二上山から大和葛城山縦走-2019-05-07

2019.05.07(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 22
休憩時間
27
距離
17.6 km
のぼり / くだり
1855 / 1793 m

活動詳細

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今日は絶好の登山日、天気良く気温も高すぎない。 二上山から葛城山まで縦走した。帰りは葛城山ロープウェイ最終便に設定したので時間管理が大変だ。 計画目的は2つ。 1、二上山からの葛城山頂上まで縦走する。 2、野鳥に手のせ餌やり(皆やってるあれ)がしたい。素焼きのナッツ類充分準備した。 場所的理由 二上山は大和朝廷内戦(壬辰の乱)以後に続く皇位継承者争いの犠牲者を頂く山であり、古墳群へ墳墓の石材である凝灰岩を産出したやまである。また大和三山を俯瞰できる山でもあったので、私の近頃の皇位継承と改元から紐付けされてきた興味深い歴史を身を持って語っている場所と謂える。 移動の状況 公共交通を利用して、8時に二上山駅をスタート した。二上山麓の枝垂れ桜の古木の美しいお寺専称寺や春日社で安全祈願をした後、車音騒がしい国道165号跨ぐ陸橋を渡ると水道巨大タンクとゴミ廃棄自動警告システムの怒鳴る音に驚きながら登山道沿っていく。眼下に遭遇するのが新池、ここの大きな錦鯉と遊ぶ時間も惜しんで二上山道の傾斜が始まる普通の山道だ。雄岳で大津皇子の墓と横の経塚に礼拝し一旦引き返し雌岳に向かう。見晴らしのいい雌岳には三角点や日時計、それに山の日やらライオンズ倶楽部やらの石碑が列んでいた。前日国見の為に行った、大和三山がこの雌岳山頂から良く俯瞰できた。 ここで昼飯にしたいという同行者をまだ早いと説き伏せて、岩屋へと下る。これで恐ろしくも、私は食い物の恨みを買ったらしい、この後暫く機嫌が悪い同行者だった。岩屋峠に着いて一休みすると縦走の道草になるからと、岩屋に行きたがらない。そんな同行者を促して下ると僅かな距離の目と鼻の先に、西暦700年代の重要史跡岩屋が在った。中将姫穴居跡と言われるこの岩屋は、あの蓮繊維の當麻曼荼羅(国宝)を織れるような場所ではなく、単なる伝承であろうと感じた。むしろ、修験道仏教の役行者の籠もった場所、靡きの窟の雰囲気をそのまま感じた。 続いて岩屋から岩屋峠にもどり、後はひたすらダヤモンドトレールのルート上を大和葛城山をめざして南下すると、大阪と奈良を結ぶ奈良時代からの官道、竹内街道(現代の国道166号線)を渡る。この道を壬辰の乱の兵士が通り、遣唐使の使節団が通った姿が昔々有った。其処を今は私が横断する。 ここに関所(鶯の関)が設けられていたわけだが、絶好の場所を見逃さない人の知恵だろう。今は、自由に通って、長くも短い歴史の流れを肌で感じれる。これも、山行きの魅力だろうと思った。 竹内峠から平石峠へ向けてひたすら登山道ダイヤモンドトレールを行く。金剛砂でなくほんとうにダイヤモンド採れると良いのだがなどと言ったりしながら、時々山野草の写真を撮りとり歩く。 1000万年前まで火山だった二上山はサヌカイト(石器材)と金剛石と凝灰岩の山で植物叢はあまり豊かではなかったが、コニーデ火山にわかれて中央構造線断層帯の造山活動で出来た金剛山地にはいると一変する。地形と植生が変化していくのが分かる。 植物の種類が多いので山行きが、いつか写真家に2人とも変身した。道端のあちこちで屈み込んで、撮影する。当然歩みが進まず、葛城山へ縦走の目的達成が少々心配になってくる。下山は午後5時の最終ロープウェイを計画している。それまでは葛城山頂上を踏まなければ今回の計画が完了しない。 もう一つの目的野鳥の手乗り餌やりは、もうこの時点では諦めていた。 鳴く鳥は鶯の声ばかり、声七変化も充分にきいた恋の囀りはこの時期盛りだった。山雀らしき声はほとんど聞こえない、充分に春は食事にありついているのだろうから。今度はもう少し寒い時期に試みよう。なので残るミッションは葛城山頂上まで行こうということ。 平石峠までは遠く感じた、保安林中の山道でビールを呑んで一時カロリー補給する、それでほろ酔いで歩く、動けばエネルギー消耗をする。