった下りは、見たところかなり厳しそうで、そのまま林道には下降できそうもありません。ですから、左側に逸れるようにして下って行きますが、そこに天狗の昼寝岩があります。ただし、そこからの下降も切り立った崖なので無理ですから、少し後ろに登り返すようにして、堂平ルートの脇から延びる急な尾根に取り付いて正規ルートに合流する必要があります。手を使っての登りを強いられますが、バリルートでは想定内の範囲です。 堂平ルートではヒルには遭遇しませんでしたが、いかにもいそうな雰囲気ですから、これからの季節は忌避剤が不可欠です。
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