大分お腹のすいた頃でも行動しながら食べると言い張る同行者を説得して、昼食タイムとなったのは13時40分だった。平石峠を次の中間まで過ぎた頃、ちゃんと留まって食事をする。20分で終わる予定を心の中で立てたが、結果的に15分超過して35分間かかった。片付けて14:15に岩橋山手前800mを後半のスタートにした。 お腹に必要なものが入ると、元気になるものだ。 さっさと足も運んで行くが、気を引く花など見つけると写真をとる。順調に14:31分岩橋山~15:29分富高山~持尾辻と進んでいく。 工程表示の標識が、葛城山頂上と他の組合せの文字に変わってくる、持尾辻辺りから、傾斜も急激に感じるようになってくる。こうなると上り下り共に木の階段の出現率が高くなって、足の関節に負担が増してくる。トレッキングポールに活躍を願いつつ上ったり下りたり、度々の無駄な工程にもかかわらずに、ひるまず進でいく。山頂が近いのだろう階段は多いが1kmの距離 。少ないが、1.4km の標示がでる。時間もないので当然階段の多いが400m短距離を選択した。これがなかなかの手強さだ。同行者の嘆きが聞こえてくること度々。それでも喋ってる内は元気な印と思っていた。 階段地獄に耐えて、アンテナシステムの見える丘に到達すると、平坦な道に変わってほっとする。休むことなく先行する同行者を追って葛城山頂上へ向かう。自動販売機のコーナーを右に折れると芝生のいつも見かけるあの頂上部に導入の細道を急激な傾斜 道である。最後の踏ん張りと立ち向かう。もう同行者が着いて石の壇上で右手を上げていた。眩しくてに後光が丸く白かった。 丁度傾いた太陽と、上げた手が重なっていたのだ。 お決まりの頂上部での記念写真・証拠写真を撮影し時間を惜しんでロープウェイ駅へ、今きた急な坂を下る。1分勝負の歩行である。駅近に近づき来ると連休中に列整理に使ったと思えるロープ張りと待ち時間表示が見えた。同行者が先に滑り込んで切符を買う、自分用も頼んで先に改札に入る。ロープウェイ最終便にまだ時間は3分程ある、間に合ったのだ。 ロープウェイのゴンドラに乗り込んで、暫く待って発車の合図だ、出発した。 計画の予定表は実行出来た、充実感が湧いた。 ゴンドラ内から、下り行く先の景色が美しい。下を見下ろすと石楠花の花盛りだ、まるで雲の上に居るみたいに見える。そう我ら彩雲国の上を飛んでいるのだ。 葛城山ロープウェイ下から奈良交通バスに乗り途中で気付いて、櫛羅停留所でヤマップを停止した。 近鉄御所駅で下車し、すぐに電車が来たので乗ると尺土で乗り換える。ここで少しの待ち時間が有ってちょうど良い。今日の行程の山影が西の空にあった。この尺土駅のプラットフォームから見えるのだ。 二上山から遂さっき降りた葛城山までの山の端が西に傾く太陽の光にシルエットになっている。あれを一歩ずつ二人で行った事は事実としてそうなんだ。誇らしい事だ。 目標50%達成。 良しとしよう。相手の有ることだし。 年年歳歳 花相似たり 歳歳年年 人同じからず 今日精一杯頑張った。 この先、人は変わっていくだろうが、山々花々の自然はいつまでもかわらずに、あってほしい。

金剛山・二上山・大和葛城山 スタート
8:04二上山駅少し進んだ所
スタート 8:04二上山駅少し進んだ所
金剛山・二上山・大和葛城山 道端に花
アヤメでしょう。
道端に花 アヤメでしょう。
金剛山・二上山・大和葛城山 お寺専称寺
境内の枝垂れ桜ですが、今は若葉に成っています。
お寺専称寺 境内の枝垂れ桜ですが、今は若葉に成っています。
金剛山・二上山・大和葛城山 せんしょう寺のまえ説明
11面観世音菩薩立像(平安時代中期)
せんしょう寺のまえ説明 11面観世音菩薩立像(平安時代中期)
金剛山・二上山・大和葛城山 春日社
登山前の安全祈願
春日社 登山前の安全祈願
金剛山・二上山・大和葛城山 春日社境内
神武天皇遙拝何を遙拝したのでしょうか。伊勢神宮かな。
春日社境内 神武天皇遙拝何を遙拝したのでしょうか。伊勢神宮かな。
金剛山・二上山・大和葛城山 国道跨ぎ陸橋
陸橋上からR165号線を覗く。南側葛城山方向。
国道跨ぎ陸橋 陸橋上からR165号線を覗く。南側葛城山方向。
金剛山・二上山・大和葛城山 水道巨大タンク
横にゴミ廃棄自動監視システムが人が通ったら警告を喋っていました。ビックリしますその後で気分良くありません。
水道巨大タンク 横にゴミ廃棄自動監視システムが人が通ったら警告を喋っていました。ビックリしますその後で気分良くありません。
金剛山・二上山・大和葛城山 二上山上の池登山口
水タンクをすぎ登山道へ
二上山上の池登山口 水タンクをすぎ登山道へ
金剛山・二上山・大和葛城山 新池
登山道横の池に大きな錦鯉が此方に向いて来ますが、遊ぶ時間余裕は有りません。
新池 登山道横の池に大きな錦鯉が此方に向いて来ますが、遊ぶ時間余裕は有りません。
金剛山・二上山・大和葛城山 ツクバネウツギ
ツクバネ空木のはな。羽子板のつくばね状の種子が付く。
ツクバネウツギ ツクバネ空木のはな。羽子板のつくばね状の種子が付く。
金剛山・二上山・大和葛城山 銀峰の標識
地図のピーク位置と大分離れた位置に有ります。
修正が必要でしょう。
銀峰の標識 地図のピーク位置と大分離れた位置に有ります。 修正が必要でしょう。
金剛山・二上山・大和葛城山 同じ位置に銀峰表示
何故でしょうか。
同じ位置に銀峰表示 何故でしょうか。
金剛山・二上山・大和葛城山 登山道
この後葛城山まで幾つの木階道を越えることになるのか予想以上だったのだが、この時点では普通に考えていた。登ったり降りたりすごかった。特に葛城山近くとなると階段地獄になった。まだ下りは楽だが上りは辛い。
登山道 この後葛城山まで幾つの木階道を越えることになるのか予想以上だったのだが、この時点では普通に考えていた。登ったり降りたりすごかった。特に葛城山近くとなると階段地獄になった。まだ下りは楽だが上りは辛い。
金剛山・二上山・大和葛城山 二上山雄岳頂上近く
大阪側展望
PL の塔も白く見えます。
二上山雄岳頂上近く 大阪側展望 PL の塔も白く見えます。
金剛山・二上山・大和葛城山 木の実?
もう木の実が有ります。
何か、は不明です。
木の実? もう木の実が有ります。 何か、は不明です。
金剛山・二上山・大和葛城山 雄岳山頂温度
10℃でした。
雄岳山頂温度 10℃でした。
金剛山・二上山・大和葛城山 二上山雄岳
山頂三角点は有りませんが温度計は2つ有ります。日に少し当たってる方は1℃高い。
二上山雄岳 山頂三角点は有りませんが温度計は2つ有ります。日に少し当たってる方は1℃高い。
金剛山・二上山・大和葛城山 二上山雄岳山頂517m
三角点は有りません。
二上山雄岳山頂517m 三角点は有りません。
金剛山・二上山・大和葛城山 葛城坐二上神社
かつらぎにいますふたかみのやしろ
と読むらしい。
雄岳山頂517m。中には木が植ってありました。
葛城坐二上神社 かつらぎにいますふたかみのやしろ と読むらしい。 雄岳山頂517m。中には木が植ってありました。
金剛山・二上山・大和葛城山 神社中央の木
神社中央の木
金剛山・二上山・大和葛城山 神社真横
葛城経塚28宿中26番
神社真横 葛城経塚28宿中26番
金剛山・二上山・大和葛城山 経塚内
経塚内
金剛山・二上山・大和葛城山 雄岳から空を見る天気いいですね。
雲が飛び飛びに4っ湧いてます。大津皇子墓のある二上山雄岳にはこのような事もあった飛鳥時代。大津皇子は磐余池で自害させられ  24歳
辞世の歌
「ももづたふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ」
雄岳から空を見る天気いいですね。 雲が飛び飛びに4っ湧いてます。大津皇子墓のある二上山雄岳にはこのような事もあった飛鳥時代。大津皇子は磐余池で自害させられ 24歳 辞世の歌 「ももづたふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ」
金剛山・二上山・大和葛城山 雌岳山頂
474m
雌岳山頂 474m
金剛山・二上山・大和葛城山 雌岳の三角点
雌岳の三角点
金剛山・二上山・大和葛城山 雌岳頂上
日時計は10時過ぎを示していました。正確です。
雌岳頂上 日時計は10時過ぎを示していました。正確です。
金剛山・二上山・大和葛城山 時刻
10時14分までは分からないけども、正しい影の位置です。
時刻 10時14分までは分からないけども、正しい影の位置です。
金剛山・二上山・大和葛城山 急いでいて行かなかったが
雄岳のことを語っておこう。
雄岳には大津皇子の墓がある。大津皇子は大海人皇子(天武帝)と天智帝の長女の間の子である。天武帝が崩御すると天智帝の子である川島の皇子(天智の子)の密告によって草壁皇子を次の天皇にしたい持統(草壁の母)により密告の次の日に自害させられる。優秀であった人材は謂われのない罪を着せて殺す24歳。妃の山辺の皇女は裸足で髪を振り乱して駆けつけ同日殉死した。そして姉が歌う 「うつそみの人なる我や明日よりは二上山を弟と我が見む」
急いでいて行かなかったが 雄岳のことを語っておこう。 雄岳には大津皇子の墓がある。大津皇子は大海人皇子(天武帝)と天智帝の長女の間の子である。天武帝が崩御すると天智帝の子である川島の皇子(天智の子)の密告によって草壁皇子を次の天皇にしたい持統(草壁の母)により密告の次の日に自害させられる。優秀であった人材は謂われのない罪を着せて殺す24歳。妃の山辺の皇女は裸足で髪を振り乱して駆けつけ同日殉死した。そして姉が歌う 「うつそみの人なる我や明日よりは二上山を弟と我が見む」
金剛山・二上山・大和葛城山 大和三山
いい天気で三山が見えます。
大和三山 いい天気で三山が見えます。
金剛山・二上山・大和葛城山 太陽の道
北緯34°32分に並ぶ遺跡・寺院の列が有り(長谷寺、室生寺、箸墓古墳、伊勢斉宮跡)ほぼ一直線上に並ぶ太陽信仰があったとの説がある。
二上山雌岳には展望良く日の時計が設置されていた。
太陽の道 北緯34°32分に並ぶ遺跡・寺院の列が有り(長谷寺、室生寺、箸墓古墳、伊勢斉宮跡)ほぼ一直線上に並ぶ太陽信仰があったとの説がある。 二上山雌岳には展望良く日の時計が設置されていた。
金剛山・二上山・大和葛城山 山の日
8月11日国民の祝日

大阪府知事が太田房江の時代だったんだ。
11月第2土曜日大阪府の山の日
7月第3月曜日奈良県の山の日川の日(海が無いから)
7月第3月曜日:海の日国民の祝日
山の日 8月11日国民の祝日 大阪府知事が太田房江の時代だったんだ。 11月第2土曜日大阪府の山の日 7月第3月曜日奈良県の山の日川の日(海が無いから) 7月第3月曜日:海の日国民の祝日
金剛山・二上山・大和葛城山 岩屋へ
急ごう
岩屋へ 急ごう
金剛山・二上山・大和葛城山 岩屋の1000年杉
樹齢600年、平成10年9月(1998年)台風で倒木。
1398年だと室町時代の杉だったんだ。21年で朽ちてこのような事。
岩屋の1000年杉 樹齢600年、平成10年9月(1998年)台風で倒木。 1398年だと室町時代の杉だったんだ。21年で朽ちてこのような事。
金剛山・二上山・大和葛城山 1000年杉
600年生きた杉だったんだ。その身体に触れてみたくなった。室町時代から平成まで生きて来たが、平成の御代に天災の多かったことを物語っている。
1000年杉 600年生きた杉だったんだ。その身体に触れてみたくなった。室町時代から平成まで生きて来たが、平成の御代に天災の多かったことを物語っている。
金剛山・二上山・大和葛城山 岩屋
窟と凝灰岩の3重の塔石。古色を醸し出している。よく分からない造形の姿に却って大地のパワーを感じてしまう。
岩屋 窟と凝灰岩の3重の塔石。古色を醸し出している。よく分からない造形の姿に却って大地のパワーを感じてしまう。
金剛山・二上山・大和葛城山 3重の塔石
永い歴史有りですが、一期一会です。
3重の塔石 永い歴史有りですが、一期一会です。
金剛山・二上山・大和葛城山 743年奈良時代には金剛砂が採掘されていた。
実際にはそれ以前から活用されていたのだろう。
勾玉を磨いたり孔を穿ったりしたに違いない。
743年奈良時代には金剛砂が採掘されていた。 実際にはそれ以前から活用されていたのだろう。 勾玉を磨いたり孔を穿ったりしたに違いない。
金剛山・二上山・大和葛城山 現代の人が立ってみました。
奈良時代はどんな人?
背は低め衣服は自然色自然繊維、脚はわら草履、頭は菅笠。だろうか?
現代の人が立ってみました。 奈良時代はどんな人? 背は低め衣服は自然色自然繊維、脚はわら草履、頭は菅笠。だろうか?
金剛山・二上山・大和葛城山 前の高台に何が有ったのか気になった。
前の高台に何が有ったのか気になった。
金剛山・二上山・大和葛城山 鉄柵
保護と隔離が
されています。
鉄柵 保護と隔離が されています。
金剛山・二上山・大和葛城山 この下にみず受けが有るらしい。
この下にみず受けが有るらしい。
金剛山・二上山・大和葛城山 傍らの石仏
どんな謂われが有るのか佇んでいる。いつからから?もし中将姫が継母の仕打ちに悩んで此処に来て祈ったこともあったとすれば、その時聴いた思いはどんな事。今も昔も変わらない人情と悲哀。
傍らの石仏 どんな謂われが有るのか佇んでいる。いつからから?もし中将姫が継母の仕打ちに悩んで此処に来て祈ったこともあったとすれば、その時聴いた思いはどんな事。今も昔も変わらない人情と悲哀。
金剛山・二上山・大和葛城山 現代の石碑
花崗岩製、硬そうな。
現代の石碑 花崗岩製、硬そうな。
金剛山・二上山・大和葛城山 なじまず立っている。
なじまず立っている。
金剛山・二上山・大和葛城山 1000年杉
くぐって行く。
1000年杉 くぐって行く。
金剛山・二上山・大和葛城山 こういう名前がついていた杉
こういう名前がついていた杉
金剛山・二上山・大和葛城山 道に倒れて風化する、かつての岩屋杉
道に倒れて風化する、かつての岩屋杉
金剛山・二上山・大和葛城山 岩屋
碑文  奈良時代の築造とある。
岩屋 碑文 奈良時代の築造とある。
金剛山・二上山・大和葛城山 岩屋近くの草陰にウラシマソウ(浦島草)
サトイモ科
仏炎ほうから釣り人浦島太郎のように、糸を垂らして釣りをしている景色です。
岩屋近くの草陰にウラシマソウ(浦島草) サトイモ科 仏炎ほうから釣り人浦島太郎のように、糸を垂らして釣りをしている景色です。
金剛山・二上山・大和葛城山 竹内峠の手前に咲くハルジオン(春紫菀)
街道の傍になるとアメリカからきた帰化植物が顔を覗かせます。ハルジオンの花に平田アブが飛んでいます。
竹内峠の手前に咲くハルジオン(春紫菀) 街道の傍になるとアメリカからきた帰化植物が顔を覗かせます。ハルジオンの花に平田アブが飛んでいます。
金剛山・二上山・大和葛城山 竹内峠
国道166線を横断します。
この道は奈良時代からの最初の国道で、堺の津から當麻の長尾に繋がる竹内街道であり、遣隋使に伴って渡来人達がこの道を通って都に来ている。
竹内峠 国道166線を横断します。 この道は奈良時代からの最初の国道で、堺の津から當麻の長尾に繋がる竹内街道であり、遣隋使に伴って渡来人達がこの道を通って都に来ている。
金剛山・二上山・大和葛城山 標識が道の左右に有ります
標識が道の左右に有ります
金剛山・二上山・大和葛城山 ヘビイチゴ
食べても甘くない、毒ではない。
ヘビイチゴ 食べても甘くない、毒ではない。
金剛山・二上山・大和葛城山 竹内街道
今も現役奈良時代の国道。
難波の津から近つ飛鳥(上の太子駅辺りの飛鳥)を通って明日香に繋がる道として日本書紀にも記載の街道。壬辰の乱の兵士がとうり遣隋使の使節団の通った道だ。
竹内街道 今も現役奈良時代の国道。 難波の津から近つ飛鳥(上の太子駅辺りの飛鳥)を通って明日香に繋がる道として日本書紀にも記載の街道。壬辰の乱の兵士がとうり遣隋使の使節団の通った道だ。
金剛山・二上山・大和葛城山 竹内街道
日本書紀にもある大阪堺市から奈良當麻町長尾までの道。最古の国道。
竹内街道 日本書紀にもある大阪堺市から奈良當麻町長尾までの道。最古の国道。
金剛山・二上山・大和葛城山 鴬の関があった跡
竹内峠
鴬の関があった跡 竹内峠
金剛山・二上山・大和葛城山 我おもうこころ もつきず行く春を 越さでもとめよ 鴬の関 
ヤススケオオノハハ作の歌(平安時代)
我おもうこころ もつきず行く春を 越さでもとめよ 鴬の関 ヤススケオオノハハ作の歌(平安時代)
金剛山・二上山・大和葛城山 工事で事故があったのだろうか。
工事で事故があったのだろうか。
金剛山・二上山・大和葛城山 県境の標識
県境の標識
金剛山・二上山・大和葛城山 大阪府と奈良県の境目に立ってみました
右側は東(日出るくに奈良)、左は西(日没する国 大阪府)と聖徳太子なら書簡を送るかな。
大阪府と奈良県の境目に立ってみました 右側は東(日出るくに奈良)、左は西(日没する国 大阪府)と聖徳太子なら書簡を送るかな。
金剛山・二上山・大和葛城山 岩橋山裾
竹内峠を越えて金剛山地に入る。
すると植物の種類が激変して増えます。
岩橋山裾 竹内峠を越えて金剛山地に入る。 すると植物の種類が激変して増えます。
金剛山・二上山・大和葛城山 ミミガタテンナンショウ
サトイモ科
耳形天南星とも書きます。
性転換をする今型の植物でしょうか。肥沃地で雌株になり、痩せ地で雄株。仏炎苞の下の方で隙間の有るのが雄株で、雌株は隙間がなく出られない虫は授精に寄与せず中で死ぬ。
ミミガタテンナンショウ サトイモ科 耳形天南星とも書きます。 性転換をする今型の植物でしょうか。肥沃地で雌株になり、痩せ地で雄株。仏炎苞の下の方で隙間の有るのが雄株で、雌株は隙間がなく出られない虫は授精に寄与せず中で死ぬ。
金剛山・二上山・大和葛城山 ミミガタナンテンショウ
葉に斑入りです。
ミミガタナンテンショウ 葉に斑入りです。
金剛山・二上山・大和葛城山 ミミガタナンテンショウ
斑はありません。
ミミガタナンテンショウ 斑はありません。
金剛山・二上山・大和葛城山 ムカゴネコノメ草
ユキノシタ科
ムカゴネコノメ草 ユキノシタ科
金剛山・二上山・大和葛城山 ミミガタナンテンショウ
斑入り仏炎苞が色合い色々です、切りがありません。
ミミガタナンテンショウ 斑入り仏炎苞が色合い色々です、切りがありません。
金剛山・二上山・大和葛城山 藤の花が上の方にさいてます。
藤の花が上の方にさいてます。
金剛山・二上山・大和葛城山 猩々袴の花後結実状態
早ければ花が有ったのでしょうが。
猩々袴の花後結実状態 早ければ花が有ったのでしょうが。
金剛山・二上山・大和葛城山 こんな所に三角点 
岩橋山659m
よく気が付いた私達。
こんな所に三角点 岩橋山659m よく気が付いた私達。
金剛山・二上山・大和葛城山 ホソバテンナンショウ
綺麗です。
緑の仏炎苞を持っています。白い筋がきれいです。
ホソバテンナンショウ 綺麗です。 緑の仏炎苞を持っています。白い筋がきれいです。
金剛山・二上山・大和葛城山 写真家になっています
写真家になっています
金剛山・二上山・大和葛城山 キランソウ青色
シソ科
金瘡小草とも書きます。
薬効:胃腸薬、胆石痛、高血圧、神経痛だそうです。名前の字と関係が有りそうです。
別名:イシャイラズ 、ジゴクノカマノフタ
キランソウ青色 シソ科 金瘡小草とも書きます。 薬効:胃腸薬、胆石痛、高血圧、神経痛だそうです。名前の字と関係が有りそうです。 別名:イシャイラズ 、ジゴクノカマノフタ
金剛山・二上山・大和葛城山 オオバナニガナ
キク科
苦菜とも書きます。乳液が苦い。
オオバナニガナ キク科 苦菜とも書きます。乳液が苦い。
金剛山・二上山・大和葛城山 ニガナ
キク科
苦菜とも書きます。乳液が苦く葉は食べられる。
ニガナ キク科 苦菜とも書きます。乳液が苦く葉は食べられる。
金剛山・二上山・大和葛城山 チゴユリ
ユリ科
稚児百合とも書きます。花の咲いた親株は秋に枯れるそうです。擬似一年草。悲しい世代交代です。
チゴユリ ユリ科 稚児百合とも書きます。花の咲いた親株は秋に枯れるそうです。擬似一年草。悲しい世代交代です。
金剛山・二上山・大和葛城山 平石峠
やっとのことで着きました。
平石峠 やっとのことで着きました。
金剛山・二上山・大和葛城山 三角点
万才山 472.9 m
三角点 万才山 472.9 m
金剛山・二上山・大和葛城山 万才山
ピークだったんだ。何処から見たピーク?
万才山 ピークだったんだ。何処から見たピーク?
金剛山・二上山・大和葛城山 ピークと思えないので一応タッチ確認中。
バンザーイ
ピークと思えないので一応タッチ確認中。 バンザーイ
金剛山・二上山・大和葛城山 同じくです
同じくです
金剛山・二上山・大和葛城山 ホウチャクソウ
ユリ科
宝鐸草とも書く。確かに寺院の宝鐸に似た花形だ。花は大きく開かない。
ホウチャクソウ ユリ科 宝鐸草とも書く。確かに寺院の宝鐸に似た花形だ。花は大きく開かない。
金剛山・二上山・大和葛城山 ナルコユリの蕾に見える
ナルコユリの蕾に見える
金剛山・二上山・大和葛城山 昼食タイム13:40~14:15
平石峠と岩橋山中間地点の三方向の辻で昼食とした。ロスタイムだという同行者を押しきって滞留食事とした。
昼食タイム13:40~14:15 平石峠と岩橋山中間地点の三方向の辻で昼食とした。ロスタイムだという同行者を押しきって滞留食事とした。
金剛山・二上山・大和葛城山 後処理中
オニギリと豚骨ラーメンを食べ終わってお汁をペットボトルに持ち帰る。
後処理中 オニギリと豚骨ラーメンを食べ終わってお汁をペットボトルに持ち帰る。
金剛山・二上山・大和葛城山 ラーメン完食
ラーメン完食
金剛山・二上山・大和葛城山 稚児ユリ
稚児ユリ
金剛山・二上山・大和葛城山 岩橋山頂上
三角点
岩橋山頂上 三角点
金剛山・二上山・大和葛城山 岩橋山658.6m 
頂上ですが展望は開けていません。
岩橋山658.6m 頂上ですが展望は開けていません。
金剛山・二上山・大和葛城山 深山カンアオイ
花を地面に突っ込んでいます。
深山カンアオイ 花を地面に突っ込んでいます。
金剛山・二上山・大和葛城山 ツクバキンモンソウ
シソ科
ツクバキンモンソウ シソ科
金剛山・二上山・大和葛城山 待尾辻
葛城山頂上まで3.5km
あと1時間23分でロープウェイ最終便だ。
待尾辻 葛城山頂上まで3.5km あと1時間23分でロープウェイ最終便だ。
金剛山・二上山・大和葛城山 アンテナシステム
2基ありました。後24分でロープウェイ最終便、急ぎます。
アンテナシステム 2基ありました。後24分でロープウェイ最終便、急ぎます。
金剛山・二上山・大和葛城山 水仙が今も元気
この辺りでテント張ってる男の人が居ました。
あと18分でロープウェイ最終便。
水仙が今も元気 この辺りでテント張ってる男の人が居ました。 あと18分でロープウェイ最終便。
金剛山・二上山・大和葛城山 大和葛城山頂958.6m 
到達しました。
同行者の腕に後光が光っています。
あと14分でロープウェイ最終便。
大和葛城山頂958.6m 到達しました。 同行者の腕に後光が光っています。 あと14分でロープウェイ最終便。
金剛山・二上山・大和葛城山 お決まりの山頂モニュメント
パシャリ。あと14分でロープウェイ最終便
お決まりの山頂モニュメント パシャリ。あと14分でロープウェイ最終便
金剛山・二上山・大和葛城山 葛城山頂上958.6m 
大阪の海が見えます。あと13分でロープウェイ最終便。
葛城山頂上958.6m 大阪の海が見えます。あと13分でロープウェイ最終便。
金剛山・二上山・大和葛城山 頂上記念
あと13分でロープウェイ最終便。足が痛いのに。
頂上記念 あと13分でロープウェイ最終便。足が痛いのに。
金剛山・二上山・大和葛城山 山頂近くの階段地獄に耐えてここまできました。あと12分でロープウェイ最終便。
山頂近くの階段地獄に耐えてここまできました。あと12分でロープウェイ最終便。
金剛山・二上山・大和葛城山 日陰に隠れてパシャリ。あと12分でロープウェイ最終便。
日陰に隠れてパシャリ。あと12分でロープウェイ最終便。
金剛山・二上山・大和葛城山 山頂案内板
ここには959.7m とあります。
あと12分でロープウェイ最終便。
山頂案内板 ここには959.7m とあります。 あと12分でロープウェイ最終便。
金剛山・二上山・大和葛城山 葛城山頂上からの大和三山を俯瞰できた。
あと11分でロープウェイ最終便。
葛城山頂上からの大和三山を俯瞰できた。 あと11分でロープウェイ最終便。
金剛山・二上山・大和葛城山 葛城山ロープウェイの駅に到着しました。
あと3分でロープウェイ最終便。間に合いました。なんとスリリングなること。
葛城山ロープウェイの駅に到着しました。 あと3分でロープウェイ最終便。間に合いました。なんとスリリングなること。
金剛山・二上山・大和葛城山 改札中
切符切りました。あと3分でロープウェイ最終便。の余裕でした。
改札中 切符切りました。あと3分でロープウェイ最終便。の余裕でした。
金剛山・二上山・大和葛城山 乗って帰れます。
良かった。階段では頑張った。
乗って帰れます。 良かった。階段では頑張った。
金剛山・二上山・大和葛城山 ロープウェイ最終便で下山中です。
下山時間に三山歌の説明やら額田王の恋話も有ります。良ければ動画でどうぞ。
ロープウェイ最終便で下山中です。 下山時間に三山歌の説明やら額田王の恋話も有ります。良ければ動画でどうぞ。
金剛山・二上山・大和葛城山 ロープウェイ下
石楠花が沢山咲いていました。
目を楽しませて呉れます。近鉄の志ですね。
ロープウェイ下 石楠花が沢山咲いていました。 目を楽しませて呉れます。近鉄の志ですね。
金剛山・二上山・大和葛城山 石楠花を覗きます。ドローンのように。
彩雲国の上を飛んでる。
石楠花を覗きます。ドローンのように。 彩雲国の上を飛んでる。
金剛山・二上山・大和葛城山 葛城山ロープウェイから石楠花を俯瞰
葛城山ロープウェイから石楠花を俯瞰
金剛山・二上山・大和葛城山 尺土駅に着きました。17:50
葛城山方向青空がまだきれいだ。
尺土駅に着きました。17:50 葛城山方向青空がまだきれいだ。
金剛山・二上山・大和葛城山 今日歩いた山の端を撮ってみました。
西日が傾いて隠しきれない眩しさです。
今日の行程が山の端の陰となって浮かんでいる。
今日歩いた山の端を撮ってみました。 西日が傾いて隠しきれない眩しさです。 今日の行程が山の端の陰となって浮かんでいる。
金剛山・二上山・大和葛城山 二上山雌雄のシルエットです
二上山雌雄のシルエットです
金剛山・二上山・大和葛城山 さらば二上山
優秀な故に身内に密告され、有りもしない諫言で殺された大津皇子。利用した持統天皇。
さらば二上山 優秀な故に身内に密告され、有りもしない諫言で殺された大津皇子。利用した持統天皇。
金剛山・二上山・大和葛城山 今日も1日晴れてくれてありがとう。
良い1日でした。
今日も1日晴れてくれてありがとう。 良い1日でした。
金剛山・二上山・大和葛城山 葛城山ロープウェイ
下山時間最終便に間に合って、楽でした。
葛城山ロープウェイ 下山時間最終便に間に合って、楽でした。

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